ニール・ゲイマン

ニール・ゲイマン
ニール・ゲイマン(2019年)
誕生 Neil Richard Gaiman
(1960-11-10) 1960年11月10日(64歳)
イギリスの旗 イギリスハンプシャー州ポーチェスター
職業 SF作家ファンタジー作家コミック原作者脚本家
国籍 イギリスの旗 イギリス
ジャンル ファンタジーホラーSFダーク・ファンタジーコメディ
代表作 『サンドマン』、『ネバーウェア』、『アメリカン・ゴッズ』、『スターダスト』、『コララインとボタンの魔女』、『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』、『グッド・オーメンズ』、The Ocean at the End of the Lane
主な受賞歴 カーネギー賞
世界幻想文学大賞
ヒューゴー賞
活動期間 1984年–
配偶者
Mary McGrath
(結婚 1985年、離婚 2007年)
Amanda Palmer
(結婚 2011年)
子供 4
公式サイト neilgaiman.com
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

ニール・リチャード・マッキノン・ゲイマンNeil Richard MacKinnon Gaiman[† 1] [ˈɡmən][3]1960年11月10日[4] - )は、イギリスの作家。短編・長編小説、コミックブックグラフィックノベルの原作、声劇や映画の脚本で知られる。代表的な作品にはコミックブックシリーズ『サンドマン』、小説『スターダスト』、『アメリカン・ゴッズ』、『コララインとボタンの魔女』などがある。ヒューゴー賞ネビュラ賞ブラム・ストーカー賞など多数の文学賞を受けている。同一の作品(『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』2008年)に対してニューベリー賞カーネギー賞の両方を受賞した最初の作家である[5][6]

生い立ち

[編集]

ニール・ゲイマンの家系はポーランドなどの東欧系ユダヤ人にルーツを持つ[7]。ニールの曽祖父はベルギーのアントワープからの移民で、1914年までに英国の地を踏んだ[8]。祖父はイングランド南部のハンプシャー州ポーツマスで食料雑貨店のチェーンを開き、父デイヴィッド・バーナード・ゲイマンが後を継いだ[9]。母シェイラ・ゲイマン(旧姓ゴールドマン)は薬剤師だった。クレアとリジーという二人の妹がいる[10]。ニール・ゲイマンは1960年にポーツマス近郊のポーチェスターで生まれた。1965年に転居したウェスト・サセックスイースト・グリンステッドにはサイエントロジー・センターがあり、両親はそこでダイアネティックスを学んだ。ゲイマンの妹の一人は成人後にロサンゼルスのサイエントロジー教会で活動している。もう一人の妹リジー・カルシオリはこう語っている。「私たちの家の付き合いは、ほとんどサイエントロジーかユダヤ人の親戚の関係でした。子供のころに宗教は何か訊かれたら、答えた相手を面食らわせてしまったでしょうね。「ユダヤ系サイエントロジスト」ですから」ゲイマンによれば彼自身はサイエントロジストではないが、家族が信仰しているサイエントロジーとユダヤ教に対してはいくらかの共感を持っているという[11]。個人的な宗教観については「DCユニバース(DCコミックス社の作品世界)には神がいるよ。この世界については、神の存在がどうのこうの言い立てる気はない。どうだろうな、たぶん確率は半々じゃないか。私にはどうでもいいことなんだ」と述べている[12]

ゲイマンは4歳ですでに読むことができた。「よく本を読む子供だった。読書が好きだった。何を読んでいても楽しかった。学校ではどの教科もよくできたが、特別多才だったからじゃない。学期の初日に教科書が配られるとすぐ読んでしまったからだ。授業で出てくることはとっくに読んで知っていた」[13] 10歳ごろにはデニス・ホイートリー英語版の著作を読み通し、特に The Ka of Gifford HillaryThe Haunting of Toby Jugg から大きな影響を受けた[14]。学校の図書室で出会ったJ・R・R・トールキンの『指輪物語』には強く引き付けられ、2巻までしか所蔵されていなかったが何度も借り出して読み返した。後に英語と図書の科目で表彰を受け、賞品としてようやく第3巻を手にすることができた[15][16]

7歳の誕生日にはC・S・ルイスの『ナルニア国物語』をプレゼントされた。後にこう回想している。「ルイスがよくやる、読者に向けたカッコ書きの意見表明に感嘆した。ルイスはそうやって直接語りかけていた。 … よく思っていた。『すごいな、ほんとにかっこいいや! 僕もこれやりたい! いつか作家になったら、カッコ書きを使いこなせるようになろう』って。ものをカッコに入れる力が気に入っていたんだ」[15] ゲイマンは『ナルニア』シリーズ最終巻が1956年のカーネギー賞を受けたことで文学賞というものの存在を知った。自身が2010年に同じ賞を受けたときには、「これこそ世の中でいちばん重要な文学賞に違いないと思っていた」という記憶を語り[6]、「7歳のころの自分を幸せにできるなら、それはいい人生だ。7歳の自分に手紙を書くようなものだ」とも述懐した[5]

ゲイマンはウェスト・サセックス州アーディングリーのアーディングリー・カレッジで学んだ。

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』も子供時代の愛読書であり、「永遠の愛読書」「いつもアリスを手に取っていたので、全部覚えてしまった」という[15]。そのほか、幼少期から10代にかけて好んでいた作家としてゲイマンが挙げた作家には、ウィリアム・S・ギルバートマイケル・ムアコック[17]ルイス・キャロルラドヤード・キプリングウィリアム・S・バロウズバロネス・オルツィH・P・ラヴクラフトブラム・ストーカージェームズ・ブランチ・キャベル英語版カート・ヴォネガット[18]G・K・チェスタトンホープ・マーリーズ英語版レイ・ブラッドベリハーラン・エリスンジーン・ウルフ[19] がいる。

子供のころにはマーベル・コミックスDCコミックスのようなアメリカのコミックブックも好んで読んでいた[15][17]。15歳の時、学校のキャリア・カウンセラーに「将来アメリカンコミックスの原作者になる」と伝え、「それより会計士はどうだ?」とあしらわれたことがある[19]。コミック作画家のスティーヴ・ディッコ[20]ウィル・アイズナー[21] も好んでいた。

ゲイマンは複数の英国国教会の学校に通った。イースト・グレンステッドのフォントヒル・スクール[22]、アーディングリー・カレッジ(1970–74年)、クロイドンホイットギフト校英語版(1974–77年)[23] などである。7歳のとき、父親がサイエントロジー教会の広報担当だったことが原因である男子校への入学を拒絶され、それまで通っていた学校に復学したことがあった[11][24]。イースト・グリンステッドに住んでいた時期は長く、1965年から1980年まで、さらに1984年から1987年まで住んでいた[22]。最初の妻メアリー・マクグラスとは、マクグラスがサイエントロジーを学びながらゲイマンの父が所有する住宅で生活していた時に知り合った。第一子マイケルが産まれた後の1985年に二人は結婚した[11]

文筆活動

[編集]

ジャーナリズム、初期の著作、文学的影響

[編集]
Open Rights Groupの後援者として、創作者の権利について語っている。

20歳ごろ、9歳のときから愛読していたSF作家R・A・ラファティに手紙を書き、作家になるためのアドバイスを求めるとともに、ラファティのパスティーシュ作品を見せた。ラファティはゲイマンへの返信で励ましや役に立つ情報、文学的なアドバイスを与えた[25][26]

もっとも影響を受けた作家はロジャー・ゼラズニイだと語ったことがあり[27]、文語体の文体や題材にその影響が見て取れる[28]。ほかに「私の心を形づくってくれて、著作家の道に向かわせた」という作家には、ムアコック、エリスン、サミュエル・R・ディレイニーアンジェラ・カーター、ラファティ、アーシュラ・K・ル=グウィンらがいる[27]

1980年代の始めには、ジャーナリズムの世界でインタビュー記事や書評を書きながら、出版界について学び、いつか著書を出すときに役立つであろうコネを作っていた[15]

1984年、駅で売っていたアラン・ムーア原作のコミック『スワンプシング』と出会い、真剣に読むようになった。当時はコミックを子供向けの読み物と思っていたが、ムーアの革新的で力強いアプローチから大きな影響を受け、コミックショップに足しげく通うようになったという[29]

1984年に出した最初の著書はロックバンドデュラン・デュランの伝記だったが、版元の破産ですぐに書店から消えた[† 2][30]。翌年にはキム・ニューマンと共著でSF・ファンタジー・ホラー小説の笑える部分を集めて紹介する本 en:Ghastly Beyond Belief を書いたが[31]、前払金を越える印税は得られなかった[32]。1985年には『ペントハウス』記者の職を提示されたが、ジャーナリズムの世界に骨を埋める気はなかったため断ったという[33]

この時期はポルノ誌 Knave をはじめとする多くの雑誌にインタビュー記事を書いていた。複数の競合誌で仕事をしていたため、ゲリー・マズグレイヴやリチャード・グレイなどの筆名を使いわけた[34]。1980年代後半には「古典的な英国ユーモリストのスタイル」で『銀河ヒッチハイク・ガイド』の解説本[† 3] を書いた[35]。それに次いで書き始めた作品は、後に英国人作家テリー・プラチェットとの共作により、黙示録の到来を題材にした喜劇小説『グッド・オーメンズ英語版』へと発展した[36]

コミック

[編集]

ゲイマンはジャーナリストとして活動している間にコミック原作者アラン・ムーアと親交を持ち[37]、自身も原作を書き始めた。最初に出版されたのは、英国のコミック週刊誌『2000AD英語版』の短編枠「フューチャー・ショックス」に1986年から翌年にかけて掲載されたコミック・ストリップ4編だった。長年の友人となる画家デイヴ・マッキーン英語版とはこの時期に知り合い、グラフィックノベル作品『バイオレント・ケース英語版』、Signal to NoseThe Tragical Comedy or Comical Tragedy of Mr. Punch の3編を共作した。

