デトロイト美術館
デトロイト美術館 | |
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施設情報 | |
正式名称 | Detroit Institute of Arts |
愛称 | DIA |
来館者数 | 733,470人(2015年)[1] |
開館 | 1885年 |
所在地 | 5200 Woodward Avenue, Detroit, Michigan |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
プロジェクト:GLAM |
デトロイト美術館(Detroit Institute of Arts,通称DIA)はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイトにある美術館である。古代エジプト美術から現代美術まで65,000以上の芸術品を所蔵している。
歴史
[編集]1885年に開館。
2013年、デトロイト財政破綻の影響で所蔵品の売却が検討されたが[2]、市民や国内外の支援によって売却されなかった[3][4][5]。
コレクション
[編集]特にアメリカ出身の芸術家の作品が多く収められており、その規模はアメリカでも3番目を誇っている。その中にはジョン・ジェームス・オーデュボン、アレクサンダー・カルダー、メアリー・カサット、フレデリック・エドウィン・チャーチ、トマス・エイキンズ、ジョージア・オキーフ、デイル・チフーリ、ポール・リヴィア、ジョン・シンガー・サージェント、ルイス・C・ティファニー、アンドリュー・ワイエス、アンディ・ウォーホル、ジェームズ・マクニール・ホイッスラーなどがある。
他にはバビロンのイシュタルの門、ピーテル・ブリューゲルの『野外での婚礼の踊り』、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョの『マルタとマグダラのマリア』、フィンセント・ファン・ゴッホの『麦わら帽子を被った自画像』、ハンス・ホルバインの女性の肖像画、ディエゴ・リベラのフレスコ画、ジョヴァンニ・ベリーニの聖母子画、ウィリアム・アドルフ・ブグローの『木の実集め』などがある。
ギャラリー
[編集]- ヤン・ファン・エイク『聖ヒエロニムス』1442年
- ベノッツォ・ゴッツォリ『聖母子』1460年
- Master of the Tiburtine Sibyl『Crucifixion』1485年
- Master of Frankfurt, The Virgin Enthroned, 15世紀
- コレッジョ『聖カタリナの神秘の結婚』1512年頃
- ルーカス・クラナッハ『聖クリストフォロス』1518年–1520年
- ピーテル・ブリューゲル『野外での婚礼の踊り』1566年
- ピーテル・パウル・ルーベンス『画家の兄フィリップ・ルーベンス』1611-1612年
- ディエゴ・ベラスケス『Portrait of a Nobleman』1623年
- レンブラント・ファン・レイン『エリザベツ訪問』1640年
- ヤーコプ・ファン・ロイスダール『ユダヤ人墓地』1657年
- ヨハン・ハインリヒ・フュースリー『夢魔』1781年
- エドガー・ドガ『バイオリニストと若い女性』1870年–1872年
- ポール・セザンヌ『水浴する人々』1879年
- フィンセント・ファン・ゴッホ『麦わら帽子を被った自画像』1887年
- フィンセント・ファン・ゴッホ『郵便配達人ジョゼフ・ルーラン』1888年
- ポール・ゴーギャン『自画像』1893年
- ウィリアム・アドルフ・ブグロー『木の実集め』1888年
- Richard James Wyatt『Girl Bathing』大理石, 1830年–35年
- ジャン=バティスト・カルポー『The Smoker』1863年
その他
[編集]愛知県豊田市とデトロイト市が姉妹都市であることから、豊田市美術館と提携している。
脚注
[編集]- ^ “The Art Newspaper Ranking VISITOR FIGURES 2015” (PDF). The Art Newspaper. 2016年10月9日閲覧。
- ^ 米デトロイト美術館、市の財政破綻で存続の危機AFP、2017年8月3日
- ^ 財政破綻したデトロイト、それでも市民が守った美術館ホウドウキョク、2017年8月3日閲覧。
- ^ デトロイト美術館展 市民が守った名画、日本公開産経新聞、2017年8月3日閲覧。
- ^ 売却の危機脱した名画 日本で公開NHK、2017年8月3日閲覧。
外部リンク
[編集]座標: 北緯42度21分33.45秒 西経83度3分53.27秒 / 北緯42.3592917度 西経83.0647972度