ジェイソン・カポノ
現役時代 (トロント・ラプターズ) のカポノ | |
引退 | |
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ポジション | SF/SG |
基本情報 | |
愛称 | J-Kay |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1981年2月4日(43歳) |
出身地 | カリフォルニア州ロングビーチ |
身長(現役時) | 203cm (6 ft 8 in) |
体重(現役時) | 98kg (216 lb) |
キャリア情報 | |
出身 | UCLA |
ドラフト | 2003年 31位 |
選手経歴 | |
2003-2004 2004-2005 2005-2007 2007-2009 2009-2011 2011-2012 2012-2013 | クリーブランド・キャバリアーズ シャーロット・ボブキャッツ マイアミ・ヒート トロント・ラプターズ フィラデルフィア・76ers ロサンゼルス・レイカーズ パナシナイコスBC |
受賞歴 | |
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Stats Basketball-Reference.com | |
ジェイソン・カポノ(Jason Alan Kapono, 1981年2月4日 - )はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロングビーチ出身の元バスケットボール選手。ポジションはスモールフォワード、シューティングガード。203cm、98kg。リーグ屈指のスリーポイントシューターとして知られる。
経歴
[編集]大学はUCLAでプレイし、卒業までの4シーズン全てでパシフィック・テン・カンファレンスのオールファーストチームに選出され、通算2095得点は同校3位の成績であった。また2001年に日本で開催されたU-21世界選手権(ヤングメン世界選手権)にアメリカ代表として出場し、優勝を飾った。
2003年のNBAドラフトにてクリーブランド・キャバリアーズから2巡目全体31位指名を受けてNBA入りを果たす。ルーキーイヤーとなった2003-04シーズンは怪我などにより出場試合数は41試合に留まり、出場時間も多くは与えられなかった。オフに新設されたシャーロット・ボブキャッツのためのエクスパンション・ドラフトにより、カポノはボブキャッツへと移籍[1]。選手層の薄い新設チームではまとまった出場時間を得られるようになり、個人スタッツも上昇した。翌05-06シーズンにはマイアミ・ヒートに移籍。ドウェイン・ウェイド、シャキール・オニールの2枚看板を揃えたヒートはそのシーズン優勝を果たし、カポノはプロ3年目にしてチャンピオンリングを手に入れることになったが、このシーズンのカポノは選手層の厚いチームにおいて出場試合数は51試合に留まり、得点アベレージは半減、プレイオフでもコートに立てた試合は僅か1試合の2分だけだった。
チャンピオンチームとして迎えた06-07シーズンのヒートは、オニール、ウェイドの相次ぐ故障により苦戦を強いられ、プレイオフでは1回戦で4戦全敗という屈辱を味わった。トップから急落したチームの一方で、カポノにとっては飛躍のシーズンとなった。得点アベレージは初の二桁となる10.9得点を記録。最大の武器であるスリーポイントシュートの成功率は1995-1996シーズンのティム・レグラー以来の5割越えとなる驚異の51.4%を記録し、リーグ1位にランクされた。またオールスターのスリーポイントコンテストでは決勝で決勝記録となる24ポイントを記録して優勝を果たした。06-07シーズンオフにはトロント・ラプターズに移籍し、08-09シーズンオフにレジー・エバンスとのトレードでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍した。
2010-2011シーズン終了後、フリーエージェントとなったカポノはロサンゼルス・レイカーズと契約、2012年3月15日、ルーク・ウォルトン、ドラフト1巡指名権と共にレイモン・セッションズ、クリスチャン・アイエンガとのトレードでクリーブランド・キャバリアーズに放出され[2]、3月17日解雇された[3]。
2012-13シーズンはギリシャでプレー。その後2013年にサンアントニオ・スパーズ、2014年にゴールデンステート・ウォリアーズなどのシーズンキャンプに参加するも、契約には至らず、現在は事実上引退状態となっている。
NBA成績
[編集]略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
レギュラーシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
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2003–04 | クリーブランド・キャバリアーズ | 41 | 3 | 10.4 | .403 | .477 | .833 | 1.3 | .3 | .3 | .0 | 3.5 |
2004–05 | シャーロット・ボブキャッツ | 81 | 14 | 18.4 | .401 | .412 | .824 | 2.0 | .8 | .5 | .1 | 8.5 |
2005–06 | マイアミ・ヒート | 51 | 2 | 13.0 | .446 | .396 | .848 | 1.4 | .7 | .1 | .1 | 4.1 |
2006–07 | マイアミ・ヒート | 67 | 35 | 26.4 | .494 | .514 | .892 | 2.7 | 1.2 | .6 | .0 | 10.9 |
2007–08 | トロント・ラプターズ | 81 | 7 | 18.9 | .488 | .483 | .860 | 1.5 | .8 | .4 | .0 | 7.2 |
2008–09 | トロント・ラプターズ | 80 | 12 | 22.9 | .432 | .428 | .810 | 2.0 | 1.3 | .3 | .0 | 8.2 |
2009–10 | フィラデルフィア・76ers | 57 | 12 | 17.1 | .419 | .368 | .600 | 1.2 | .7 | .4 | .1 | 5.7 |
2010–11 | フィラデルフィア・76ers | 24 | 2 | 4.7 | .250 | .125 | .500 | .5 | .2 | .1 | .0 | .7 |
2011–12 | ロサンゼルス・レイカーズ | 27 | 0 | 10.0 | .382 | .296 | 1.000 | .5 | .4 | .1 | .0 | 2.0 |
Career | 509 | 87 | 17.8 | .442 | .434 | .835 | 1.7 | .8 | .4 | .0 | 6.7 |
プレーオフ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2005–06 | マイアミ・ヒート | 1 | 0 | 2.0 | .000 | .000 | .000 | .0 | .0 | .0 | .0 | .0 |
2006–07 | マイアミ・ヒート | 4 | 1 | 19.3 | .471 | .500 | 1.000 | 1.3 | .5 | .5 | .0 | 5.0 |
2007–08 | トロント・ラプターズ | 5 | 0 | 30.4 | .585 | .542 | .750 | 2.6 | .8 | .4 | .0 | 15.6 |
Career | 10 | 1 | 23.1 | .557 | .536 | .833 | 1.8 | .6 | .4 | .0 | 9.8 |
記録
[編集]2007年11月25日、規定成功数の250本目のスリーポイントを決めたカポノは、この時点でのスリーポイント成功率がキャリア通算で46.1%であり、スティーブ・カーの持つ記録(45.4%)を塗り替え歴代1位となり、現在も更新中である。
- スリーポイント成功率1位:2007(51.4%), 2008(48.3%)
- スリーポイントコンテスト優勝:2007(24p), 2008(25p)
スリーポイントコンテストとスリーポイント成功率の両方を2年連続で制したのは史上初。
脚注
[編集]- ^ “Few veterans chosen by Charlotte”. ESPN (2004年6月23日). 2012年3月20日閲覧。
- ^ “Lakers Acquire Ramon Sessions & Christian Eyenga”. nba.com (2012年3月15日). 2012年3月17日閲覧。
- ^ “キャブスがJ.カポノ解雇、M.ハリスと今季終了まで契約”. WOWOW (2012年3月18日). 2012年3月20日閲覧。