サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂
サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂(イタリア語: Basilica di Santa Croce in Gerusalemme)は、イタリア ローマにあるカトリック教会(教区教会)。『ローマの7つの巡礼教会』のうちの一つである。教会伝によれば、325年に聖ヘレナ(皇帝コンスタンティヌス1世の母)が聖地よりもたらした聖遺物を祀るために造られた教会だという。聖堂の床はエルサレム(ラテン語: Hierosolyma,ヒエロソリマ)から運ばれてきた土が敷き詰められていたため、この教会は『ヒエルサレム(Hierusalem)』と呼ばれた。なお、現在のイタリア語表記でのジェルサレンメ(Gerusalemme)は、エルサレムのことである。
教会の南西に隣接して3世紀初頭に建てられたカストレンセ円形闘技場があり、現在は教会所有の菜園となっている[1]。
聖遺物
[編集]教会内の聖遺物礼拝堂には、次のような聖遺物が納められている[2]。
アクセス
[編集]- 近郊鉄道 ローマ=ジャルディネッティ線 マッジョーレ門停留所より南へ約500m
- ATAC トラム 3系統 サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ広場停留所
- ローマ地下鉄A線 サン・ジョヴァンニ駅 の東北東約500m
参考文献
[編集]- ^ 黒田泰介「ルッカ一八三八年 古代ローマ円形闘技場遺構の再生」『シリーズ都市の血肉』第1巻、編集出版組織体アセテート、113頁、2006年。ISBN 4-902539-11-X。
- ^ チマッティ資料館 資料館News 2010年5月 “イタリア巡礼より帰国したコンプリ神父のメッセージ”