ドイツ・ブンデスリーガ1979-1980

Fußball-Bundesliga

シーズン	1979-1980
優勝	FCバイエルン・ミュンヘン (6回目)
試合数	306
ゴール数	1023 (1試合平均3.34)
得点王	カール＝ハインツ・ルンメニゲ (26点)
合計観客動員	7,433,878
平均観客動員	24,294
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フースバル・ブンデスリーガ 1979-1980 はドイツサッカー協会 (DFB) によって開催された男子全国最上位リーグの第17シーズン目である。FCバイエルン・ミュンヘンが優勝し、6回目のドイチャー・フースバルマイスターの座に就いた^[1][2][3][4]。

残り2試合の段階で、前回王者ハンブルガーSVとバイエルンは勝ち点が並び、得失点差も同じ「+48」であった。が、総得点でHSVが首位だった。第33節にHSVが昇格組レーヴァクーゼンに1-2で敗れると、バイエルンは残り2試合に勝ち、自身6度目のドイチャーマイスターとなった^[5]。HSVはさらに、UEFAチャンピオンズカップ 1979-80決勝でもノッティンガム・フォレストFCに0-1で敗れ、無冠に終わった。また、ケヴィン・キーガンがこのシーズン限りでHSVを退団している。

3位争いは前代未聞の結果になった。1.FCカイザースラウテルンとVfBシュトゥットガルトは、勝ち点・得失点差・総得点いずれも差がつかず、当該対戦結果も1勝1敗 (FCK2-1VfB, VfB3-1FCK)であったので、いずれも3位として記録されている。DFBポカールに優勝していないので、双方ともUEFAカップ出場となった。1999-2000シーズン以降、こうしたケースでは順位決定戦の実施が規定された。DFBポカールは、フォルトゥナ・デュッセルドルフが決勝で1.FCケルンを2-1で下し、連覇した。

1979年8月28日の第3節、アイントラハト・フランクフルト-シュトゥットガルト戦において、暴動と乱闘が発生し、負傷者18人 (うち数名は重傷)、5人が逮捕された。警察は弾薬の入っていない拳銃、4mm口径の拳銃、皮覆棍棒を押収した^[6]。

（出典：^[4]）

首位

最下位

（出典：^[7]）

順位	選手	クラブ	得点数
1.	カール＝ハインツ・ルンメニゲ	FCバイエルン・ミュンヒェン	26
2.	ホースト・ルーベシュ	ハンブルガーSV	21
	ディーター・ミュラー	1. FCケルン
4.	マンフレート・ブアクスミュラー	ボルシア・ドルトムント	20
	ハーラルト・ニッケル（ドイツ語版）	ボルシア・メンヒェングラートバッハ

（出典：^[8]）

1.

FCバイエルン・ミュンヘン

GK:ヴァルター・ユンガンス（ドイツ語版） (29試合/-得点); マンフレート・ミュラー（ドイツ語版） (5/-) Df: ウド・ホアスマン（ドイツ語版） (34/5); クラウス・アウゲンターラー (34/2); ハンス・ヴァイナー（ドイツ語版） (34/1); ヴォルフガン・ドレムラー (26/-); ヤン・アイナル・オース（ドイツ語版） (6/1); ペーター・グルーバー（ドイツ語版） (3/-); ゲオーク・シュヴァーツェンベック (2/-) MF: パウル・ブライトナー (c) (32/10); ベアント・デュアンベアガー（ドイツ語版） (31/3); クート・ニーダーマイアー（ドイツ語版） (29/10); ヴォルフガン・クラウス（ドイツ語版） (22/1); ブランコ・オブラク (20/1) FW: カール＝ハインツ・ルンメニゲ (34/26); ディーター・ヘーネス (32/16); ノアバート・ヤンツォン（ドイツ語版） (28/7); ヴィルヘルム・ライジンガー（ドイツ語版） (4/-) 監督: パール・チェルナイ

