シュコダ・オクタヴィア
オクタヴィア (OCTAVIA) はシュコダが製造・販売する(Cセグメント)ファストバックセダンおよびステーションワゴンである。
1959年から1971年まで生産されたモデルにも「オクタヴィア」の名称が使われていたが、本稿では1996年11月に発売されたモデルを初代として扱う。
1959年から販売されていたモデルについては「en:Škoda Octavia (1959–71)」を参照。
初代(1996 - 2005年)
[編集]シュコダ・オクタヴィア | |
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セダン | |
セダン(フェイスリフト後) | |
ワゴン(フェイスリフト後) | |
概要 | |
製造国 | チェコ インド ウクライナ カザフスタン |
販売期間 | 1996-2011年 |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドアファストバックセダン 5ドアステーションワゴン |
プラットフォーム | フォルクスワーゲン・Aプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | ガソリン:1.4/1.6/1.8/2.0L I4 ディーゼル:1.9L I4 |
変速機 | 5/6速MT 4/5速AT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,510mm |
全長 | セダン:4,505mm ワゴン:4,510mm |
全幅 | 1,730mm |
全高 | セダン:1,430mm ワゴン:1,450 -1,460mm |
1996年に発売を開始。
なお、コンビ(ワゴン)は2代目が登場した後も生産は続けられており、西欧市場ではオクタヴィア・ツアー (Octavia Tour) と車名を変更して販売されている。
2代目(2004 - 2013年)
[編集]シュコダ・オクタヴィア | |
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セダン 前期型 | |
ワゴン 前期型 | |
概要 | |
別名 | シュコダ・ローラ(インド) シュコダ・ファンタジア(エジプト) |
製造国 | チェコ ロシア ウクライナ カザフスタン 中華人民共和国 スロバキア インド アンゴラ |
販売期間 | 2004-2013年 |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドアファストバックセダン 5ドアステーションワゴン |
プラットフォーム | フォルクスワーゲン・Aプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | ガソリン:1.2/1.3/1.4/1.6/1.8/2.0L I4 ディーゼル:1.6/1.9/2.0L I4 |
変速機 | 5/6速MT 6速AT 6/7速セミAT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,580mm |
全長 | 4,570mm |
全幅 | 1,770mm |
全高 | セダン:1,470mm ワゴン:1,490mm |
2004年5月25日に開幕したバーミンガムモーターショーにて発表し[1]、その後発売を開始。インドではローラ (Laura) の車名でオクタヴィア(初代)とともに販売されている。ボディタイプは先代に引き続き5ドアハッチバックとコンビの二本立て。後者にはスウェーデン・ハルデックス社のAWDシステムを採用したオクタヴィア・コンビ4x4もラインアップされている。また、オクタヴィア・コンビ4x4のクロスカントリー仕様となるオクタヴィア・スカウト (Octavia Scout) が2006年9月のパリモーターショーで発表されている。オクタヴィア・コンビ4x4は最低地上高が標準モデルより24mm拡大されているが、スカウトではさらに16mm拡大されている(したがって標準モデルより40mm高いことになる)。
2008年10月、パリモーターショーにて標準モデルのマイナーチェンジを発表。また、2009年4月に「vRS」と「スカウト」にもマイナーチェンジを施した[2]。
- インテリア
- オクタヴィアvRS
- ワゴン 後期型
- オクタヴィアワゴンvRS 後期型
3代目(2013年 - 2019年)
[編集]シュコダ・オクタヴィア | |
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セダン | |
ワゴン | |
概要 | |
別名 | シュコダ・ローラ(インド) シュコダ・ファンタジア(エジプト) |
製造国 | チェコ ロシア ウクライナ カザフスタン 中華人民共和国 インド アルジェリア |
販売期間 | 2013-2019年 |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドアファストバックセダン 5ドアステーションワゴン |
プラットフォーム | フォルクスワーゲン・MQBプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | ガソリン:1.2/1.4/1.6/1.8/2.0L I4 ディーゼル:1.6/2.0L I4 |
変速機 | 5/6速MT 6/7速DSG |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,680 - 2,685mm |
全長 | 4,660mm |
全幅 | 1,815mm |
全高 | セダン:1,460mm ワゴン:1,465mm |
2012年12月11日、「オクタヴィア」のフルモデルチェンジを発表[3]。2013年2月19日にはステーションワゴン版である「オクタヴィア コンビ」を発表[4]。2013年に発売を開始。プラットフォームは7代目フォルクスワーゲン・ゴルフや3代目アウディ・A3などに用いられる「MQB」を採用。ボディサイズは2代目より全長を90mm、全幅を45mm拡大し、室内空間を拡大させた。
2014年2月20日、CNG(圧縮天然ガス)車である「オクタヴィアG-TEC」の概要を発表[5]。1.4L直列4気筒直噴ガソリンターボをベースに専用チューニングを施した。トランク床下に2個のGNGタンクを配置。CNGタンクが空になれば、ガソリン燃料での走行に自動で切り替える。CNGとガソリンを合わせて、最大で1330kmを走行可能である。
オクタヴィア コンビをベースにSUVのようなルックスを追及した「オクタヴィア スカウト」も設定[6]。最低地上高を33mm引き上げたほか、前後バンパー下部のブラック仕上げ、ブラック樹脂製のフェンダーエクステンションやサイドモールが追加された。
