ニコンミュージアム
ニコンミュージアム NIKON MUSEUM | |
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施設情報 | |
正式名称 | ニコンミュージアム |
専門分野 | 精密機器 |
管理運営 | 株式会社ニコン |
開館 | 2015年10月17日 |
所在地 | 〒108-6290 東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟 2階 |
外部リンク | https://www.nikon.co.jp/corporate/museum/ |
プロジェクト:GLAM |
ニコンミュージアムは、東京都港区港南の品川インターシティC棟2Fに所在する、ニコン製品の博物館である。2024年に予定されているニコン新本社ビル(東京都品川区西大井)への移転に伴い、2024年3月1日から長期休館する。新本社ビルでのリニューアルオープンは2024年秋ごろを予定している。
概要
[編集]2017年7月の同社創立100周年を記念して開設。これまでのニコンの歴史や、数多くの製品、技術などを展示する初の施設となる[1]。580平方メートルのスペースに、ニコンの歴代カメラをはじめ、顕微鏡、測定機、半導体露光装置などを展示する[1][2]。 カメラメーカーが自社の製品を展示するミュージアムとしては国内初となる[2]。『ニコン党員』[3]と呼ばれるニコンファンの間では、ここを訪れることを「ミュージアム詣で」と呼んでいる[4]。
展示内容
[編集]- A Century at Nikon 光と精密、100年の足跡
- 1917年の創業からの歴史を壁面に紹介。
- 合成石英ガラスインゴット
- ニコンが製造する、半導体露光装置用に使われる大型の合成石英ガラスインゴットをミュージアムのシンボルとして設置。手で触れることも可能。
- Theater 映像と音楽で振り返るニコンの100年
- 和田薫が作曲した交響組曲を和田自ら指揮したオーケストラ演奏に、ニコンの歴史や製品を織り交ぜた動画を上映する。
- Universe of Nikon ニコンがひらく世界
- プロジェクターと大型スクリーンを使って、ニコンが開発する先端の世界(人体や半導体)の映像が見られる[5]。スクリーンの前にあるトラックボールを操作して映像を選択する。
- Lens Laboratory レンズの実験室
- 写真家の監修により、低年齢層向けの映像を用いて、レンズがどういった働きをするかを体験できる、世代を問わず楽しめる実験スペース。
- Spirit of Nikon 次の100年へ、受け継がれる精神
- ニコンの100年の歴史の原点や光学ガラスや探照灯用反射鏡を展示。
- トピックス展示
- 報道カメラ、試作品カメラ、写真画像電送装置、双眼鏡、メガネレンズなどを展示。
- 映像とニコン
- 「ニコンI型」から最新のデジタル一眼レフカメラまで、約450点のカメラとレンズを一堂に展示[5]。関連エピソードや技術も解説。
- 産業とニコン
- 半導体製造装置や測定機器の展示。半導体製造に用いられる縮小投影型露光装置の稼働実演が見られる。
- バイオ・医療機器とニコン
- 顕微鏡やマイクロスコープといった健康・医療分野の製品を展示。
- 宇宙とニコン
- 天体観測機器、スペースシャトルに搭載された宇宙用カメラ、人工衛星に搭載される光学機器などを、赤外線天文衛星「あかり」の模型とともに解説。
- 半導体露光装置用に開発された合成石英ガラスインゴット
- 約450点の歴代のカメラの展示
ミュージアムショップ
[編集]入り口そばに小規模なミュージアムショップを設置[5]。自動販売機でチケットを購入して、インフォメーションに渡す。一口羊羹をはじめ、様々なミュージアム限定品も販売されている[4]。
アクセス
[編集]品川駅港南口徒歩7分。駅を出て右手の「インターシティ」方面を進み、C棟に入ってニコン本社総合受付の先を左に入る。入場無料。ただし日曜日と祝日は休館。
脚注
[編集]- ^ a b カメラ450台を展示する「ニコンミュージアム」、17日にオープン
- ^ a b スマホで縮小するデジカメ市場で日本ブランドは生き残れるか ニコン、創業100年で企業「ミュージアム」オープン
- ^ 月刊日本カメラ2017年11月号266ページ
- ^ a b 本物のペンタプリズムなど ニコンミュージアム限定商品第3弾
- ^ a b c 100年の光学技術に圧倒される「ニコンミュージアム」レポート