ダグ・ミッチェル
ダグ・ミッチェル Doug Mitchell | |
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カンヌ国際映画祭で『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のキャスト及びスタッフと並ぶミッチェル(画像右、2015年5月)。 | |
生年月日 | 1952年 |
職業 | 映画プロデューサー |
主な作品 | |
『マッドマックス』シリーズ 『ベイブ』シリーズ 『ハッピーフィート』シリーズ |
ダグ・ミッチェル(Doug Mitchell、1952年 - )は、イギリスの映画プロデューサーである。
キャスト
[編集]ミッチェルのプロデューサーのキャリアは1980年代半ばにオーストラリアのシドニーを拠点とするケネディ・ミラー・プロダクション・ハウスのメンバーとして始まる。1980年代後半に彼はジョージ・ミラー及びテリー・ヘイズと共にオーストラリア映画協会賞の作品賞に3度ノミネートされた[1][2][3]。彼らは1987年に『君といた丘』で作品賞受賞、1989年に『デッド・カーム/戦慄の航海』でノミネート、1990年に『ニコール・キッドマンの恋愛天国』で2度目の受賞を果たしている[1][2][3] 。
1995年にミッチェルはジョージ・ミラーとその弟のビル・ミラーと共に『ベイブ』でアカデミー作品賞にノミネートされる[4]。『ベイブ』はアカデミー賞で合計7部門にノミネートされ、視覚効果賞を獲得した[4]。『ベイブ』はゴールデングローブ賞映画作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞し、英国アカデミー賞作品賞と全米製作者組合賞劇場映画賞にもノミネートされた[5][6]。
2006年にミッチェルはミラー兄弟と共にコンピュータアニメーション映画『ハッピー フィート』を製作する。『ハッピー フィート』は同年のアカデミー長編アニメ映画賞と英国アカデミー賞アニメ映画賞を受賞し、ゴールデングローブ賞アニメ映画賞にもノミネートされた。さらに3人は第18回全米製作者組合賞アニメ映画賞にもノミネートされた[7]。2011年には続編の『ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊』が公開され、彼らは2012年のアジア太平洋映画賞最優秀アニメーション映画賞にノミネートされた[8]。
2015年にミッチェルはジョージ・ミラー監督の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でミラーと共にプロデューサーを務めた。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はアカデミー賞で作品賞を含む10部門にノミネートされ、6部門で受賞を果たした。
主なフィルモグラフィ
[編集]映画
[編集]年 | 日本語題 原題 | クレジット | 備考 |
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1985 | マッドマックス/サンダードーム Mad Max Beyond Thunderdome | 共同製作 | |
1985 | The Making of Mad Max Beyond Thunderdome | 共同製作 | ビデオ映画・ドキュメンタリー |
1987 | 君といた丘 The Year My Voice Broke | 製作 | |
1987 | The Riddle of the Stinson | 製作 | テレビ映画 |
1988 | The Clean Machine | 製作 | テレビ映画 |
1988 | Fragments of War: The Story of Damien Parer | 製作 | テレビ映画 |
1989 | デッド・カーム/戦慄の航海 Dead Calm | 製作 | |
1991 | ニコール・キッドマンの恋愛天国 Flirting | 製作 | |
1992 | ロレンツォのオイル/命の詩 Lorenzo's Oil | 製作 | |
1995 | ベイブ Babe | 製作 | |
1996 | Video Fool for Love | 製作 | |
1997 | 40,000 Years of Dreaming | 製作 | テレビ映画・ドキュメンタリー |
1998 | ベイブ/都会へ行く Babe: Pig in the City | 製作 | |
2006 | ハッピー フィート Happy Feet | 製作 | |
2011 | ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊 Happy Feet Two | 製作 | |
2015 | マッドマックス 怒りのデス・ロード Mad Max: Fury Road | 製作 | |
2024 | マッドマックス:フュリオサ Furiosa | 製作 |
テレビシリーズ
[編集]年 | 日本語題 原題 | クレジット | 備考 |
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1984 | Bodyline | 製作総指揮 | ミニシリーズ |
1984 | カウラ大脱走 The Cowra Breakout | 製作 | ミニシリーズ |
1987 | Vietnam | 製作 | ミニシリーズ |
1988 | The Dirtwater Dynasty | 製作 | ミニシリーズ |
1989 | 囚われた女 Bangkok Hilton | 製作 | ミニシリーズ |
受賞とノミネート
[編集]賞 | 年 | 部門 | 作品名 | 結果 |
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オーストラリア映画協会賞 | 1987[1] | 作品賞 | 君といた丘 | 受賞 |
1989[2] | デッド・カーム/戦慄の航海 | ノミネート | ||
1990[3] | ニコール・キッドマンの恋愛天国 | 受賞 | ||
オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞 | 2015[9] | 作品賞 | マッドマックス 怒りのデス・ロード | 受賞 |
アカデミー賞 | 1995[4] | 作品賞 | ベイブ | ノミネート |
2015 | マッドマックス 怒りのデス・ロード | ノミネート | ||
英国アカデミー賞 | 1995[6] | 作品賞 | ベイブ | ノミネート |
全米製作者組合賞 | 1995 | 劇場映画賞 | ベイブ | ノミネート |
2006[7] | アニメ映画賞 | ハッピー フィート | ノミネート | |
2015 | 劇場映画賞 | マッドマックス 怒りのデス・ロード | ノミネート | |
アジア太平洋映画賞 | 2012[8] | アニメーション映画賞 | ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊 | ノミネート |
参考文献
[編集]- ^ a b c “1987 Winners & Nominees”. オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー (2014年). 22 May 2014閲覧。
- ^ a b c “1989 Winners & Nominees”. Australian Academy of Cinema and Television Arts (2014年). 22 May 2014閲覧。
- ^ a b c “1990 Winners & Nominees”. Australian Academy of Cinema and Television Arts (2014年). 22 May 2014閲覧。
- ^ a b c “Nominees & Winners for the 68th Academy Awards”. Academy of Motion Picture Arts and Sciences (2014年). 22 May 2014閲覧。
- ^ “Best Motion Picture - Comedy Or Musical”. Hollywood Foreign Press Association (2014年). 22 May 2014閲覧。
- ^ a b “Film in 1996”. British Academy of Film and Television Arts. 2017年5月13日閲覧。
- ^ a b “2007 Producers Guild Awards, Nominees Announced”. www.creativeplanetnetwork.com (2007年). 22 May 2014閲覧。
- ^ a b “2012 Winners & Nominees”. Asia Pacific Screen Academy (2012年). 2014年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月22日閲覧。
- ^ “2015 Winners & Nominees”. Australian Academy of Cinema and Television Arts (2015年). 2 January 2016閲覧。