1987年2月、米国DCコミックス社の編集者がコミック作家のスカウトのため訪英した。ゲイマンがこのとき持ち込んだ企画は[38]、リミテッド・シリーズ『ブラック・オーキッド英語版』としてDC社から刊行された[39][40]。DC社の編集者カレン・バーガー(後に新レーベルヴァーティゴ英語版を立ち上げることになる)は、『ブラック・オーキッド』の刊行に先立ってゲイマンに別の仕事を依頼した。「サンドマン英語版」という古いキャラクターを独自の解釈でリメイクしてほしいというのだった[15]

ゲイマンが作り出した『サンドマン』の主人公は、ドリームやモルフェウスなど多くの名を持つ、夢という概念が擬人化された不死の存在だった。『サンドマン』月刊シリーズは1989年1月に開始され、1996年3月に完結した[41]。同シリーズは75号にわたり、10巻の単行本として再刊されてからはスピンオフ作品とともに20年以上にわたって版を重ねている。作画を担当したのは、サム・キース英語版マイク・ドリンゲンバーグ英語版ジル・トンプソン英語版ショーン・マクマナス英語版マーク・ヘンペル英語版マイケル・ズリ英語版など。レタリングはトッド・クライン英語版、カラーリングはダニエル・ヴォッツォなど、表紙画はデイヴ・マッキーンによる[15]。『サンドマン』はDC社のトップセラーの一角を占めるようになり、「バットマン」や「スーパーマン」をも上回った[42]。コミック史家レス・ダニエルズは『サンドマン』を「驚くべき傑作」と呼び、「ファンタジーやホラー、アイロニックなユーモアを混ぜ合わせた作風はコミックブックではこれまで見られなかったものだ」と評した[43][44]。DCコミックス社の重役で原作者でもあるポール・レヴィッツ英語版は次のように述べている。「『サンドマン』はグラフィックノベルのシリーズとして初めて規格外の成功を収めた作品だった。それまでコミックを読まなかった層、特に大学生女子を引き付け、コミック読者に変えたのだ。ゲイマン自身も本作で文化的アイコンとなった」[45]

『サンドマン』第8号でゲイマンと作画のドリンゲンバーグは主人公ドリームの姉デスを登場させた。死の擬人化であるデスはドリームに並ぶ人気キャラクターとなった[46]。1993年にリミテッド・シリーズとして刊行されたスピンオフ作品『デス―ハイ・コスト・オブ・リビング』は、DC社の新レーベルであるヴァーティゴの第1弾タイトルとなった[47]

ゲイマンはジェイミー・デラーノ英語版とともに、リック・ヴィーチの後任として『スワンプシング』の原作を務めることになっていた。しかし、スワンプシングがイエス・キリストと出会うというヴィーチのストーリーが1989年にDC社によって却下されると、抗議としてヴィーチ、ゲイマン、デラーノはそろって同誌から手を引いた[48][49]

1989年、ゲイマンはDC社の「シークレット・オリジン英語版」シリーズで原作を2編書いた。マーク・バッキンガムの作画によるポイズン・アイビーのストーリーと[50] と、Bernie Mireault とマット・ワグナー英語版の作画によるリドラーのストーリーである[51]。同年に『アクション・コミックス・ウィークリー』に書いた原作はストーリー上の問題があってお蔵入りとなったが、2000年になってから Green Lantern/Superman: Legend of the Green Flame の題で刊行された[52]

ゲイマンは1990年に英国エクリプス・コミックス英語版のタイトル『マーベルマン[† 4] の原作をムーアから引き継ぎ、作画のマーク・バッキンガムとともに数年にわたって制作を行ったが、版元エクリプスの倒産によりストーリーは未完に終わった。

1990年には『ブックス・オブ・マジック英語版』の原作を書いた。全4号のミニシリーズで、DCユニバースにおける神話と魔術の世界を枠物語の形式で語るものであった。主人公は英国人の少年で、自分が世界でもっとも偉大な魔術師になる運命を背負っていることを知る[53]。 同作は人気を博し、ジョン・ネイ・リーバーの原作による定期シリーズが発刊されるに至った[54]

ゲイマンは作画家マイケル・ズリとともにスウィーニー・トッドをコミック化し、スティーヴン・R・ビセット英語版が編集するアンソロジー誌『タブー英語版』に連載したが、同誌の終刊により未完となった[55]

1993年、イメージ・コミックスを設立したトッド・マクファーレンの作品『スポーン』に原作を提供し、アンジェラなどのキャラクターを作り出した。後にゲイマンとマクファーレンの間にキャラクターの著作権をめぐって争いが起きた(#訴訟)。その結果、アンジェラは2013年にマーベルのミニシリーズ『エイジ・オブ・ウルトロン』最終号でマーベル世界に移籍した[56]

1990年代半ばには、小出版社テクノ・コミックス英語版が企画したシリーズにキャラクターと設定の原案を提供した。企画は変遷の末に、同じ世界の出来事を描く三つのシリーズ(Lady JusticeMr. Hero the Newmatic ManTeknophage[57] および関連誌に派生した。ゲイマンの名はキャラクターの作者として大きくクレジットされたが、原作は手掛けていない。

エド・クレイマーが編集したアンソロジー Elric: Tales of the White Wolf への寄稿で、マイケル・ムアコックアンチヒーローであるメルニボネのエルリックに夢中になった少年が主人公の自伝的小説を書いた。1996年にはクレイマーとともにオリジナル短編小説のアンソロジー『サンドマン: ブック・オブ・ドリームズ』を編集した。同書にはトーリ・エイモスクライヴ・バーカージーン・ウルフタッド・ウィリアムズ英語版らが名を連ねており、 英国幻想文学大賞にノミネートされた。

DC社とともに米国の二大出版社とされるマーベル・コミックスでは二つのシリーズで原作を書いている。全8号のミニシリーズ『マーベル1602英語版』はアンディ・キューバート英語版リチャード・イサノーヴ英語版の作画で2003年11月から2004年6月にかけて刊行された[58]。全7号のミニシリーズ『エターナルズ』はジョン・ロミータ・Jrの作画で2006年8月から2007年3月にかけて刊行された[59][60]

2009年、DCが『バットマン:R.I.P.英語版』に続くエピソードとして出した『バットマン:ザ・ラスト・エピソード英語版[† 5] 前後編の原作を書いた[61][62]。アラン・ムーアの名作『スーパーマン: ザ・ラスト・エピソード[† 6](初版1986年)と対になるものである[63]。2009年に刊行された週刊紙スタイルのシリーズ『ウェンズデイ・コミックス』では、作画家マイク・オールレッド英語版とともに「メタモルフォ英語版」のストーリーを全12回にわたって連載した[64][65]。『アクション・コミックス』第894号(2010年12月)では、『サンドマン』のデスが登場するストーリーの原作をポール・コーネルと共作した[66]。2013年10月、DCコミックスからJ・H・ウィリアムズ3世英語版の作画で『サンドマン: オーバーチュア』を出した[67]

小説

[編集]
ニール・ゲイマン(2009年)。

1990年、『ディスクワールド』シリーズで知られる作家テリー・プラチェットとの共著で小説第1作『グッド・オーメンズ英語版』を書いた。プラチェットは2011年に、同作は全編にわたって共同で書かれたもので、アイディアも大半は両者に帰属すると語った。執筆・編集作業の負担はプラチェットの方が多かったが、それはゲイマンが『サンドマン』の執筆で時間的余裕がなかったためだという[68]

ゲイマンは1996年に自身が脚本を書いたBBCの全6回のテレビドラマ『ネバーウェア英語版』をノベライズしたが、単独で執筆した長編小説はこれが第1作となった。小説版『ネバーウェア英語版』はドラマの放映と同時に刊行されたが、内容的にはいくつか大きな相違点があった。後に小説は2度改変されている。一度目はロンドン地下鉄になじみのないアメリカ人読者のため、もう一度はオリジナル版に不満があったためである[要出典]

1999年にはファンタジー小説『スターダスト』の初版が発行された。通常版のほか挿絵付き版があった[要出典]。同作はヴィクトリア朝時代のフェアリーテイルと文化に大きな影響を受けている[69]

2001年に刊行された『アメリカン・ゴッズ英語版』は、著作中で最大のヒット作の一つで、多くの賞を受けた[70]。2011年には、オリジナルの普及版より12,000ワード長い著者校版テキストを収録した10周年アニバーサリー・エディションが刊行された[要出典]

『アメリカン・ゴッズ』に直接的な続編はないが、その登場人物を使った作品は書かれている。本編完結後の主人公シャドウが欧州を旅する姿が描かれた短編作品「谷間の王者―『アメリカン・ゴッズ』後日譚」では、スコットランドを舞台に『アメリカン・ゴッズ』の手法で『ベーオウルフ』の世界が描かれた。2005年の長篇『アナンシの血脈英語版』は、ミスター・ナンシーことアナンシの神話に材を取っている。作中に登場するアナンシの息子の一人は半神、もう一人は平凡で控えめな英国人であり、二人は互いに関係を深めながら、父から共通して受け継いだものを探す。同作は『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラーリストの首位を占めた[71]

2008年の後半には児童書の新作『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活英語版』が出た。家族が全員殺害され、墓場で幽霊に育てられたノーボディという少年が主人公の物語で、ラドヤード・キップリングの『ジャングルブック』に強い影響を受けている。同作は60週以上にわたって『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラーリストのチャプターブック部門トップ10に名を連ねた[72]

2013年、The Ocean at the End of the Lane が投票によって全英図書賞英語版ブック・オブ・ザ・イヤーに選出された[73]。葬儀のため帰郷した男が40年前に始まった出来事を思い起こす物語で[74]、自己意識や「幼少期と成人期の不連続性」などがテーマである[75]

2017年2月、数年にわたって取り組んできた[76]北欧神話の改作『物語北欧神話』が刊行された[77]

映像作品など

[編集]

脚本

[編集]