2015年3月、ジュネーヴモーターショーにて「オクタヴィア RS230」を初公開[7]。搭載される2.0L直列4気筒直噴ガソリンターボエンジンは、最大出力を標準モデルより10ps引き上げ、230psを獲得。トランスミッションは6速MTと6速DSGで、6速MTの場合、0-100km/h加速6.7秒、最高速度250km/hである。
2017年1月にはフェイスリフトを発表。特徴的なデザインのヘッドライトを採用した[8]。
- オクタヴィアVRS
- フェイスリフト(セダン)
- フェイスリフト(ワゴン)
- フェイスリフト(ワゴン)
4代目(2020年 -)
[編集]シュコダ・オクタヴィア | |
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ワゴン(コンビ) | |
ファストバックセダン | |
概要 | |
製造国 | チェコ |
販売期間 | 2020年- |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドアファストバックセダン 5ドアステーションワゴン |
駆動方式 | FF 4WD |
プラットフォーム | フォルクスワーゲン・MQB Evo |
パワートレイン | |
エンジン | ガソリン: 1.0L I3 1.5/2.0L I4 ディーゼル:1.6/2.0L I4 CNG:1.5L I4 プラグインハイブリッド:1.4L I4 |
変速機 | 6速MT 6/7速DSG 8速AT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,667-2,686mm 2,730mm (PRO) |
全長 | 4,689mm 4,753mm (PRO) |
全幅 | 1,829mm 1,832mm (PRO) |
全高 | セダン:1,470mm ワゴン:1,468mm PRO:1,469mm |
車両重量 | 1,360kg (PRO) |
2019年11月11日に発表、2020年6月に発売を開始。CNG、プラグインハイブリッド仕様、マイルドハイブリッド仕様が設定された。基本骨格には8代目フォルクスワーゲン・ゴルフや4代目アウディ・A3、4代目セアト・レオンなどフォルクスワーゲングループで広く用いられる「MQB Evo」プラットフォームが採用されている[9]。
インテリアには従来の物理スイッチの代わりに8.25から10インチのスクリーンを配置し、空調の調整、ナビゲーションシステムなどを行う[10]。
安全装備も充実しており、前方衝突回避支援機能「Collision Avoidance Assist」、交差点での危険監視システム「Turn Assist」のほか、ドアを開ける時に後方から近づく自転車を検知して警告する「Exit Warning」を搭載した[11]。
2021年からは中国に導入された。ファストバックセダンのみの導入で、「オクタヴィア PRO(中: 明锐 PRO)」として三代目モデルと併売される。エクステリアデザインはオクタヴィアRSに近いものに変更されたほか、ホイールベースが44mm延長された[12]。
- 内装
- オクタヴィア RS
- オクタヴィア コンビ RS
- オクタヴィア PRO(中国)
- オクタヴィア PRO(中国)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “【バーミンガムモーターショー04】シュコダ・オクタビアの新モデル”. Response. (2004年5月28日). 2021年3月7日閲覧。
- ^ “シュコダ オクタヴィア …2つの個性がフェイスリフト”. Response. (2009年4月22日). 2021年3月7日閲覧。
- ^ “シュコダ、オクタビア 新型発表…新型ゴルフ/A3と車台共用”. Response. (2012年12月12日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “【ジュネーブモーターショー13】シュコダ、オクタビア 新型にワゴン追加…車台は新型ゴルフ/A3と共用”. Response. (2013年2月20日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “【ジュネーブモーターショー14】シュコダ オクタビア 新型にCNG車…最大1330km走行可能”. Response. (2014年2月25日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “【ジュネーブモーターショー14】シュコダ オクタビア 新型 に「スカウト」…オフロード仕様を追加”. Response. (2014年2月26日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “【ジュネーブモーターショー15】シュコダ オクタビアに「RS230」…230psターボで歴代最速”. Response, (2015年3月13日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “Новая Skoda Octavia оказалась немногим дороже актуальной” (ロシア語). RG.RU (2017年1月11日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “新型アウディA3スポーツバックに先行試乗。ゴルフより硬目だがアウディらしい走りやマイルドHVのパワー感がある”. carview! (2020年4月2日). 2020年11月2日閲覧。
- ^ “Weitere Motoren für den Skoda Octavia” (ドイツ語). AutoZEITUNG (2020年12月3日). 2021年3月7日閲覧。
- ^ “シュコダの新型「Octavia」、ドアを開くとき自転車を検知して警告”. 日経XTECH (2020年6月15日). 2021年3月7日閲覧。
- ^ “Skoda Octavia Pro with extended wheelbase revealed in China – DRIVE” (英語). tekdeeps (2020年12月9日). 2021年6月5日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ŠKODA OCTAVIA - ŠKODA AUTO a.s. - The International Website
- 上汽大众斯柯达明锐PRO官方网站 - 全新明锐OCTAVIA PRO价格图片 - 上汽大衆
- 上汽大众斯柯达明锐官方网站 - 明锐OCTAVIA 明锐论坛 价格图片 - 上汽大衆