テトラクロロアルミン酸リチウム

テトラクロロアルミン酸リチウム
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識別情報
CAS登録番号 14024-11-4 チェック
PubChem 16700422
ChemSpider 21160220 チェック
EC番号 237-850-9
特性
化学式 AlCl4Li
モル質量 175.73 g mol−1
外観 白色結晶
融点

146

危険性
GHSピクトグラム 腐食性物質急性毒性(低毒性)
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H302, H312, H314, H318, H332
Pフレーズ P260, P261, P264, P270, P271, P280, P301+312, P301+330+331, P302+352, P303+361+353, P304+312, P304+340, P305+351+338, P310
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

テトラクロロアルミン酸リチウム(Lithium tetrachloroaluminate, LAC)は、リチウムテトラクロロアルミン酸塩で、化学式LiAlCl4無機化合物である[1]

テトラクロロアルミン酸リチウムの塩化チオニル溶液は、塩化チオニルリチウム電池等のリチウム電池の液体陰極及び電解質となる。また他の陰極-電解質に、テトラクロロアルミン酸リチウム+塩化チオニル+二酸化硫黄臭素がある。

リチウム電池の電解質として使われるその他の塩に、臭化リチウム過塩素酸リチウムテトラフルオロホウ酸リチウムヘキサフルオロリン酸リチウム等があり、あまり一般的でないものには、塩化リチウムヨウ化リチウム塩素酸リチウム硝酸リチウムヘキサフルオロヒ酸リチウムヘキサフルオロケイ酸リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドリチウムトリフルオロメタンスルホン酸リチウム等がある[2]

出典

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  1. ^ Perenthaler, E.; Schulz, Heinz; Rabenau, A. "Crystal structures of lithium tetrachloroaluminate and sodium tetrachloroaluminate as a function of temperature" Zeitschrift fur Anorganische und Allgemeine Chemie (1982), 491, 259-65. doi:10.1002/zaac.19824910133
  2. ^ USA US20080280197 A1, Masaki Machida, "Spirally wound non-aqueous electrolyte secondary battery", published 13 Nov 2008, assigned to Sony Corporation