サム・トラビス
ロングアイランド・ダックス | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | イリノイ州シカゴ |
生年月日 | 1993年8月27日(31歳) |
身長 体重 | 6' 0" =約182.9 cm 205 lb =約93 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 一塁手 |
プロ入り | 2014年 MLBドラフト2巡目 |
初出場 | 2017年5月24日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
国際大会 | |
代表チーム | アメリカ合衆国 |
この表について |
サミュエル・ジョン・トラビス(Samuel John Travis, 1993年8月27日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のプロ野球選手(一塁手)。右投右打。アメリカ独立リーグ・アトランティックリーグのロングアイランド・ダックス所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]2011年のMLBドラフト40巡目(全体1225位)でシンシナティ・レッズから指名されたが、契約せずにインディアナ大学ブルーミントン校へ進学した。大学時代はカイル・シュワーバーとチームメイトだった[1]。2013年にはシュワーバーと共に第39回日米大学野球選手権大会のメンバーとして来日している。
プロ入りとレッドソックス時代
[編集]2014年のMLBドラフト2巡目(全体67位)でボストン・レッドソックスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級ローウェル・スピナーズでプロデビュー。A級グリーンビル・ドライブでもプレーし、2球団合計で67試合に出場して打率.316、7本塁打、44打点、5盗塁を記録した。
2015年はA+級セイラム・レッドソックスとAA級ポートランド・シードッグスでプレーし、2球団合計で131試合に出場して打率.307、9本塁打、78打点、19盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した。
2016年はAAA級ポータケット・レッドソックスでプレーし、47試合に出場して打率.272、6本塁打、29打点、1盗塁を記録したが、左ヒザの故障で5月末にシーズンを終えている[1]。
2017年は開幕をAAA級ポータケットで迎えた。5月23日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[2]、24日のテキサス・レンジャーズ戦にて「7番・一塁手」で先発出場してメジャーデビュー。この試合の5回裏にマーティン・ペレスからメジャー初安打(遊撃への内野安打)を放った[3]。この年メジャーでは33試合に出場して打率.263、1打点、1盗塁の成績を残した。
2018年は開幕をAAA級ポータケットで迎えた[4]。5月初旬に左肋間筋の張りでマイナーでの故障者リストに入った。のちに拡張されたスプリングトレーニングのリハビリに入った[5]。6月2日から6月11日にムーキー・ベッツが故障者リストに入っていたため[6]、4試合に出場し、12打数で2安打・3打点だった。7月14日にメジャーに昇格しその日に4打数で1安打で、7月16日にAAA級ポータケットに降格した[7]。9月1日にセプテンバー・コールアップで再びメジャーに昇格した[8]。9月21日のクリーブランド・インディアンス戦でシェーン・ビーバーから自身初の本塁打を打った[9]。レギュラーシーズンでは、19試合に出場し、36打数8安打、打率.222、1本塁打、7打点だった。ポストシーズンのロースターには入らなかった[10]。
2020年1月2日にケビン・プラウェッキーの加入に伴ってDFAとなった[11]。
レンジャーズ傘下時代
[編集]2020年1月15日にジェフリー・スプリングスとのトレードで、テキサス・レンジャーズへ移籍した[12]。また、同時にマイナー契約で傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズへの配属も発表された[13]。しかし、新型コロナウイルスの影響によりマイナーリーグの試合が開催されず、9月2日に自由契約となった[14]。
マリナーズ傘下時代
[編集]2020年12月3日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ[15]。
2021年はAAA級タコマ・レイニアーズで71試合に出場して打率.256、11本塁打、41打点の成績を残したが、メジャー昇格の機会はなく、オフの11月7日にFAとなった[14]。
独立リーグ時代
[編集]2022年4月11日にアトランティックリーグのロングアイランド・ダックスと契約した[16]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 | 球 団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | BOS | 33 | 83 | 76 | 13 | 20 | 6 | 0 | 0 | 26 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 1 | 23 | 2 | .263 | .325 | .342 | .667 |
2018 | 19 | 38 | 36 | 5 | 8 | 3 | 0 | 1 | 14 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 10 | 1 | .222 | .263 | .389 | .652 | |
2019 | 59 | 157 | 144 | 17 | 31 | 4 | 1 | 6 | 55 | 16 | 2 | 0 | 0 | 1 | 11 | 2 | 1 | 36 | 6 | .215 | .274 | .382 | .656 | |
