ジョージ・パッカード
ジョージ・R・パッカード3世(George R. Packard 3rd, 1932年5月27日 - )はアメリカ合衆国の政治学者、米日財団理事長。
ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)学院長、国際大学学長を歴任した。
略歴・人物
[編集]1954年プリンストン大学を優等(magna cum laude)で卒業、東京大学への留学を経て、1959年タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修了。1963年、60年安保闘争についての研究で同大学院より博士号を取得。
エドウィン・ライシャワー駐日アメリカ合衆国大使の特別補佐官、ジャーナリストなどを経て、1979年よりジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)学院長を務める。在任時はライシャワー東アジア研究センターを開設し、初代センター長に就任した。2002年には国際文化会館でライシャワー批判の講演を行なっている[1]。 1994年に、国際大学の学長就任。 1998年に、日米関係事業に助成を行なう米日財団の理事長就任。 2007年、日米友好親善への貢献により、旭日重光章を受章。
職歴
[編集]- 1963年 駐日アメリカ合衆国大使特別補佐官(-1965年)
- 1965年 『ニューズウィーク』ワシントン支局記者(-1967年)
- 1967年 『フィラデルフィア・ブレティン』記者(-1969年)
- 1969年 『フィラデルフィア・イブニング・アンド・サンデー・ブレティン』編集長(-1975年)
- 1976年 ウッドロー・ウィルソン国際学術センター副センター長(-1979年)
- 1979年 ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)学院長(-1993年)
- 1984年 ジョンズ・ホプキンス大学SAIS付属エドウィン・ライシャワー東アジア研究センター長(-1998年)
- 1994年 国際大学学長(-1998年)
- 1998年 米日財団理事長(現職)
著書
[編集]単著
[編集]- Protest in Tokyo: the Security Treaty Crisis of 1960, (Princeton University Press, 1966).
- 『アメリカは何を考えているのか』(伊藤茂幸訳、講談社, 1992年)
- 『ライシャワーの昭和史』(森山尚美訳、講談社, 2009年)
共著
[編集]- (大森実)『日米衝突への道』(講談社, 1990年)
共編著
[編集]- Japan and the United States in Asia, co-edited with Robert E. Osgood and John H. Badgley, (Johns Hopkins University Press, 1968).
- The Common security interests of Japan, the United States, and NATO, co-edited with U. Alexis Johnson, (Ballinger, 1981).
- China Policy for the Next Decade: Report of the Atlantic Council's Committee on China Policy, co-edited with U. Alexis Johnson and Alfred D. Wilhelm, Jr, (Oelgeschlager, Gunn & Hain, 1984).
脚注
[編集]- ^ ジョン・ダワーのノーマン再評価で日本悪玉論拡散岡部伸、『歴史通』2015.7月号
外部リンク
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