ジョン・バーコール
ジョン・バーコール(John Norris Bahcall, 1934年12月30日 - 2005年8月17日)は、アメリカの宇宙物理学者である。レイモンド・デービスとともに太陽からのニュートリノの測定法を開発した。ハッブル宇宙望遠鏡の開発にも尽力した。
バーコールはルイジアナ州に生れた。カリフォルニア大学バークレー校などで物理学を学び、ハーバード大学で学位を取得した。1962年インディアナ大学助教授、1965年同大学準教授を経て、1971年からプリンストン高等研究所の教授となり、いわゆる太陽ニュートリノ問題などを研究した。1970年代はハッブル宇宙望遠鏡の開発に尽力した。アメリカ天文学会(w:American Astronomical Society)の会長、アメリカ物理学会の会長を務めた。妻はプリンストン大学の天文学者、ネータ・バーコール(Neta Bahcall)である。
受賞・叙勲等
[編集]学術賞賞
[編集]- ヘレン・B・ワーナー賞 (1970年)
- ハイネマン賞天体物理学部門 (1994年)
- ハンス・ベーテ賞 (1998年)
- アメリカ国家科学賞 (1998年)
- アメリカ天文学会 ヘンリー・ノリス・ラッセル講師職(1999年)
- ダン・デイヴィッド賞 (2003年)
- イギリス王立天文学会ゴールドメダル(2003年)
- ベンジャミン・フランクリン・メダル(2003年)
- エンリコ・フェルミ賞(2003年)
- コムストック物理学賞(2004年)