MLB:3年 | 111 | 278 | 256 | 35 | 59 | 13 | 1 | 7 | 95 | 24 | 3 | 0 | 0 | 1 | 19 | 2 | 2 | 69 | 9 | .230 | .288 | .371 | .659 |
- 2019年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 | 球 団 | 一塁(1B) | 左翼(LF) | 右翼(RF) | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2017 | BOS | 21 | 114 | 4 | 1 | 10 | .992 | - | - | ||||||||||
2018 | 3 | 10 | 0 | 0 | 2 | 1.000 | 6 | 10 | 0 | 1 | 0 | .909 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
2019 | 29 | 149 | 7 | 3 | 14 | .981 | 18 | 25 | 2 | 1 | 0 | .964 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
MLB | 53 | 273 | 11 | 4 | 16 | .986 | 24 | 35 | 2 | 2 | 0 | .949 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2019年度シーズン終了時
背番号
[編集]- 59(2017年 - 2019年)
代表歴
[編集]- 第39回日米大学野球選手権大会アメリカ合衆国代表(2013年)
脚注
[編集]- ^ a b 「2017 - 2021 全30球団未来予想図 ボストン・レッドソックス」『隔月刊スラッガー』2017年3月号、日本スポーツ企画出版社、36頁。
- ^ Scott Lauber (2017年5月23日). “Red Sox promote 1B prospect Sam Travis”. ESPN. 2018年1月20日閲覧。
- ^ Ian Browne (2017年5月24日). “Travis has two hits, one smile in MLB debut”. MLB.com. 2018年1月20日閲覧。
- ^ Smith, Christopher (March 25, 2018). “Boston Red Sox have no plans to trade Sam Travis who they optioned to Triple-A Pawtucket (he'll see time in LF)” April 27, 2018閲覧。
- ^ RotoWire Staff (May 7, 2018). “Red Sox's Sam Travis: Rehabbing at extended spring training” May 9, 2018閲覧。
- ^ “Red Sox Roster & Staff – Transactions”. MLB.com (June 2018). June 11, 2018閲覧。
- ^ “Red Sox Roster & Staff – Transactions”. MLB.com (July 2018). July 16, 2018閲覧。
- ^ “Red Sox Roster & Staff – Transactions”. MLB.com (September 2018). September 1, 2018閲覧。
- ^ Cotillo, Chris (September 21, 2018). “Boston Red Sox rookies Sam Travis, Tzu-Wei Lin hit first career home runs on same night” September 28, 2018閲覧。
- ^ Mastrodonato, Jason (October 2, 2018). “Four relievers vie for two spots in Red Sox ALDS bullpen”. Boston Herald October 2, 2018閲覧。
- ^ “Red Sox ink 1-year deal with catcher Plawecki” (英語). MLB.com (2020年1月2日). 2020年1月3日閲覧。
- ^ “レンジャーズがトレード、左投手に強いトラビス獲得”. nikkansports.com (2020年1月16日). 2020年1月16日閲覧。
- ^ T.R. Sullivan (2020年1月15日). “Texas gets Travis from Boston for Springs” (英語). MLB.com. 2020年1月22日閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2022年5月5日閲覧。
- ^ “Mariners, Sam Travis Agree To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月20日閲覧。
- ^ “THREE SIGNED; FIVE INVITED TO CAMP – 2022 DUCKS SPRING TRAINING BEGINS”. Long Island Ducks Baseball (2022年4月11日). 2022年5月5日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Sam Travis stats MiLB.com
- Sam Travis (@DoctorChill6) - X(旧Twitter)
- Sam Travis (@doctorchill6) - Instagram