ゲイマンはBBCが1996年に放映したダーク・ファンタジー『ネバーウェア』の脚本を書いた。1999年に米国で公開された日本のアニメ映画『もののけ姫』では、オリジナル脚本の英訳を元にして英語版の脚本を執筆した[78]。旧友デイヴ・マッキーンが監督する2005年の映画『ミラーマスク』ではマッキーンと共同で脚本を執筆した。2007年にはロバート・ゼメキス監督の『ベオウルフ/呪われし勇者』でロジャー・エイヴァリーとともに脚本を書いた[79]

1999年にテレビドラマ『バビロン5』の最終シーズン5のエピソード「死者の日」の脚本を書いた。同作の後半3シーズンで脚本を書いたのは、制作総指揮のJ・マイケル・ストラジンスキー以外にはゲイマンだけだった[78]

ロバート・ゼメキス監督のもとで進められていたニコルソン・ベイカーの小説『フェルマータ』の映画化では、脚本原稿を少なくとも3編執筆した[80][81]。しかし企画は頓挫し、ゼメキスは『ポーラー・エクスプレス』の監督に、ゲイマンは『ベオウルフ』の脚本共作に移った。

映画化が検討されたり、公開に至った小説作品はいくつもある。その代表は2007年8月に公開されたマシュー・ヴォーン監督の『スターダスト』である。2009年2月にはヘンリー・セリック監督のストップモーションアニメ『コララインとボタンの魔女 3D』が公開された[11]。2009年のニューベリー賞を受賞した小説『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』はロン・ハワードの監督で映画化される予定である[82]

2007年、10年間にわたって企画段階から進まなかった映画版『デス: ハイ・コスト・オブ・リビング』が、ワーナー・インディペンデントによってゲイマン自身の脚本・監督で製作されることが告知された。プロデューサーはドン・マーフィーとスーザン・モントフォード、エグゼクティブプロデューサーはギレルモ・デル・トロとされた[83][84]。しかし2010年に製作中止が伝えられた[85]

ゲイマンが書いた声劇作品2編がシーイング・イヤー・シアターによって上演されている。 白雪姫の翻案 Snow, Glass, Apples、および、堕罪以前の天国で起きた最初の犯罪の物語 Murder Mysteries である。これらの声劇は1998年の作品集 Smoke and Mirrors に収録された[86]

BBCの長寿SFドラマシリーズ『ドクター・フー』でも、マット・スミスドクターを演じる第6シリーズ(2011年)で脚本を書いている[87]。 エピソードのタイトルは変遷を経て "The Doctor's Wife"(邦題「ハウスの罠」)となった[88]。同作は2012年のヒューゴー賞映像部門(短編)を受賞した[89][90]。 後に書いたもう1編のエピソード "Nightmare in Silver"(邦題「銀色の悪夢」)は2013年5月11日に放送された[91][92]

2011年にはゲイマンが新作の映画『西遊記』の脚本を執筆することが報道された[93][94]

2015年、米国のテレビ局Starzはゲイマンの小説に基づくテレビドラマ『アメリカン・ゴッズ』の製作を決定した。ブライアン・フラーマイケル・グリーンが脚本とショーランナーを務め[95]、2017年から放送されている。

2019年には、イギリスのテレビ局BBC TwoAmazonビデオが共同製作でテレビドラマ『グッド・オーメンズ』が放送および配信された。ゲイマンは製作総指揮と脚本を担当した。

出演

[編集]

米国のテレビ局ヒストリーが2003年に放映したドキュメンタリー番組 Comic Book Superheroes Unmasked に出演した[要出典]

ザ・シンプソンズ』の2011年11月20日放映回 “The Book Job”(邦題「出版会社の裏事情」)にはゲイマンが本人役で出演している[96][97][98]

2018年4月、テレビドラマ『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』にゲスト出演した。そのエピソード "The Comet Polarization" では、本人役のゲイマンが作中のコミックブックストアについて行ったツイートが物語の中心になる[99]

  • 出演作品一覧
タイトル 役名 出演エピソード
2010 アーサー英語版 本人(声の出演) "Falafelosophy/The Great Lint Rush"
2011 ザ・ギルド英語版 本人 "Downturn"
2011 ザ・シンプソンズ 本人(声の出演) "The Book Job"
2013 Jay and Silent Bob's Super Groovy Cartoon Movie Albert the Manservant(声の出演)
2015 The Making of a Superhero Musical Melvin Morel
2016 Neil Gaiman Dream Dangerously 本人
2018 ビッグバン★セオリー 本人 "The Comet Polarization"
2018 LUCIFER/ルシファー 『昔々の物語

ラジオ

[編集]

2013年3月[100]、ラジオドラマ版『ネバーウェア』全6回がダーク・マッグズの脚色によりBBCラジオ4およびラジオ4・エクストラで放送された。出演はリチャード役にジェームズ・マカヴォイなど[101]

2014年9月にゲイマンとテリー・プラチェットはBBCラジオ4とともに共著『グッド・オーメンズ』の初ドラマ化に着手した。同年12月、30分のエピソード5回と黙示録的なクライマックスを描く1時間の最終回という形で放送が行われた[36]

公演活動など

[編集]

ゲイマンは小説や詩の公開朗読会を数多く開いており、ミュージシャンの妻アマンダ・パーマーとともに公演ツアーも行っている。公演では歌を披露することもあり、「いかにも小説家の歌い方」[102]「声が歌になっていない」[103] と評されている。

2015年にはロング・ナウ協会で "How Stories Last"(物語はいかに生き続けるか)という題で講演を行い、ストーリーテリングの本質と、人類文化の中で物語がどのように続いてきたかについて語った[104]

ブログとツイッター

[編集]

2001年2月、『アメリカン・ゴッズ』の版元は脱稿のタイミングでプロモーションサイトを作成し、ゲイマンが校閲・出版・プロモーションの進捗を書き記すブログを設置した。同書の刊行後、そのサイトは総合的なニール・ゲイマン公式ウェブサイトへと発展した[105]。ゲイマンのブログ投稿の多くは、公私の生活やその時の作品制作に関わることである。また読者からのメールを紹介したり、質問に答えたりすることもあり、ファンと直接交流する場にもなっている。ブログを書く理由については「執筆は、死ぬことと同じで、孤独な作業だから」と述べている[106]。『アメリカン・ゴッズ』当時のブログからの抜粋はNESFAプレスから刊行された雑文集 Adventures in the Dream Trade に収録されている[107]。ブログ開設7周年には、記念として小説『アメリカン・ゴッズ』が1か月にわたってフリーでオンライン公開された[108]

ソーシャル・ネットワーキング・サイトのTwitterでも盛んに活動しており、2018年6月時点で270万人のフォロアーがいる。ユーザー名は@neilhimself である[109][110]。2013年にIGNから「コミック界のベスト・ツイッタラー」として紹介され、投稿が高く評価された[111]Tumblrでもアカウントを持っており、主として質問に回答する場として使っている[112]

人物

[編集]

家庭

[編集]
ニール・ゲイマンとアマンダ・パーマー(ウィーン、2011年)。

1992年に当時の妻メアリーや3人の子供とともに米国ウィスコンシン州に移り住んだ[113]。2013年時点ではマサチューセッツ州ケンブリッジに在住していた[114]。2014年、ニューヨーク州アナンデール・オン・ハドソンにあるバード大学言語学・文学部で5年任期の教養学教授に就任した[115]

シンガーソングライターの妻アマンダ・パーマーとはオープン・マリッジを実践している[116]。 二人は2009年6月に交際を認め[117][118]、2010年1月1日にTwitterで婚約を報告した[119]。パーマーは2010年11月16日に、ニューオーリンズで開かれたゲイマンの誕生会で私的なフラッシュモブ・ウェディングを執り行った[120]。 法的に婚姻の手続きをとったのは2011年1月2日であった[121]。 結婚式が行われたのは、ともに作家であるアイアレット・ウォルドマンとマイケル・シェイボン夫妻の私邸の応接間であった[2][122]。パーマーとの結婚にあたって、ゲイマンは妻のミドルネーム「マッキノン」を自らの名の一部に取り入れた[2]。 2015年3月18日、ゲイマンとパーマーはFacebookとTwitterを通じて第一子の懐妊を報告した[123]。 2015年9月16日に男児が誕生し、アンソニーと名付けられた[124]

社会的主張

[編集]

2016年、国際連合の難民機関UNHCRが難民問題に対する意識向上のために製作した動画で "What They Took With Them" と題する詩のリレー朗読が行われ、その中にニール・ゲイマンも名を連ねた[125][126]。ゲイマンはその翌年にUNHCR親善大使に任命された[127]

ゲイマンはコミック弁護基金を支持しており、運営委員の一人でもある[128]

トーリ・エイモスとの交友

[編集]

ミュージシャンのトーリ・エイモスとの交友はよく知られている。エイモスは『サンドマン』のファンで、ゲイマンと知り合う前に制作された1992年のソロ・デビュー・アルバム収録曲「Tear in Your Hand」において 「If you need me, me and Neil'll be hangin' out with the dream king. Neil says hi by the way(何か用があれば、私とニールは夢の王のところにいるから。ニールもよろしくって言ってるよ)」[129] と歌っている。ほかの曲にもゲイマンからの引用は多く、「Space Dog[130]Horses [131]Carbon [132]、「Not Dying Today」[132] の歌詞に「ニール」が登場する。またエイモスは『サンドマン』のキャラクターを元にして「Sister Named Desire」という楽曲を作り、ゲイマンのトリビュート・アルバム『en:Where's Neil When You Need Him?』に提供した。