（出典：^[9]）

名前	生年月日	所属協会	担当試合数			備考
ヴォルフ＝ディーター・アーレンフェルダー	1944-02-11	ニーダーライン	8	5	0
ハインツ・アルディンガー	1933-01-07	ヴュルテンブルク	12	10	0	FIFA国際審判員
カール＝ヨーゼフ・アッセンマッハー	1947-05-30	ミッテルライン	8	17	1
ヴィンフリート・ブリュックナー	1948-12-09	ニーダーザクセン	9	22	0
ヴェアナー・ブアガース	1934-05-15	ニーダーライン	8	18	0
クラウス・クラユス	1940-07-03	バーデン	8	17	0
ディーター・ドレーア	1933-03-17	ヘッセン	8	11	0
ヴァルター・エンゲル (審判員)	1939-05-15	ザールラント	9	7	0
ヴァルター・エシュヴァイラー	1935-09-20	ミッテルライン	11	14	0	FIFA国際審判員
ペータ－・ガボーア	1940-04-19	ベルリン	8	12	0
ヴィルフリート・ハイトマン	1943-10-04	ニーダーザクセン	8	12	0
ゲアト・ヘニヒ	1935-04-24	ニーダーライン	10	19	0	FIFA国際審判員
フランツ＝ヨーゼフ・ホントハイム	1938-08-13	ラインラント	9	19	0
ウド・ホーアアイス	1944-08-27	ハンブルク	8	15	0
ヴァルター・ホアストマン	1935-08-28	ニーダーザクセン	11	19	2	FIFA国際審判員
ホアスト・ヨース	1934-07-27	ヴュルテンベルク	10	12	0
ギュンター・リン	1935-03-16	ラインラント	10	18	1	FIFA国際審判員
メダードゥス・ルカ	1935-03-12	ザールラント	10	16	0
ユアゲン・メスマー	1940-05-26	バーデン	9	20	0
ゲアト・モイザー	1936-06-26	ズュートヴェスト	8	11	1
ディーター・ミヒェル	1941-06-14	バイエルン	8	9	0
ヴァルター・ニーマン (審判員)	1933-01-01	ハンブルク	9	18	0
ハインツ・クヴィンドー	1933-08-28	ズュートヴェスト	9	16	0
ヤン・レデルフス	1935-08-20	ニーダーザクセン	11	27	0	FIFA国際審判員
ギュンター・リッセ	1936-09-18	ヴェストファーレン	8	19	1
ヴェアナー・ロス (審判員)	1944-11-13	バイエルン	9	16	0
フォルカー・ロート	1942-02-01	ニーダーザクセン	11	15	0	FIFA国際審判員
エーバーハート・シュモーク	1937-04-12	南バーデン	8	19	0
ディーター・シュテークリヒ	1941-02-08	ミッテルライン	8	17	0
ヘルムート・トライプ	1944-02-28	ザールラント	8	12	1
マンフレート・ウーリヒ (審判員)	1940-03-20	ヴェストファーレン	8	21	0
ライナー・ヴァルタート	1940-06-09	ヴェストファーレン	9	15	0
ロバート・ヴァルツ	1942-02-27	ヴュルテンベルク	7	19	0
ヴィンフリート・ヴァルツ	1942-02-27	ヴュルテンブルク	11	23	0
総計:			306	615	12
出典: weltfussball.de[10]

1. ^ Karel Stokkermans and Andreas Werner (11 Oct 2024). “(West) Germany - List of Champions” (英語). RSSSF. 2025年2月5日閲覧。
2. ^ “Germany 1979/80” (英語). RSSSF. 2025年2月5日閲覧。
3. ^ “Bundesliga Titelträger” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
4. ^ ^{a b} “Bundesliga Tabelle” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
5. ^ リヒテンベルガー 2005, p. 348.
6. ^ “unten: «Wirbel, Handgemenge und +2:0»”. Arbeiterzeitung. (1979年8月30日) 
7. ^ “Bundesliga Torjäger 1979/80” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
8. ^ “Bundesliga Einsätze” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
9. ^ “Bundesliga Schiedsrichter 1979/80” (ドイツ語). kicker.de. 2025年2月5日閲覧。
10. ^ “Schiedsrichter”. weltfussball.de. 2016年10月24日閲覧。

• ウルリッヒ・ヘッセ・リヒテンベルガー『ブンデスリーガ ドイツサッカーの軌跡』秋吉香代子 訳、バジリコ株式会社、2005年。ISBN 4-901784-92-7。