トモセシュンサク
トモセシュンサク | |
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プロフィール | |
生誕 | 9月29日 福岡県 |
公式サイト | 無限軌道A |
代表作 | |
一般ゲーム | アンジュ・ヴィエルジュ |
アダルトゲーム | レミニセンス 他多数 |
挿絵 | ようこそ実力至上主義の教室へ 他多数 |
アニメ | ようこそ実力至上主義の教室へ |
トモセシュンサク(9月29日 - )は日本のイラストレーター、原画家。福岡県出身。
来歴
[編集]トモセは中学生ころから漠然と、将来は絵の仕事をしたいと考えるようになっていた。具体的にはジャンプ作家になりたいと思っていた。そのため、大学は美術系の学部(トモセいわく「油絵とか」)に進学した。大学卒業間際に「思いつきで描いたような」読み切り漫画作品を『月刊アフタヌーン』に応募し、四季賞を受賞した[1]。
編集部からはシリーズもの・キャラクターもののネームを依頼されたが、なかなかうまくいかず、トモセは一度漫画から離れた。ある縁で同人ゲームの制作に参加したところ、トモセの絵が意外と好評を博し、「その時、この方向で食っていく道もあるのかも知れないな」と思った。2004年ごろから同人活動を始めるようになった。当時はコミックマーケットなどには参加しておらず、ダウンロード販売のサイトでCGイラスト集を発表していた。それらの作品がアダルトゲーム業界関係者の目にとまり、原画を依頼されるようになる。『だぶる先生らいふっ』(アリスソフト)と『僕と極姫と海のYear!!』(しゃんぐりら)の2作品が2007年の同時期に世に出ているが、最初の仕事は『だぶる先生らいふっ』であった。その当初は鉛筆を使用していたが、彩色の現場から苦情が出、SAIに移行した。SAIで線を引き、Adobe Photoshopで仕上げるスタイルを確立していった[2]。またこのころイラストレーターとしても『マジキュー』で商業デビューし、その後主に『電撃萌王』や『月刊コミック電撃大王』などのアスキー・メディアワークスが発行する雑誌や『COMICポプリクラブ』で活動するようになる。
『だぶる先生らいふっ』以降は、あかべぇそふとつぅ系列の仕事が中心となってくる。ターニングポイントとなったのは『暁の護衛』(2008年、しゃんぐりら)であった。シナリオ担当の衣笠彰梧から導入部分のシナリオを渡され、一読して描き始めたところ普段とは「ノリが違った」という。トモセはそのとき面白い作品の原画を担当する悦びを覚えた。また、特に絵柄に関し、「自分の中で、あぁこんな感じでいいのかなって感触を掴んだシリーズ」になったという[2]。2011年に「てぃ〜ぐる」ブランドを衣笠とともに設立した[3]。
評価
[編集]『このライトノベルがすごい!』(宝島社)イラストレーター部門で2019年度から7年連続トップ10入りを果たし、2021年度から3年連続で1位を獲得している。
年 | 賞 | 部門 | 対象 | 順位 | 備考 |
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2015 | このライトノベルがすごい!2016 | イラストレーター部門 | トモセシュンサク | 46位[4] | |
2016 | このライトノベルがすごい!2017 | 19位[5] | |||
2017 | このライトノベルがすごい!2018 | 11位[6] | |||
2018 | このライトノベルがすごい!2019 | 10位[7] | |||
2019 | このライトノベルがすごい!2020 | 3位[8] | |||
2020 | このライトノベルがすごい!2021 | 1位[9] | |||
2021 | このライトノベルがすごい!2022 | 1位[10] | 2年連続1位 | ||
2022 | このライトノベルがすごい!2023 | 1位[11] | 3年連続1位 | ||
2023 | このライトノベルがすごい!2024 | 3位[12] | |||
2024 | このライトノベルがすごい!2025 | 6位[13] |
作品リスト
[編集]ゲーム
[編集]- だぶる先生らいふっ(アリスソフト、キャラクターデザイン・原画担当)
- こんぼく麻雀 〜こんな麻雀があったら僕はロン!〜(あかべぇそふとつぅ、原画担当)
- 僕と極姉と海のYear!!(しゃんぐりら、キャラクターデザイン・原画担当)
- 暁の護衛(しゃんぐりら、キャラクターデザイン・原画担当)
- 暁の護衛〜プリンシパルたちの休日〜(しゃんぐりら、キャラクターデザイン・原画担当)
- 暁の護衛〜罪深き終末論〜(しゃんぐりら、キャラクターデザイン・原画担当)
- 恋ではなく―― It's not love, but so where near.(しゃんぐりらすまーと、キャラクターデザイン・原画担当)
- レミニセンス(てぃ〜ぐる、キャラクターデザイン・原画担当)
- 君と一緒に(原田泰子のキャラクターデザイン)
- アンジュ・ヴィエルジュ(ナイア・ラピュセアのキャラクターデザイン)
- フラワーナイトガール(スノードロップのキャラクターデザイン)
- ティンクルスターナイツ(梨緒・A・クリステレスのキャラクターデザイン)
小説挿絵
[編集]- 一般向け
- 成人向け
- 月下の剣姫(著:山河勇、出版:キルタイムコミュニケーション、2006年8月26日発売) ISBN 4-86032-296-7
- だぶる先生らいふっ アフター・エピソード(著:はちまん、出版:パラダイム、2008年6月10日初版) ISBN 978-4-89490-868-0
画集
[編集]- トモセシュンサクポプリクラブイラストワークス(出版:MAX、2015年4月15日発売) ISBN 978-4-86379-412-2