ゲイマンも小説作品『スターダスト』で喋る木のキャラクターとしてエイモスを登場させた[133]。またエイモスのアルバム『ボーイズ・フォー・ペレイ 〜炎の女神〜』や『スカーレッツ・ウォーク』のツアーブックに短編小説を書いたり、『アメリカ人形軍団』のツアーブックにメッセージを寄せたり、『ストレンジ・リトル・ガールズ』のキャラクターそれぞれにバックストーリーを書いたりしている。ゲイマンのグラフィックノベル『デス: ハイ・コスト・オブ・リビング』ではエイモスが序文を書き、表紙絵のモデルとなった。ゲイマンはエイモスの娘タッシュの名付け親でもあり[134]、エイモスとタッシュに「Blueberry Girl」という詩を贈っている[135]。ゲイマンはこの詩を2008年10月の『墓場の少年』朗読会ツアー中に朗読している[136] ほか、2009年3月に チャールズ・ヴェス英語版の挿絵で書籍化した[137]

訴訟

[編集]

1993年、ゲイマンはトッド・マクファーレンとの間に『スポーン』の原作を1号書く契約を交わした。同作は新会社イメージ・コミックスの人気作だった。マクファーレンは誕生間もない『スポーン』を広めるため、ゲイマンのほかアラン・ムーアフランク・ミラーデイヴ・シム英語版ら著名な原作者を1号ずつゲストに迎えていた。

ゲイマンが筆を取った第9号では、アンジェラカリオストロ、メディーヴァル・スポーン[† 7] という3人の新キャラクターが登場した。前号までに語られたところでは、主人公スポーンはもと政府機関の暗殺者で、死後に強いられて地獄の手先になったが、ストーリーの動機を欠いていた。ゲイマンが作り出したアンジェラは残忍で敵意に満ちた天使で、スポーンの強敵というだけでなく善悪の対極にあるキャラクターだった。カリオストロは主人公に知識や助言を与えるメンター的な役回りだった。メディーヴァル・スポーンはこの世界にも歴史があることや、「ヘルスポーン」たちが必ずしも邪悪な存在ではないことの証明であるばかりか、黒幕である悪魔マレボルギアの新たな一面を引き出す活躍を見せた。

当初の意図通り[138]、マクファーレンはそれ以降10年にわたってそれらのキャラクターを『スポーン』関連タイトルで使用し続けた。しかし2002年初頭にゲイマンが訴訟を起こし、3キャラクターは第9号の原作者(ゲイマン)と作画者(マクファーレン)の共同所有であって、シリーズの作者であるマクファーレンだけに帰属するものではないと主張する書状を提出した[139][140]。マクファーレンがゲイマンの認可や印税の支払いなしに問題のキャラクターを使用したことは、ゲイマンにとっては自身の著作物への侵害であり、最初に口頭で交わした契約への違反であった。そもそも、キャラクターの所有権を巡るこのような対立は、マクファーレンをはじめとするアーティストがイメージ・コミックス社を設立した最大の理由だった(ただし、イメージ創立組が対立した相手は既存のコミック出版社だった)[141]

初めのうちマクファーレンは、ゲイマンがキャラクターの権利を保持していることを認め、自身が別のキャラクター「マーベルマン」に対して所有していた権利と「交換」しようと申し出た[142]。マクファーレンはエクリプス・コミックスが債務整理を行った際にマーベルマンの権利を購入したと主張しており、ゲイマンはかつて執筆していたマーベルマンを再開することに関心を持っていた。しかし後にマクファーレンは、ゲイマンが書いた原作は職務著作物であって、著作権は完全に自身に帰属すると主張した。これに対して裁判長は、「著作権の譲渡は書面によらなければならない」という法的要件を主な根拠としてマクファーレンに不利な裁定を下した[143]

控訴裁判所は2004年2月に第一審の裁定を支持し[144]、ゲイマンとマクファーレンに3キャラクターの共同所有権を与えた。裁判長ジョン・C・シャバズは裁決文でカリオストロについて以下のように述べた。「問題の表現作品、すなわちコミックブック・キャラクターのニコラス・カリオストロ伯爵は、ゲイマンとマクファーレンの共同著作物であり、制作者二人の寄与はまったく同程度と考えられ、ゆえにその著作権は両者が所有するものとされる」[145] アンジェラとメディーヴァル・スポーンについても同様の分析により同様の結果が導かれた。

訴訟の主体は、ゲイマンおよび、『マーベルマン(別名ミラクルマン)』の法的権利を整理するために設立されたマーベルズ・アンド・ミラクルズLLCだった(これらの名はマーベル・コミックスとは無関係である)。ゲイマンは訴訟費用を得るため2003年にマーベル・コミックスで『マーベル1602』の原作を書いた[146]。『マーベル1602』の利益はすべてマーベルズ・アンド・ミラクルズが受けることになっていた[146]。マーベル・コミックスは2009年にマーベルマンの権利を取得した[147]

2010年にゲイマンは再び訴訟を起こし、『スポーン』キャラクターのダークエイジ・スポーン、ドミナ、ティファニーの3人は、彼がマクファーレンと共同で創作した3キャラクターの派生物だと申し立てた[148]。裁判官はゲイマンの主張を認め、同年9月までに問題を解決するようマクファーレンに命じた[149]

作風

[編集]

コミック研究誌 ImageTexT は2008年のニール・ゲイマン特集号で「ゲイマンはコミック研究の試金石である」「卓越した文学性と圧倒的な人気により、あまりにも早くコミック界の規範に昇りつめてしまったため、いまだに批評的研究の基盤が存在しない」と述べ、「間テクスト性指向、文学と歴史への深く幅広い言及、コミックおよび短編・長編小説作家としての明白な力量」に研究対象としての価値を認めた[150]。ゲイマン自身はコミックというメディアで物語を語る利点を尋ねられて次のように答えたことがある。小説は長い歴史を持っており、たとえば自作が2000年前に書かれた『黄金のロバ英語版』と比べて優れたものであるのか、常に自問せざるを得ない。それに対して、コミックは未開拓なメディアであり、誰も考えたことがないようなものを書いているという実感が得られるという[151]

ゲイマン作品はジョーゼフ・キャンベルの『千の顔を持つ英雄』で論じられた単一神話構造の典型と見られることが多い[152]。ゲイマン自身は同書を読了しなかったと述べている。「確か半分ほど読んだところで、もし書いてあることが本当なら、これ以上知りたくないなと思い始めた。絶対知らない方がいい。それが本当のことだから、作ったものが偶然そのパターン通りだったっていう方がいい。パターンを誰かに教えられるより」[153]

デイヴィッド・ラッドは小説『コラライン』の研究で、同作がフロイトのいう「不気味なもの (Unheimlich)」を自由自在に使いこなしていると論じた[154]

文学的引喩

[編集]

ゲイマンは作品に非常に多くの引喩を込めることで知られている[155]。例として、メレディス・コリンズは『スターダスト』がヴィクトリア朝時代の文化とフェアリーテイルからの引喩にどれほど依存しているか論評している[156]。コミック作品『サンドマン』でも著名な作家や文学に関するキャラクターが数多く登場する。「水夫の楽園」というキャラクターの見た目はG・K・チェスタトンをモデルにしており、ウィリアム・シェイクスピアジェフリー・チョーサーも作中に登場する。シェイクスピアの作品『夏の夜の夢[157] や『テンペスト』の登場人物も借用され、数々の神話や過去の歴史が利用されている。

ゲイマンの『墓場の少年』を分析した書誌学者・司書リチャード・ブライラーは、ホレス・ウォルポールの『オトラント城』(1764年)からシャーリイ・ジャクスンの『丘の屋敷』(1959年)にいたるまでのゴシック小説に共通するパターンや、それらへの引喩があることを指摘し、結論として「学者が代々「ゴシック」とみなしてきた作品やキャラクター、テーマ、設定を [… 利用しながらも、]それらを転覆し、大人になることのポジティブな面に焦点を当て、学ぶことや友情や犠牲的行為の価値を強調する作品を生み出した」と述べた[158]。ゲイマン自身は、またしても自作がゴシックと結び付けて論じられたことについて「『サンドマン』がゴシックなのかどうかもまだ解決していないのに」と片付けている[159]

クレイ・スミスによれば、ゲイマンがテクスト性を巧みに操って夢にも匹敵するような「原フィクション (protofiction)」を生み出しうることは、多くの批評家によって認められている。しかしスミス自身は、ゲイマンの引喩は作者の作品に対する権威に奉仕するものでしかないと論じた[訳語疑問点][160]

