シンクロニック

シンクロニック
Synchronic
監督 ジャスティン・ベンソン
アーロン・ムーアヘッド
脚本 ジャスティン・ベンソン
製作 ジャスティン・ベンソン
アーロン・ムーアヘッド
デヴィッド・ローソン・Jr
マイケル・メンデルソーン
製作総指揮 ネイト・ボロティン
ナタリー・ペロッタ
ニック・スパイサー
アラム・ターツァキアン
出演者 ジェイミー・ドーナン
アンソニー・マッキー
アリー・ヨアニデス
ケイティ・アセルトン
音楽 ジミー・ラヴェル
撮影 アーロン・ムーアヘッド
編集 ジャスティン・ベンソン
アーロン・ムーアヘッド
マイケル・フェルカー
製作会社 XYZフィルムズ英語版
パトリオット・ピクチャーズ
ラスティック・フィルムズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ウェル・ゴー・USAエンターテインメント
日本の旗 アットエンタテインメント
公開 アメリカ合衆国の旗 2020年10月23日
日本の旗 2021年2月5日
上映時間 102分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 世界の旗 $873,096[2]
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シンクロニック』(Synchronic)は2019年アメリカ合衆国ホラー映画。監督はジャスティン・ベンソンアーロン・ムーアヘッド、出演はジェイミー・ドーナンアンソニー・マッキーなど。ドラッグがもたらすタイムトラベルを描いたSFサスペンス映画[3]

ストーリー

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ルイジアナ州ニューオーリンズ。ここ数日、救急隊員のデニスとスティーヴは変死体や奇妙な症状を見せる患者に遭遇しており、それらにシンクロニックという名前で流通している麻薬が関わっていることを知る。そんな折、デニスの娘ブリアンナがシンクロニックの服用後に失踪するという事件が発生する。一方、病院で検査を受けていたスティーヴは末期の脳腫瘍と診断される。

シンクロニックを広めないために店で買い占めたスティーヴは、シンクロニックを開発したという男から、シンクロニックが過去へのタイムトラベルを可能にする薬であることを聞かされる。その話を信用したわけではなかったが、余命わずかとの診断に気が動転していたスティーヴはシンクロニックに手を出してしまい、男が言った通り過去にタイムトラベルできることを知る。スティーヴはシンクロニックを使えばブリアンナを救出できると考え、試行錯誤を繰り返す。その結果、何とかブリアンナを見つけ出して救出に成功するが、最後のシンクロニックを使い切ってしまい、現在に戻れなくなると、幻影となってデニスの前に現れて永遠の別れをする。

キャスト

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製作

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2018年9月17日、アンソニー・マッキーとジェイミー・ドーナンが本作に出演するとの報道があった[4]。11月、本作の主要撮影がルイジアナ州ニューオーリンズで始まった[5]。2021年1月15日、ミラン・レコーズが本作のサウンドトラックを発売する予定である[6]

公開・興行収入

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2019年9月7日、本作は第44回トロント国際映画祭でプレミア上映された[7]。10月、ウェル・ゴー・USAエンターテインメントが本作の全米配給権を獲得した[8]。2020年9月12日、ベンソン監督、ムーアヘッド監督、プロデューサーのデヴィッド・ローソン・Jrが連名で「新型コロナウイルスへの感染を防ぐためにも、本作を映画館で鑑賞することを控えてください」という趣旨のコメントを出した[9]。17日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]。10月23日、本作は全米327館で封切られ、公開初週末に24万5561ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場13位となった[11]

評価

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本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには69件のレビューがあり、批評家支持率は81%、平均点は10点満点で6.97点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『シンクロニック』は上手に演出された個性的なSF映画であり、アーロン・ムーアヘッド監督とジャスティン・ベンソン監督の過去作を愛する人々をも満足させられるはずだ。」となっている[12]。また、Metacriticには14件のレビューがあり、加重平均値は66/100となっている[13]

出典

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  1. ^ シンクロニック”. 映画.com. 2020年12月11日閲覧。
  2. ^ Synchronic (2020)” (英語). The Numbers. 2020年12月11日閲覧。
  3. ^ シンクロニック”. WOWOW. 2021年9月27日閲覧。
  4. ^ White, Peter (2018年9月17日). “‘Captain America’s Anthony Mackie & ‘A Private War’s Jamie Dornan To Star In ‘Synchronic’ From ‘The Endless’ Directors” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2018/09/anthony-mackie-jamie-dornan-synchronic-1202465856/ 2020年10月23日閲覧。 
  5. ^ “‘Synchronic’ Starring Anthony Mackie, Jamie Dornan is Now Hiring Actors” (英語). Project Casting. (2018年11月18日). https://www.projectcasting.com/casting-calls-acting-auditions/synchronic-starring-anthony-mackie-jamie-dornan-is-now-hiring-actors/ 2020年10月23日閲覧。 
  6. ^ “‘Synchronic’ Soundtrack to Be Released” (英語). Film Music Reporter. (2021年1月7日). https://filmmusicreporter.com/2021/01/07/synchronic-soundtrack-to-be-released/ 2021年1月8日閲覧。 
  7. ^ Vlessing, Etan (2019年8月13日). “'The Aeronauts,' 'Burnt Orange Heresy' Added to Toronto Film Fest Lineup” (英語). The Hollywood Reporter. https://www.hollywoodreporter.com/news/aeronauts-burnt-orange-heresy-join-tiff-2019-lineup-1231031 2020年10月23日閲覧。 
  8. ^ Wiseman, Andreas (2019年10月10日). “‘Synchronic’ Starring Jamie Dornan And Anthony Mackie Gets October Release Date From Well Go” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2020/09/jamie-dornan-anthony-mackie-synchronic-us-international-deals-1202756622 2020年10月23日閲覧。 
  9. ^ Del Rosario, Alexandra (2020年9月12日). “‘Synchronic’ Directors Urge Viewers To Avoid Theaters Ahead Of Sci-Fi Thriller’s October Release” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2020/09/synchronic-directors-avoid-theaters-sci-fi-thriller-1234575895/ 2020年10月23日閲覧。 
  10. ^ SYNCHRONIC (2020) Official Trailer Anthony Mackie, Jamie Dornan Mind-bending Sci-fi” (英語). YouTube. Well Go USA Entertainment (2020年9月17日). 2020年10月23日閲覧。
  11. ^ Domestic 2020 Weekend 43/October 23-25, 2020” (英語). Box Office Mojo. 2020年12月11日閲覧。
  12. ^ "Synchronic". Rotten Tomatoes (英語). 2020年10月23日閲覧
  13. ^ "Synchronic" (英語). Metacritic. 2020年10月23日閲覧。

外部リンク

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