コバノミツバツツジ

コバノミツバツツジ
コバノミツバツツジ Rhododendron reticulatum
滋賀県希望が丘文化公園(2021年4月9日撮影)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 Asterids
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
: ツツジ属 Rhododendron
: コバノミツバツツジ
R. reticulatum
学名
Rhododendron reticulatum
D.Don ex G.Don[1]
シノニム

Rhododendron farrerae

和名
コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)
品種[1]
  • シロバナコバノミツバツツジ
    R. r. f. albiflorum
  • ムギコバノミツバツツジ
    R. r. f. bifolium
  • ツクシコバノミツバツツジ
    R. r. f. glabrescens
  • ニシキコバノミツバツツジ
    R. r. f. parvifolium
  • ゲンペイコバノミツバツツジ
    R. r. f. versicolor

コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅、学名: Rhododendron reticulatum)は、ツツジ科ツツジ属落葉低木

が3枚展開するミツバツツジ類の一種で、関東地方南部から中部地方南部に分布するミツバツツジに比べて、葉が多少小さいためこの名となった。

特徴

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樹高は3m程度になる。

3 - 4月頃に紅紫色 - 淡紫色が多数咲き、里山を彩る。花は直径約3-4cm。花粉が細い糸でつながった構造をしており、昆虫の体に付着しやすくなっている。また、1本のめしべの回りを取り囲むように10本のおしべがある。花芽からおおむね1つの花が咲く。刈り込んだ後の萌芽力が強くて、日当たりが良い場所では花付きが良い[2]。学名は網目を示し、葉の裏の網目が目立つ。果実は、縦割れができる1cmほどの蒴果で、その中に1mm程度の種が200ほどできる。日本のミツバツツジ類の中で最初に学名がつけられた[3]

分布・生育地

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東は神奈川県西部。北は岐阜県飛騨地方福井県から、鹿児島県までで、日本のミツバツツジ類の中で最も幅広く分布する[2][4]。特に愛知県以西の乾燥したアカマツコナラ林などではかなり普通に見られる。

名所

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保全活動

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写真

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脚注

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参考文献

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  • 渡辺洋一、高橋修『ツツジ・シャクナゲ ハンドブック』文一総合出版、2018年、52頁。ISBN 978-4-8299-8138-2 
  • 南谷忠志、門田裕一、米倉浩司「日本産ミツバツツジ類(ツツジ科)の分類(1)」『植物研究雑誌』第93巻第2号、株式会社ツムラ、2018年4月、75-103頁、doi:10.51033/jjapbot.93_2_10849ISSN 0022-2062 
  • 南谷忠志、門田裕一、米倉浩司「日本産ミツバツツジ類ツツジ科)の分類(2)」『植物研究雑誌』第94巻第4号、株式会社ツムラ、2019年8月、195-241頁、ISSN 0022-2062 
  • 茂木透写真『樹に咲く花 合弁花・単子葉・裸子植物』高橋秀男勝山輝男監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2001年、70-71頁。ISBN 4-635-07005-0 
  • 大橋広好、門田裕一、木原浩、邑田仁、米倉浩司『改訂新版 日本の野生植物』平凡社〈4〉、2017年、232-250頁。ISBN 978-4582535341 

関連項目

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外部リンク

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