主な受賞歴

[編集]
  • 1991年から1993にかけて、ハーベイ賞を以下の部門で受賞した。
    • 1991年、原作者部門(『サンドマン』)
    • 1992年、原作者部門(『サンドマン』)
    • 1993年、継続シリーズもしくはリミテッド・シリーズ部門(『サンドマン』)
  • 1991年から2014年の間に、ローカス賞を以下の部門で授賞・ノミネートされた。
    • 1991年、ファンタジイ長編部門次点(テリー・プラチェットとの共著『グッド・オーメンズ』)[161][162]
    • 1999年、ファンタジイ長編部門次点(『スターダスト』)[161][163]
    • 2002年、ファンタジイ長編部門(『アメリカン・ゴッズ』)[161][164]
    • 2003年、ヤングアダルト部門(『コララインとボタンの魔女』)[161][165]
    • 2004年、中編部門(『翠色の習作』)[161]
    • 2005年、短編部門(『顔なき奴隷の禁断の花嫁が、恐ろしい欲望の夜の秘密の館で』)[161]
    • 2006年、ファンタジイ長編部門(『アナンシの血脈』)[161]。同書はヒューゴー賞にもノミネートされたが、ゲイマンはこの作品がどちらかというとSFではなくファンタジーであり、ほかの著者にチャンスを譲りたいという理由で辞退した[166]
    • 2006年、短編部門(『サンバード』)[161]
    • 2007年、短編部門(『パーティで女の子に話しかけるには』)[161]
    • 2007年、短編集部門(『壊れやすいもの』)[161]
    • 2009年、ヤングアダルト部門(『墓場の少年』)[161]
    • 2010年、短編部門( An Invocation of Incuriosity [161]Songs of the Dying Earth 収録)[167]
    • 2011年、短編部門( The Thing About CassandraSongs of Love and Death 収録)[161][168]
    • 2011年、中編部門( The Truth Is A Cave In The Black Mountains [161]Stories 収録)[168]
    • 2014年、ファンタジイ長編部門( The Ocean at the End of the Lane
  • 1991年から2009年の間に、アイズナー賞を以下の部門で受賞した。
    • 1991年、継続シリーズ部門(『サンドマン』、ニール・ゲイマンと複数の作画家による)[169]
    • 1991年、グラフィック・アルバム再刊部門(『サンドマン: ドールズ・ハウス』、ニール・ゲイマンと複数の作画家による)[169]
    • 1991年、原作者部門(ニール・ゲイマン、『サンドマン』)[169]
    • 1992年、単一号もしくはストーリー部門(『サンドマン』第22-28号、「シーズン・オブ・ミスツ」)[169]
    • 1992年、継続シリーズ部門(『サンドマン』)[169]
    • 1992年、原作者部門(ニール・ゲイマン、『サンドマン』および『ブックス・オブ・マジック』、『ミラクルマン』)[169]
    • 1993年、継続シリーズ部門(『サンドマン』)[169]
    • 1993年、グラフィック・アルバム初刊部門( Signal to Noise 、ニール・ゲイマンとデイヴ・マッキーン作)[169]
    • 1993年、原作者部門(ニール・ゲイマン、『ミラクルマン』および『サンドマン』[169]
    • 1994年、原作者部門(ニール・ゲイマン、『サンドマン』および『デス: ハイ・コスト・オブ・リビング』)[169]
    • 2000年、漫画関連書籍部門(『サンドマン: 夢の狩人』、ニール・ゲイマンと天野喜孝)[170]
    • 2004年、短編部門(「デス」、ニール・ゲイマンおよびP・クレイグ・ラッセル作、『サンドマン: エンドレス・ナイツ』収録)[170]
    • 2004年、アンソロジー部門(『サンドマン: エンドレス・ナイツ』、ニール・ゲイマン他作、編集者カレン・バーガー、シェリー・ボンド)[170]
    • 2007年、アーカイブコレクションもしくはプロジェクト、コミック・ブック部門(『アブソルート・サンドマン』第1巻、ニール・ゲイマン他作)[170]
    • 2009年、ティーンおよびトゥイーン対象書籍部門(『コララインとボタンの魔女』、ニール・ゲイマン作、P・クレイグ・ラッセル翻案[170]
  • 1991年、サンディエゴコミコン・インターナショナルにおいてインクポット賞を受賞した[171]
  • 2000年から2004年の間に、ブラム・ストーカー賞を以下の部門で受賞した。
    • 2000年、イラストレーテッド・ナラティヴ部門(『サンドマン: 夢の狩人』)[161][172]
    • 2001年、長編小説部門(『アメリカン・ゴッズ』)[161]
    • 2003年、若年向け作品部門(『コララインとボタンの魔女』)[161][173]
    • 2004年、イラストレーテッド・ナラティヴ部門(『サンドマン: エンドレス・ナイツ』)[161]
  • 2002年から2016年の間に、ヒューゴー賞を以下の部門で受賞した。
  • 2002年から2003にかけて、ネビュラ賞を以下の部門で受賞した。
  • 2006年から2010年の間、英国幻想文学大賞を以下の部門で授賞・ノミネートされた。
    • 2006年、長編部門(『アナンシの血脈』)[161][178]
    • 2007年、短編集部門(『壊れやすいもの』)[161]
    • 2009年、長編部門最終候補(『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』)[179]
    • 2010年、コミック・グラフィックノベル部門(『バットマン:ザ・ラスト・エピソード』、ニール・ゲイマンとアンディ・キューバート作)[161]
  • 2010年、シャーリイ・ジャクスン賞を以下の部門で受賞した。
    • 中編部門(The Truth Is A Cave In The Black Mountains[180]
    • 2010年、アンソロジー部門(Stories: All New Tales 、ニール・ゲイマンとアル・サラントニオ編集)[180]
  • 1991年、世界幻想文学大賞短編部門を受賞(『サンドマン』シリーズ A Midsummer Night's Dream 、ニール・ゲイマンとチャールズ・ヴェス作)[161]
  • 1991年から1993年にかけて、コミックス・バイヤーズ・ガイド英語版賞人気原作者部門を受賞。
  • 1997年から2000年にかけて、コミックス・バイヤーズ・ガイド賞人気原作者部門にノミネート。
  • 1997年、コミック弁護基金 Defender of Liberty 賞[181]
  • 1999年、ミソピーイク賞一般文芸部門を受賞(『スターダスト』挿絵入り版)[161][182]
  • 2003年、英国SF協会賞短編部門を受賞(『コララインとボタンの魔女』)[161]
  • 2004年、アングレーム国際漫画祭シナリオ賞(『サンドマン: シーズン・オブ・ミスツ』)[183]
  • 2005年、クィル賞グラフィックノベル部門を受賞(『マーベル1602英語版』)[184]
  • 2006年、ミソピーイク賞一般文芸部門を受賞(『アナンシの血脈』)[161]
  • 2007年、ボブ・クランペット人道賞[185]
  • 2007年、スクリーム賞におけるコミコンアイコン賞[186]
  • 2009年、ニューベリー賞(『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』)[187]
  • 2009年、アウディ賞8-12歳児対象書籍部門、年間最優秀オーディオブック部門を受賞(『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』オーディオ版)[188]
  • 2009年、ブックトラスト・ティーンエイジ賞(『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』)。
  • 2010 年、アメリカ図書館協会によって全米図書館週間の名誉会長に選出された[189]
  • 2010年、カーネギー賞(『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』)。同一作でカーネギー賞とニューベリー賞を両方受賞した最初の作家となった[5][6][190][191][192]
  • 2011年、レイ・ブラッドベリ賞英語版映像部門を受賞(リチャード・クラークとともに、「ハウスの罠」『ドクター・フー』)[193]
  • 2012年、フィラデルフィアのユニバーシティ・オブ・アーツから名誉博士号を授与された[194]
  • 2013年、全英図書賞英語版ブック・オブ・ザ・イヤー(The Ocean at the End of the Lane[195]
  • 2015年、Goodreadsチョイス・アワード2015ファンタジー部門を受賞(Trigger Warning[196]
  • 2016年、セント・アンドルーズ大学より名誉博士号(文学)を授与された[197]
  • 2018年、ニュー・アカデミー文学賞にノミネートされた[198]

著作

[編集]

主なもののみ。en:Neil Gaiman bibliographyも参照。

コミック原作

[編集]

脚本

[編集]

制作総指揮

[編集]
  • TVドラマ『アメリカン・ゴッズ』 (2017年)
  • TVドラマ『グッド・オーメンズ』(2019年)
  • TVドラマ『サンドマン』(2022年)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 生誕時はNeil Richard Gaiman。ミドルネーム MacKinnon はアマンダ・パーマー英語版との結婚の際に加えられた[2]
  2. ^ Duran Duran: The First Four Years of the Fab Five (Proteus, 1984)
  3. ^ Don't Panic: The Official Hitchhiker's Guide to the Galaxy Companion
  4. ^ 創刊時のタイトルは『マーベルマン (Marvelman)』だったが、マーベル・コミックスとの訴訟を避けるため『ミラクルマン (en:Miracleman (character))』に改題された。
  5. ^ 原題 Batman: Whatever Happened to the Caped Crusader?
  6. ^ 原題 Superman: Whatever Happened to the Man of Tomorrow?
  7. ^ 主人公スポーンと同種の「ヘルスポーン」で、中世期に存在していた。

