グリーンスレイド
グリーンスレイド Greenslade | |
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出身地 | イングランド ロンドン |
ジャンル | プログレッシブ・ロック シンフォニック・ロック オルガン・ロック |
活動期間 | 1972年 - 1976年 2000年 - 2003年 |
レーベル | ワーナー・ブラザース Mystic Records Angel Air Records |
公式サイト | The Greenslade Website |
旧メンバー | デイヴ・グリーンスレイド (Key) トニー・リーヴス (B) ジョン・ヤング (Key/Vo) ジェイムズ・ガムボールド (Ds) デイヴ・ローソン (Key/Vo) アンドリュー・マカロック (Ds) マーティン・ブライリー (B/G) ほか別記参照 |
グリーンスレイド(Greenslade)は、イングランド出身のプログレッシブ・ロックバンド。
元「コロシアム」の鍵盤奏者、デイヴ・グリーンスレイドを主宰に結成。ダブル・キーボード編成のギターレスバンドとして異彩を放った。1970年代に解散していたが、2000年に再始動を果たした。
略歴
[編集]1972年、デイヴ・グリーンスレイドは、コロシアムの同僚であったトニー・リーヴスのほか、デイヴ・ローソン(キーボード、元ウェブ - サムライ)、アンドリュー・マカロック(ドラム、元キング・クリムゾン - フィールズ)といった実力者を集め、ギターレスのプログレッシブ・ロック・バンド「グリーンスレイド」を結成する[1]。
1973年、バンド名を冠したファースト・アルバム『グリーンスレイド』でデビュー。年内には早くもセカンド・アルバム『ベッドサイド・マナーズ・アー・エクストラ』を発表する。ロゴやジャケット・カヴァーは、イエス関連作品で著名なイラストレーターであったロジャー・ディーンが担当。彼がデザインした6本腕の魔人は、長らくバンドのシンボルになっていった。
1974年、サード・アルバム『スパイグラス・ゲスト』をリリース[2]。カヴァー・デザイナーは一転し、フォトグラファーのキーフが務めた。コロシアムでの盟友クレム・クレムソンがゲストとして2曲でギターを弾いた。この時期からセールス的には下降気味になり、翌1975年にはリーヴスが脱退する。
ギターサウンド導入も視野に入れ、マルチプレーヤーのマーティン・ブライリー(元マンドレイク)を新メンバーに起用。SFファタジー系の芸術家、パトリック・ウッドロフがカヴァー・イラストを提供するなどテコ入れを図り、満を持して4枚目のアルバム『タイム&タイド』を発表した[3]。それでも状況は芳しくなく、翌1976年早々に解散する。
デイヴは、2000年にグリーンスレイドの再結成を企画。オリジナル・メンバーのトニー・リーヴスも参加した25年ぶり5枚目のアルバム『ラージ・アフタヌーン』を発表する。その後もバンドはライブ・アルバムをリリースするなど、ライブ活動を中心に2003年まで活動を展開した。
スタイル
[編集]バンドはギターレスという楽器編成を採用していたが、それは当時のギターレス・バンドに多く見られたキーボード・トリオ(キーボード/ベース/ドラム)ではなく、ダブル・キーボードをベースとした特異な形態で構成していた。同タイプでは「レア・バード」が先に活動しており、その流れを汲む形となっている。
デイヴ・グリーンスレイドは「当初はギターを含んだ4人編成のバンドを予定していたが、適当なギタリストがいなかったため」と明かしている。アンドリュー・マカロックも「最初はギタリストを入れるつもりだったが、プレイを重ねる内に現状でも問題がなくなっていった」と述べている。
サード・アルバムから、ギターやヴァイオリニストがゲスト参加。4枚目のアルバムでは、新加入のマーティン・ブライリーがベースとギターを兼任する等、サウンドはより多彩になった。ただしデイヴ・グリーンスレイドかデイヴ・ローソンのキーボード奏者どちらかが不在となっている曲もある。
メンバー
[編集]最終ラインナップ
[編集]- デイヴ・グリーンスレイド (Dave Greenslade) - キーボード (1972年-2003年)
- トニー・リーヴス (Tony Reeves) - ベース (1972年-1975年, 2000年-2003年)
- ジョン・ヤング (John Young) - キーボード、ボーカル (2000年-2003年)
- ジェイムズ・ガムボールド (James Gambold) - ドラムス (2003年)
旧メンバー
[編集]- デイヴ・ローソン (Dave Lawson) - キーボード、ボーカル (1972年-1975年)
- アンドリュー・マカロック (Andy McCulloch) - ドラムス (1972年-1976年)
- マーティン・ブライリー (Martin Briley) - ベース、ギター (1975年-1976年)
- クリス・コッツェンズ (Chris Cozens) - ドラムス (2000年)
- ジョン・トロッター (John Trotter) - ドラムス (2000年-2002年)
ゲスト
[編集]- クレム・クレムソン (Dave "Clem" Clempson) - ギター (『スパイグラス・ゲスト』)
- アンディー・ロバーツ (Andy Roberts) - アコースティック・ギター (『スパイグラス・ゲスト』)
- グレアム・スミス (Graham Smith) - ヴァイオリン (『スパイグラス・ゲスト』)
- バリー・モーガン (Barry Morgan) - パーカッション (『タイム&タイド』)
- ジル・マッキントッシュ (Jill MacKintosh) - バッキング・ボーカル (『タイム&タイド』)
- アン・シモンズ (Ann Simmonds) - バッキング・ボーカル (『タイム&タイド』)
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『グリーンスレイド』 - Greenslade (1973年)
- 『ベッドサイド・マナーズ・アー・エクストラ』 - Bedside Manners Are Extra (1973年)
- 『スパイグラス・ゲスト』 - Spyglass Guest (1974年)
- 『タイム&タイド』 - Time And Tide (1975年)
- 『ラージ・アフタヌーン』 - Large Afternoon (2000年)
ライブ・アルバム
[編集]- 『ライヴ’73-’75』 - Live (1999年)[4]
- 『ライヴ2001』 - The Full Edition - Live 2001 (2002年)
- 『ライヴ・イン・ストックホルム 1975』 - Live In Stockholm March 10th, 1975 (2013年)
- The Birthday Album - Live Switzerland 1974 (2016年)
シングル
[編集]- "Temple Song" / "An English Western" (1973年)
- "Catalan" / "Animal Farm" (1975年)
- "Gangsters" / "Rubber Face, Lonely Eyes" (1976年)
関連項目
[編集]- コロシアム(デイヴ・グリーンスレイド、トニー・リーヴス在籍)
脚注
[編集]- ^ プログレ温故知新 - 芽瑠璃堂
- ^ 元コロシアム デイヴ・グリーンスレイド率いるダブル・キーボード・バンドの作品群が紙ジャケ化 - CDjournal
- ^ グリーンスレイド 1975年ストックホルムでの新ラインナップによる貴重なライヴ音源が日本初CD化 - 芽瑠璃堂
- ^ GREENSLADE/Live - サード・イアー