- ポプリクラブ表紙イラスト(下記参照)2015年4月号までの78枚を収録。
- トモセシュンサク画集(出版:KADOKAWA、2016年2月29日発売) ISBN 978-4-04-865791-4
- 商業・同人の区別なく収録。
- ようこそ実力至上主義の教室へ トモセシュンサク Art Works(出版:KADOKAWA、2017年9月23日発売) ISBN 978-4-04-069291-3
- 挿絵を手がけている「ようこそ実力至上主義の教室へ」の画集第1弾。
- ようこそ実力至上主義の教室へ 終・1年生編BOX トモセシュンサク Art Works(出版:KADOKAWA、2020年1月24日発売) ISBN 978-4-04-064252-9
- 挿絵を手がけている「ようこそ実力至上主義の教室へ」の画集第2弾。
その他
[編集]- 2008年7月号以降の『COMICポプリクラブ』表紙イラスト(ただし2014年以降は毎号ではない)、2015年8月号までの計80回を担当
- 『メンズヤングスペシャル雷』表紙イラストvol.05から19までの奇数号、計8回を担当
- 『二次元ドリームマガジン』表紙イラストvol.39、49、59、61、63、100
- 『闘姫陵辱』表紙イラストvol.18
- 『コミックアンリアル』vol.43参加
- 『二次元ドリームマガジンイラストレーションズ3』表紙
- アンソロジーコミック『ふたりの兄嫁』(宙出版)参加
- 麗華抱き枕カバー(『暁の護衛』のヒロインを描きおろしたもの)
- テレビアニメ『ましろ色シンフォニー -The color of lovers-』第7話エンドカードイラスト
- テレビアニメ『僕は友達が少ないNEXT』第6話エンドカードイラスト
- テレビアニメ『失われた未来を求めて』第2話後提供イラスト
- テレビアニメ『グリザイアの楽園』第5話提供イラスト
- テレビアニメ『ガヴリールドロップアウト』第8話エンドカードイラスト
- Game-Style壁紙(配信期間:2015年10月27日〜11月23日)
- ASMR『蓄音レヱル しろがね』イラスト
出典
[編集]- ^ BugBug 2014年1月号, p. 199.
- ^ a b BugBug 2014年1月号, p. 200.
- ^ 『TECH GIAN』2012年9月号、エンターブレイン、161頁
- ^ このラノ2016 (2015), p. 83.
- ^ このラノ2017 (2016), p. 96.
- ^ このラノ2018 (2017), p. 95.
- ^ このラノ2019 (2018), p. 94.
- ^ このラノ2020 (2019), p. 90.
- ^ このラノ2021 (2020), p. 94.
- ^ このラノ2022 (2021), p. 94.
- ^ このラノ2023 (2022), p. 100.
- ^ このラノ2024 (2023), p. 99.
- ^ このラノ2025 (2024), p. 110.
- ^ “ようこそ実力至上主義の教室へ : 作品情報”. アニメハック. 2020年5月11日閲覧。
参考文献
[編集]- エンターブレイン『マジキュー』Vol.39のインタビュー記事
- 「美しょゲークリエイター列伝:Creator.84 トモセシュンサクさん」『BugBug』2014年1月号、マガジン・マガジン、2013年12月3日、199-201頁、全国書誌番号:01019126。
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2016』宝島社、2015年12月5日。ISBN 978-4-8002-4766-7。
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2017』宝島社、2016年12月8日。ISBN 978-4-8002-6345-2。
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2018』宝島社、2017年12月9日。ISBN 978-4-8002-7798-5。
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2019』宝島社、2018年12月8日。ISBN 978-4-8002-9044-1。
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2020』宝島社、2019年12月9日。ISBN 978-4-8002-9978-9。
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2021』宝島社、2020年12月8日。ISBN 978-4-299-01056-8。
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2022』宝島社、2021年12月9日。ISBN 978-4-299-02264-6。
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2023』宝島社、2022年12月10日。ISBN 978-4-299-03647-6。
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2024』宝島社、2023年12月9日。ISBN 978-4-299-04899-8。
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2025』宝島社、2024年12月10日。ISBN 978-4-299-06183-6。
外部リンク
[編集]- 無限軌道A(本人HP)(18歳未満閲覧禁止)
- トモセシュンサク (@tomose_shunsaku) - X(旧Twitter)