出典

[編集]
  1. ^ "Neil Gaiman". Saturday Live. 12 October 2013. BBC Radio 4. 2014年1月18日閲覧
  2. ^ a b c “Wedding: Palmer — Gaiman”, Lexington Minuteman英語版, (2011-01-14), オリジナルの2013-10-12時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20131012070003/http://www.wickedlocal.com/lexington/newsnow/x1799249805/Wedding-Palmer-Gaiman 
  3. ^ Author Name Pronunciation Guide – Neil Gaiman”. Teachingbooks.net. 2013年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月26日閲覧。
  4. ^ Campbell 2017, p.22.
  5. ^ a b c Flood, Alison (2010年6月24日). “Neil Gaiman wins Carnegie Medal”. The Guardian. オリジナルの2013年10月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131026001809/http://www.theguardian.com/books/2010/jun/24/neil-gaiman-carnegie-graveyard-book 2010年6月26日閲覧。 
  6. ^ a b c “Neil Gaiman wins children's book prize”. BBC News. (2010年6月25日). オリジナルの2013年9月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130911115608/http://www.bbc.co.uk/news/10404624 2010年6月25日閲覧。 
  7. ^ Wagner, Hank; Golden, Christopher; Bissette, Stephen R. (2008). “The Interview”. Prince of Stories: The Many Worlds of Neil Gaiman. New York, New York: セント・マーティンズ・プレス. pp. 447–449. ISBN 978-0-312-38765-5 
  8. ^ Gaiman, Neil (2009年1月16日). “Journeys End”. Neil Gaiman's Journal. 2012年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年1月16日閲覧。 “My paternal great-grandfather came to the UK before 1914; and he would have come from Antwerp.”
  9. ^ Lancaster, James (2005年10月11日). “Everyone has the potential to be great”. The Argus英語版: pp. 10–11. "David Gaiman quote: "It's not me you should be interviewing. It's my son. Neil Gaiman. He's in the New York Times Bestsellers list. Fantasy. He's flavour of the month, very famous" 
  10. ^ Gaiman, Neil (2008年12月20日). “Trees”. Neil Gaiman's Journal. 29 September 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月26日閲覧。
  11. ^ a b c d Goodyear, Dana (2010年1月25日). “Kid Goth Neil Gaiman’s fantasies”. The New Yorker. 2013年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月29日閲覧。
  12. ^ Whitaker, Steve (1989-01). “Neil Gaiman interview”. FA英語版 (109): 24–29. 
  13. ^ Abbey, Cherie D. (ed.) (2010). Biography Today General Series. Omnigraphics Inc.. p. 66. ISBN 978-0-7808-1058-7 
  14. ^ Before there was Ian Fleming, there was Dennis Wheatley”. Bloomsburyreader.wordpress.com (2013年10月10日). 3 March 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月12日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g Abbey p. 68
  16. ^ Olsen 2005, p.14.
  17. ^ a b Campbell, Hayley (2017). The Art of Neil Gaiman (Kindle ed.). Ilex Press. p. 26. ASIN B071FQR3JF 
  18. ^ Campbell 2017 p.29
  19. ^ a b Wagner, Hank; Golden, Christopher Golden; Bissette, Stephen R. (2008). Prince of Stories: The Many Worlds of Neil Gaiman (Reprint (Kindle) ed.). St. Martin's Press. p. 3. ASIN B001J3U232 
  20. ^ Darren Wilshaw (2017-05-21), In Search Of Steve Ditko (2007), https://www.youtube.com/watch?v=3gwDnhMO8is 2018年8月19日閲覧。 
  21. ^ Gaiman, Neil (2017年3月7日). “Neil Gaiman on Will Eisner: 'He thought comics were an artform – he was right'” (英語). the Guardian. 2018年8月19日閲覧。
  22. ^ a b East Grinstead Hall of Fame – Neil Gaiman”. East Grinstead Community Web Site (n.d.). 2013年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  23. ^ Neil Gaiman”. Exclusive Books. 2008年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月2日閲覧。
  24. ^ “Head Bars Son of Cult Man”. The Times: p. 2. (1968年8月13日). オリジナルの2013年10月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131029211637/http://cosmedia.freewinds.be/media/articles/tim130868.html. "A headmaster has refused the son of a scientologist entry to a preparatory school until, he says, the cult "clears its name". The boy, Neil Gaiman, aged 7, (...) Mr. David Gaiman, the father, aged 35, former South Coast businessman, has become in recent weeks a prominent spokesman in Britain for scientology, which has its headquarters at East Grinstead." 
  25. ^ Ball, Natasha (2014年5月11日). “Lafferty Lost and Found”. This Land Press. 2015年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  26. ^ Barnett, David (2014年8月13日). “RA Lafferty – the secret sci-fi genius more than ready for a comeback”. The Guardian. 2015年6月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  27. ^ a b "Of Meetings and Partings" by Neil Gaiman, introduction to This Mortal Mountain: Volume 3 of The Collected Stories of Roger Zelazny, NESFA Press, edited by David G. Grubbs, Christopher S. Kovacs, and Ann Crimmins, 2009, page 12.
  28. ^ "Something Else Like ... Roger Zelazny" by Jo Walton, Tor.com英語版, November 11, 2012.
  29. ^ Bender 1999, pp.15-17.
  30. ^ Wagner et al. 2008, p.473
  31. ^ Wagner et al. 2008, p.10
  32. ^ Campbell 2017, p.56.
  33. ^ Wagner et al. 2008, p.474
  34. ^ Gaiman, Neil (2009年1月2日). “Rumour control?”. Neil Gaiman's Journal. 2012年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月26日閲覧。
  35. ^ Huddleston, Kathie (n.d.). “Neil Gaiman hitchhikes through Douglas Adams' hilarious galaxy”. Science Fiction Weekly. 2008年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  36. ^ a b Williams, Gwyneth (2014年9月5日). “Radio 4 to make first ever dramatisation of Good Omens – Media Centre”. BBC. 2015年6月12日閲覧。
  37. ^ Olsen, Steven P. (2005). Neil Gaiman (Library of Graphic Novelists). New York, New York: en:Rosen Publishing. pp. 16–18. ISBN 978-1404202856. https://books.google.com/books?id=Jc9MaZrG3j8C&pg=PA18&dq=gaiman%20-%20moore%20-%20friendship&hl=en&ei=g-cuTfG1DsexhQeA7tHmCg&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=3&ved=0CDUQ6AEwAg#v=onepage&q&f=false 
  38. ^ Bender, Hy (1999). The Sandman Companion. DC Comics. pp. 20–22. ISBN 978-1563894657 
  39. ^ Irvine, Alex (2008). “Black Orchid”. In Dougall, Alastair. The Vertigo Encyclopedia. London, United Kingdom: Dorling Kindersley. pp. 32–34. ISBN 0-7566-4122-5. OCLC 213309015 
  40. ^ Manning, Matthew K.; Dolan, Hannah, ed. (2010). “1980s”. DC Comics Year By Year A Visual Chronicle. London, United Kingdom: Dorling Kindersley. p. 235. ISBN 978-0-7566-6742-9. "Neil Gaiman scripted the complex Black Orchid prestige format limited series in December [1988], re-envisioning the character with the help of artist Dave McKean." 
  41. ^ Manning "1980s" in Dolan, p. 238: "In arguably one of the greatest achievements in serialized modern comic books, writer Neil Gaiman crafted the seventy-five-issue ongoing series The Sandman, introducing its readers to a complex world of horror and fantasy."
  42. ^ Hoad, Phil (2013年10月21日). “Neil Gaiman and Dave McKean: how we made The Sandman”. The Guardian. 2013年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  43. ^ Daniels, Les (1995). “The Sandman's Coming: A New Approach to Making Myths”. DC Comics: Sixty Years of the World's Favorite Comic Book Heroes. New York, New York: Bulfinch Press. p. 206. ISBN 0821220764 
  44. ^ “The Inevitable Post About Neil Gaiman's 'The Sandman'” (英語). NPR.org. https://www.npr.org/sections/monkeysee/2009/11/the_inevitable_post_about_neil.html# 2017年8月16日閲覧。 
  45. ^ Levitz, Paul (2010). “The Dark Age 1984–1998”. 75 Years of DC Comics The Art of Modern Mythmaking. Cologne, Germany: Taschen. p. 567. ISBN 9783836519816 
  46. ^ Manning "1980s" in Dolan, p. 240: "Neil Gaiman, aided by penciller Mike Dringenberg, introduced the character Death to a fascinated readership...Death was an instant hit and arguably became more popular than the Sandman himself."
  47. ^ Manning "1990s" in Dolan, p. 262: "In March 1993, DC Comics debuted a three-issue limited series entitled Death: The High Cost of Living...Written by Neil Gaiman and drawn by future comics superstar Chris Bachalo, The High Cost of Living had one notable trait besides a brilliant story: its cover bore a new logo. With this debut, DC's provocative new mature-reader imprint, Vertigo, was born."
  48. ^ Wagner et al. 2008, p.51.
  49. ^ Duncan, Randy; Smith, Matthew J. (2013). Icons of the American Comic Book: From Captain America to Wonder Woman, Volume 1. Santa Barbara, California: Greenwood Publishing Group英語版. pp. 741–742. ISBN 978-0313399237. https://books.google.com/books?id=2GNaoeiY51EC&pg=PA741&lpg=PA741&dq=Neil+Gaiman+Jamie+Delano+Swamp+Thing&source=bl&ots=MSdLlzHQES&sig=91GCtO5vivRiJLoKW939oSOU0NA&hl=en&sa=X&ei=NZFqUoKbF5G6yAHX-4GADg&ved=0CD0Q6AEwAzgK#v=onepage&q=Neil%20Gaiman%20Jamie%20Delano%20Swamp%20Thing&f=false. "DC's censorship of Veitch's Swamp Thing #88 (1989) had a lasting negative impact on the series...With Veitch's immediate departure, the team that had been groomed to follow Veitch (writers Neil Gaiman and Jamie Delano) also left the title in solidarity with Veitch." 
  50. ^ Manning, Matthew K.; Dougall, Alastair, ed. (2014). “1980s”. Batman: A Visual History. London, United Kingdom: Dorling Kindersley. p. 183. ISBN 978-1465424563. "Secret Origins No. 36 Neil Gaiman gave readers a rare glimpse into the inner workings of Poison Ivy's mind." 
  51. ^ Manning "1980s" in Dougall (2014), p. 179: Secret Origins Special No. 1 "Gaiman wrote the Riddler's tale, with the help of artist Bernie Mireault."
  52. ^ Martin, Brian (2017-08). “Where the Action is...Weekly”. Back Issue!英語版 (Raleigh, North Carolina: TwoMorrows Publishing英語版) (98): 77. 
