ダニエル・バチェク

ダニエル・バチェク
Daniel Vacek
基本情報
国籍  チェコ
出身地 同・プラハ
生年月日 (1971-04-01) 1971年4月1日(53歳)
身長 190 cm
体重 81 kg
利き手
ツアー経歴
デビュー年 1990年
引退年 2003年
ツアー通算 25勝
シングルス 0勝
ダブルス 25勝
生涯通算成績 511勝483敗
シングルス 176勝225敗
ダブルス 335勝258敗
生涯獲得賞金 4,803,388 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(1994)
全仏 3回戦(1994・98)
全英 4回戦(1994)
全米 4回戦(1995・97)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(1999)
全仏 優勝(1996・97)
全英 3回戦(1998)
全米 優勝(1997)
優勝回数 3(仏2・米1)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 26位
ダブルス 3位

ダニエル・バチェクDaniel Vacek, 1971年4月1日 - )は、チェコプラハ出身の元男子プロテニス選手。ダブルスの名手としてよく知られ、ロシアエフゲニー・カフェルニコフと組んで全仏オープン1997年全仏オープン男子ダブルス2連覇、1997年全米オープン男子ダブルス優勝があり、4大大会男子ダブルス3勝を挙げた選手である。ジャパン・オープン・テニス選手権でも、男子ダブルスで1997年1999年の2度優勝した。ATPツアーでは、カフェルニコフのほかにもシリル・スークマルティン・ダムなどと組んで数多くのタイトルを獲得した。自己最高ランキングはシングルス26位、ダブルス3位。ATPツアーでシングルスで準優勝5回だが、ダブルスで25勝を挙げた。

経歴

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バチェクは父親の勧めにより、11歳という比較的遅い年齢からテニスを始めた。1990年にプロ入りし、この年にATPツアーのダブルスで3勝を記録する。キャリアの最初期は、バチェクは同じチェコヴォイチェフ・フレグルとペアを組むことが多く、1990年度の3勝はすべてフレグルとのコンビで獲得したものである。その後しばらく好成績が出なかったが、1993年8月のパイロット・ペン・テニスダブルスでシリル・スークと組んで優勝し、1994年に2勝を挙げる。1995年、バチェクはスークとのペアでダブルス年間4勝を獲得し、この頃からダブルス選手としてのキャリアを確立し始めた。この年から男子テニス国別対抗戦デビスカップチェコ代表選手に選ばれ、単複の両方で活躍を始める。

1996年全仏オープン男子ダブルスで、バチェクはエフゲニー・カフェルニコフと組み、自身初の4大大会決勝でギー・フォルジェ/ヤコブ・ラセク組を6-2, 6-3で破って優勝した。同年のアトランタ五輪でバチェクはチェコ選手団入りし、イジー・ノバクと組んだダブルスで準々決勝に進出している。1997年、バチェクとカフェルニコフは全仏オープン全米オープンを制し、4大大会年間2冠を達成した。全仏2連覇の前、バチェクはジャパン・オープン・テニス選手権男子ダブルス優勝もあったが、この時のパートナーはマルティン・ダムであった。彼は1997年に男子ツアーで自己最高成績の年間「5勝」を記録したが、4大大会年間2冠を含む3勝をカフェルニコフと、ジャパン・オープンを含む2勝をダムとのペアで獲得した。

シングルスでのバチェクは、1994年から1999年までの間に5つのATPツアーの大会で決勝戦に進んだが、すべて準優勝に終わった。彼の4大大会シングルス成績は、1994年ウィンブルドン選手権1995年全米オープン1997年全米オープンで4回戦進出がある。デビスカップでは1995年から1999年までチェコ代表選手を務め、通算8勝7敗(シングルス5勝5敗、ダブルス3勝2敗)の成績を残した。

1999年ジャパン・オープン・テニス選手権で、バチェクはジェフ・タランゴと組んで2年ぶり2度目の優勝をした。この年はツアーで挙げた年間4勝のうち、3勝をタランゴと、1勝をジャスティン・ギメルストブとのペアで獲得している。3つの4大大会タイトルを一緒に取ったカフェルニコフとも、1999年までペアを組み続けた。2002年全豪オープン1回戦でダビド・ナルバンディアンに5-7, 6-3, 3-6, 3-6で敗れ、これを最後にシングルスから撤退する。最後のダブルス優勝は、2002年4月のバルセロナ・オープン大会で、パートナーはマイケル・ヒルであった。最後の年となった2003年は、全仏オープンウィンブルドン選手権男子ダブルスのみに出場し、ともに1回戦で敗退した。ジム・トーマスと組んだウィンブルドン選手権1回戦で、ファブリス・サントロ/ミカエル・ロドラ組に1-6, 4-6, 4-6で完敗した試合を最後に、バチェクは32歳で現役を退いた。

4大大会ダブルス優勝

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(パートナーはすべてエフゲニー・カフェルニコフ)

外部リンク

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