  53. ^ Manning "1990s" in Dolan, p. 247: "Neil Gaiman chronicled the adventures of magic pupil Timothy Hunter in this miniseries. each issue explored the realms of magic as portrayed by a different painter."
  54. ^ Andreasen, Henrik (1995年12月1日). “Interview with John Ney Rieber”. Serie Journalen. 2008年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  55. ^ Johnston, Rich (2012年6月5日). “Get Your Free Neil Gaiman And Michael Zulli Sweeney Todd Comic Here”. Bleeding Cool. 9 July 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月21日閲覧。
  56. ^ Sunu, Steve (2013年3月21日). “Gaiman Returns to Marvel, Brings Spawn's Angela”. Comic Book Resources. 2013年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月23日閲覧。 “Later this year, writer Neil Gaiman makes his return to Marvel Comics...Perhaps even more intriguing is the announcement that Gaiman plans to introduce Angela to the Marvel U.”
  57. ^ Teknophage”. Neilgaiman.info (2008年7月23日). 2011年7月26日閲覧。
  58. ^ Manning, Matthew K.; Gilbert, Laura, ed. (2008). “2000s”. Marvel Chronicle A Year by Year History. London, United Kingdom: Dorling Kindersley. p. 317. ISBN 978-0756641238. "Neil Gaiman...took his creative vision and penchant for times past to Marvel, crafting this eight-issue limited series alongside fan-favorite artist Andy Kubert. Digitally painted by Richard Isanove...this series took an alternative look at what the classic Marvel pantheon would be like if they had existed in the 17th century." 
  59. ^ Richards, Dave (2006年6月9日). “Following in the Footsteps: Romita Talks Eternals”. Comic Book Resources. 2013年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月25日閲覧。
  60. ^ MacQuarrie, Jim (3 August 2007). “CCI XTRA: Spotlight on Neil Gaiman”. Comic Book Resources. 2012年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月25日閲覧。
  61. ^ Cowsill, Alan "2000s" in Dolan, p. 337: "Writer Neil Gaiman and art legend Andy Kubert teamed up to present a touching imaginary tale of a wake for the dead Batman...A love song to the Dark Knight's long history...it went on to win SFX's Best Comic award in 2010."
  62. ^ Tabu, Hannibal (2008年7月27日). “CCI: DC One Weekend Later – Gaiman on Batman”. Comic Book Resources. 2013年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  63. ^ Brady, Matt (2008年7月27日). “SDCC '08 – More on Gaiman-Batman with Dan DiDio”. Newsarama英語版. 2013年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  64. ^ Cowsill "2000s" in Dolan, p. 338: "The [series] contained fifteen continuous stories, including...'Metamorpho' scripted by Neil Gaiman and illustrated by Michael Allred."
  65. ^ Minnick, Remy (2009年1月30日). “Gaiman & Allred on Metamorpho”. Comic Book Resources. 2013年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年1月31日閲覧。
  66. ^ Johnston, Rich (2010年9月23日). “Neil Gaiman Co-Wrote Action Comics #894?”. BleedingCool.com. 2011年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月25日閲覧。
  67. ^ Hudson, Laura (2013年7月25日). “25 Years Later, Neil Gaiman’s Sandman Returns With a Prequel”. Wired. 2013年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  68. ^ Pratchett, Terry (n.d.). “Words from the Master”. Lspace.org. 2013年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月26日閲覧。
  69. ^ (英語) Newbery Award Winning Authors. PediaPress. https://books.google.com/books?id=Fm02XvsDssoC&pg=PA201&lpg=PA201&dq=In+1999,+first+printings+of+his+fantasy+novel+Stardust+were+released.&source=bl&ots=pJ2x42ecSD&sig=E5D-TT4vYucGqF-Tw_cazE_luZs&hl=en&sa=X&redir_esc=y#v=onepage&q=%20Stardust&f=false 
  70. ^ American Gods wins a Hugo!”. Neilgaiman.com (2002年9月17日). 2013年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月26日閲覧。
  71. ^ “Best-Seller Lists: Hardcover Fiction”. The New York Times. (2005年10月9日). オリジナルの2013年10月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131027003946/http://www.nytimes.com/2005/10/09/books/bestseller/1009besthardfiction.html?_r=0 2010年3月6日閲覧。 
  72. ^ Children’s Chapter Books - Best Sellers - January 10, 2010”. The New York Times (2010年1月10日). 2018年9月15日閲覧。
  73. ^ Press Association (26 December 2013). “Neil Gaiman novel wins Book of the Year”. The Guardian. 2015年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月27日閲覧。
  74. ^ Byatt, AS (2013年3月7日). “The Ocean at the End of the Lane by Neil Gaiman – review”. Guardian. https://www.theguardian.com/books/2013/jul/03/ocean-end-lane-gaiman-review 2013年7月4日閲覧。 
  75. ^ Lofuto, Tina (2013年7月3日). “With The Ocean at the End of the Lane, fantasy master Neil Gaiman presents a mythical view of childhood's fears”. Nashville Scene. http://www.nashvillescene.com/nashville/with-the-ocean-at-the-end-of-the-lane-fantasy-master-neil-gaiman-presents-a-mythical-view-of-childhoods-fears/Content?oid=3451385 2013年7月4日閲覧。 
  76. ^ Gaiman, Neil. “A cover revealed! A book exposed! A year mislaid!”. journal.neilgaiman.com. 2016年9月18日閲覧。
  77. ^ Neil Gaiman Puts His Spin On Thor In Norse Mythology Novel”. Comicbook.com. 2016年9月18日閲覧。
  78. ^ a b Wagner, Hank; Golden, Christopher; Bissette, Stephen R. (2008). “The Scripts”. Prince of Stories: The Many Worlds of Neil Gaiman. New York, New York: St. Martin's Press. pp. 413–448. ISBN 978-0-312-38765-5 
  79. ^ Ambrose, Tom (2007年12月). “He Is Legend”. Empire: p. 142 
  80. ^ Neil Gaiman's Film Work”. Neil Gaiman.com (2007年8月13日). 2013年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月2日閲覧。
  81. ^ Burns, Tom (n.d.). “Neil Gaiman Takes Hollywood”. UGO.com. 2011年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月2日閲覧。
  82. ^ Kit, Borys (2013年1月22日). “Ron Howard in Talks to Direct Disney's Graveyard Book”. The Hollywood Reporter. 2013年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月25日閲覧。
  83. ^ Sanchez, Robert (2006年8月2日). “Neil Gaiman on Stardust and Death: High Cost of Living!”. IESB.net. 2006年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年2月25日閲覧。
  84. ^ Gaiman, Neil (2007年1月9日). “The best film of 2006 was...”. Neil Gaiman's Journal. 2007年2月25日閲覧。
  85. ^ The Vulture Transcript: Neil Gaiman on Comics, Twilight, Twitter Etiquette, Killing Batman, and Sharing Porn With His Son” (2010年10月14日). 2018年9月28日閲覧。
  86. ^ Gaiman, Neil (1998). Smoke and Mirrors: Short Fictions and Illusions. Avon. p. 384. ISBN 978-0380789023 
  87. ^ Exclusive Neil Gaiman Confirms Doctor Who Episode”. SFX. 2013年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年3月17日閲覧。
  88. ^ Doctor Who: Title Of the Neil Gaiman Episode Revealed”. SFX (2011年3月28日). 2011年5月6日閲覧。
  89. ^ a b Davis, Lauren (2012年4月7日). “The 2012 Hugo Nominations have been announced!”. io9. 2012年4月7日閲覧。
  90. ^ a b Fox, Rose (2012年9月2日). “Hugo Awards Liveblog”. Publishers Weekly. 2013年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月2日閲覧。
  91. ^ Tweet”. Doctor Who Magazine. Twitter (2013年3月26日). 2013年4月16日閲覧。
  92. ^ Jeffery, Morgan (2012年11月9日). “'Doctor Who' writer Neil Gaiman: 'I want to make the Cybermen scary again'”. Digital Spy. 2013年4月16日閲覧。
  93. ^ Neil Gaiman's Journal: A quick in and out”. Journal.neilgaiman.com (2011年3月12日). 2011年7月26日閲覧。
  94. ^ Coonan, Clifford (2011年3月10日). “Neil Gaiman to script 'Journey'”. Variety. オリジナルの2011年3月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110313060152/http://www.variety.com/article/VR1118033705 
  95. ^ Falcone, Dana Rose (2015年6月16日). “Neil Gaiman's American Gods gets series order at Starz”. Entertainment Weekly. 2015年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  96. ^ Author Neil Gaiman to guest star on The Simpsons”. BBC News (2011年1月13日). 2011年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月13日閲覧。
  97. ^ Campbell, Josie (2011年11月19日). “Neil Gaiman on His Simpsons Appearance, Teen Lit and Trolls”. Comic Book Resources. 2013年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月26日閲覧。
  98. ^ Gaiman, Neil (20 November 2011). “Hey Hey We're, er, on The Simpsons”. Neil Gaiman's Journal. 2012年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月26日閲覧。
  99. ^ What Neil Gaiman Did On The Big Bang Theory”. CinemaBlend (2018年4月20日). 2018年9月28日閲覧。
  100. ^ Benedict Cumberbatch and the cast of Neverwhere - first photo and air date revealed”. Radio Times (2013年2月20日). 2018年10月2日閲覧。
  101. ^ BBC Radio Neverwhere 2013”. 2018年9月28日閲覧。
  102. ^ Sisario, Ben (2012年6月5日). “Giving Love, Lots of It, To Her Fans”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2012/06/06/arts/music/amanda-palmer-takes-connecting-with-her-fans-to-a-new-level.html?pagewanted=all 
  103. ^ Pollack, David (2012-08-14), “Amanda Palmer & Neil Gaiman, Queen's Hall, Edinburg”, The Independent, https://www.independent.co.uk/arts-entertainment/theatre-dance/reviews/amanda-palmer--neil-gaiman-queens-hall-edinburgh-8038697.html 
  104. ^ Neil Gaiman How Stories Last Filmed on Tuesday 9 June 2015 at The Long Now Foundation. Audio and video available.
  105. ^ Official Neil Gaiman Website”. Neilgaiman.com. 2011年7月26日閲覧。
  106. ^ Neil Gaiman's journal, 2/11/2008”. Journal.neilgaiman.com (2008年2月11日). 2011年7月26日閲覧。
  107. ^ Adventures in the Dream Trade: Table of Contents”. www.nefsa.org. NEFSA Press. 2011年8月23日閲覧。
  108. ^ Gaiman, Neil. “Death, and Free Revisited”. Neil Gaiman Journal. 2011年8月22日閲覧。
  109. ^ Neil Gaiman – Biography”. Biography. 2006年6月21日閲覧。
  110. ^ Neil Gaiman (neilhimself) on Twitter”. 2018年6月22日閲覧。
  111. ^ Yehl, Joshua. “The Best Tweeters in Comics”. 2014年4月22日閲覧。
  112. ^ Neil Gaiman”. Neil-gaiman.tumblr.com. 2015年6月12日閲覧。
  113. ^ Neil Gaiman: 'The world is finally catching up with me'”. The Telegraph (2016年6月2日). 2018年10月2日閲覧。
  114. ^ Gaiman, Neil (2013年6月18日). “The Ocean at the End of the Lane”. William Morrow and Company英語版. p. Back Flap. 2013年7月21日閲覧。
  115. ^ Bury, Liz (2013-11-01), “Neil Gaiman becomes professor at US college: Author to teach wide range of courses over five years in the languages and literature faculty of Bard College”, The Guardian, https://www.theguardian.com/books/2013/nov/01/neil-gaiman-professor-creative-writing-us-college 
  116. ^ Portwood, Jerry (2012年9月20日). “Amanda Palmer Gets Intimate”. out.com. http://www.out.com/entertainment/music/2012/09/20/amanda-palmer-neil-gaiman-open-relationship 2012年11月26日閲覧。 
  117. ^ Yu, Kathryn (2009年6月4日). “Two Lovers”. Amanda Palmer, Neil Gaiman Perform Together in NYC (SPIN). http://www.spin.com/gallery/amanda-palmer-neil-gaiman-perform-together-nyc?page=1#main 2009年6月5日閲覧。 
  118. ^ Gaiman, Neil (2010年1月15日). “Telling the World: An Official Announcement”. Journal.neilgaiman.com. 2010年1月15日閲覧。
  119. ^ Twitter / Amanda Palmer: new years was all that and”. Twitter.com. 2010年8月2日閲覧。
  120. ^ Still Life with Wedding Party”. blog.amandapalmer.net (2010年11月17日). 2010年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年11月17日閲覧。 Neil Gaiman's Journal: The Wedding Mystery Explained”. Journal.neilgaiman.com (2010年11月17日). 2010年11月17日閲覧。
  121. ^ Zutter, Natalie. “Amanda Palmer and Neil Gaiman Marry”. Ology Magazine. 2012年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月4日閲覧。
  122. ^ Johnston, Rich (2011年1月3日). “Neil Gaiman And Amanda Palmer's Wedding in TwitPics”. BleedingCool.com. 2012年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月22日閲覧。
  123. ^ Goldstein, Meredith (2015年3月19日). “Amanda Palmer says she’s pregnant”. The Boston Globe. 2015年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  124. ^ Our Not-So-Humble Bundle”. Neil Gaiman's journal (2015年9月21日). 2015年9月21日閲覧。
  125. ^ 2016 Stories – #WithRefugees” (英語). 2016年9月14日閲覧。
  126. ^ What They Took With Them – #WithRefugees” (英語) (2016年9月7日). 2016年9月14日閲覧。
  127. ^ UNHCR - Neil Gaiman appointed UNHCR Goodwill Ambassador” (2017年2月20日). 2018年9月16日閲覧。
  128. ^ Neil Gaiman Talks Sandman, CBLDF on NPR” (2003年9月19日). 2009年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年9月22日閲覧。
  129. ^ Tear in Your Hand”. Everything Tori. 2010年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月2日閲覧。
  130. ^ Space Dog”. Everything Tori. 2010年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月2日閲覧。
  131. ^ Beauty Queen/ Horses”. Everything Tori. 2010年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月2日閲覧。
  132. ^ a b Carbon”. Everything Tori. 2010年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月2日閲覧。
  133. ^ How we met: Tori Amos and Neil Gaiman”. The Independent (1999年10月10日). 2018年10月2日閲覧。
  134. ^ Neil Gaiman's Journal: listening to unresolving”. Journal.neilgaiman.com (2004年11月30日). 2010年8月2日閲覧。
  135. ^ Neil Gaiman's Journal: Blueberry Girls”. Journal.neilgaiman.com (2007年7月7日). 2010年8月2日閲覧。
  136. ^ Neil Gaiman's Journal: Chapter Six in San Francisco yesterday”. Journal.neilgaiman.com (2008年10月6日). 2010年8月2日閲覧。
  137. ^ News from Green Man Press " Blog Archive " Blueberry Wanderings”. Green Man Press (2007年7月6日). 2010年8月2日閲覧。
  138. ^ See Judge Shabaz's ruling for the legal reasoning: "As a co-owner, McFarlane was not violating the Copyright Act by unilaterally publishing the jointly owned work, but, as in any other case of conversion or misappropriation, he would have to account to the other joint owner for the latter's share of the profits."
  139. ^ Listen to the "Oral Argument," List of Documents in case: 03-1331 : Gaiman, Neil v. McFarlane, Todd Archived 2008-10-20 at the Wayback Machine.. Retrieved 22 September 2008.
  140. ^ See also the official decision by Judge John Shabaz in The United States Court of Appeals For the Seventh Circuit Nos. 03–1331, 03–1461 Archived 2008-12-05 at the Wayback Machine.. Retrieved 22 September 2008.
  141. ^ See Khoury, George英語版, Image Comics: The Road To Independence (TwoMorrows Publishing, 2007), ISBN 1-893905-71-3
  142. ^ See Judge Shabaz's ruling Archived 2008-12-05 at the Wayback Machine.: "A tentative agreement was reached that... Gaiman would exchange his rights in Medieval Spawn and Cogliostro for McFarlane's rights in another comic book character, Miracleman."
  143. ^ Judge Shabaz, Official ruling Archived 2008-12-05 at the Wayback Machine., as per "Schiller & Schmidt, Inc. v. Nordisco Corp., 969 F.2d 410, 413 (7th Cir. 1992)"
  144. ^ Yarbrough, Beau (2003年10月3日). “Gaiman in Stunning Victory over McFarlane in Spawn Case: Jury Finds for Gaiman on All Counts”. Comic Book Resources. 2008年9月22日閲覧。
  145. ^ See Judge Shabaz's ruling Archived 2008-12-05 at the Wayback Machine. for similar statements on Angela and Medieval Spawn.
  146. ^ a b Weiland, Jonah (2003年6月27日). “Marvel's "1602" Press Conference”. Comic Book Resources. 2008年9月22日閲覧。
  147. ^ Phegley, Kiel (2009年7月24日). “CCI: Marvel Acquires Marvelman”. Comic Book Resources. 2009年7月24日閲覧。
  148. ^ Treleven, Ed (2010年5月25日). “Gaiman takes on McFarlane in Wis. federal court comic book clash”. Wisconsin State Journal英語版. 2010年5月26日閲覧。
  149. ^ Melrose, Kevin (2010年7月21日). “Judge rules Dark Ages Spawn, Domina and Tiffany are derivative characters”. Comic Book Resources. 2013年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月31日閲覧。
  150. ^ A Special Issue on the Works of Neil Gaiman, Introduction”. English.ufl.edu. 2011年7月26日閲覧。
  151. ^ Ogline, Tim E. (2007年11月20日). “Myth, Magic and the Mind of Neil Gaiman”. en:Wild River Review. 2012年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  152. ^ See Stephen Rauch, Neil Gaiman's The Sandman and Joseph Campbell: In Search of the Modern Myth, Wildside Press, 2003
  153. ^ Ogline, Tim E.. “The Wild River Review, "Interview with the Dream King"”. Wildriverreview.com. 2011年7月26日閲覧。
  154. ^ Rudd, David "An Eye for an 'I': Neil Gaiman's Coraline and the Question of Identity" Children's Literature and Education 39(3), 2008, pp. 159–168 Archived copy”. 2008年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年9月28日閲覧。
  155. ^ See particularly Rodney Sharkey, James Fleming, and Zuleyha Cetiner-Oktem's articles in ImageTexT's special issue on Gaiman's work: [1].
  156. ^ Collins, Meredith. "Fairy and Faerie: Uses of the Victorian in Neil Gaiman's and Charles Vess's Stardust." ImageTexT 4.1. [2]
  157. ^ See this detailed analysis: [3].
  158. ^ Bleiler, Richard (2011). “Raised by the Dead: The Maturational Gothic of Neil Gaiman's _The Graveyard Book_”. In Olson, Danel. 21st Century Gothic: Great Gothic Novels Since 2000 (1st ed.). Plymouth, UK: Scarecrow Press. pp. 269–278. ISBN 9780810877283 
  159. ^ Olson, Danel (2014). “Casket Letters: The Essential Comics of Horror, Gothic, and the Weird for 2014”. The Weird Fiction Review (Lakewood, CO: Centipede Press) 5: 285–291. 
  160. ^ Smith, Clay. "Get Gaiman?: PolyMorpheus Perversity in Works by and about Neil Gaiman." ImageTexT 4.1. [4]
  161. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae "Gaiman, Neil" Archived 2013-10-14 at the Wayback Machine.. The Locus Index to SF Awards: Index to Literary Nominees. Locus Publications. Retrieved 5 November 2012.
  162. ^ 1991 Award Winners & Nominees”. Worlds Without End. 2009年6月27日閲覧。
  163. ^ a b 1999 Award Winners & Nominees”. Worlds Without End. 2009年6月27日閲覧。
  164. ^ Locus Award Winners by Category”. Locus Magazine (2002年). 2008年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月14日閲覧。
  165. ^ Locus Award Winners by Category”. Locus Magazine (2003年). 2008年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008-08-14Z閲覧。
  166. ^ Hugo words…”. Neil Gaiman's homepage (2006年8月27日). 2007年4月17日閲覧。
  167. ^ 2010 Locus Awards Winners”. Locusmag.com. 2015年6月12日閲覧。
  168. ^ a b 2011 Locus Awards Winners”. Locusmag.com. 2015年6月12日閲覧。
  169. ^ a b c d e f g h i j 1990s Eisner Awards Recipients”. San Diego Comic-Con International (2013年). 2013年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月25日閲覧。
  170. ^ a b c d e 2000s Eisner Awards Recipients”. San Diego Comicon International (2013年). 2013年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月25日閲覧。
  171. ^ Inkpot Award”. San Diego Comic-Con (2016年). 2017年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月28日閲覧。
  172. ^ The Locus Index to SF Awards:2000 Bram Stoker Awards”. Locusmag.com. 2010年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月2日閲覧。
  173. ^ The Locus Index to SF Awards: 2003 Bram Stoker Awards”. Locusmag.com (2003年6月7日). 2011年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月2日閲覧。
  174. ^ a b 2002 Award Winners & Nominees”. Worlds Without End. 2009年6月27日閲覧。
  175. ^ The Hugo Awards: 2009 Hugo Award Winners” (2009年8月9日). 2009年8月10日閲覧。
  176. ^ “Neil Gaiman gewinnt den Hugo Award” (German). Der Standard. (2009年8月14日). http://derstandard.at/fs/1250003492265/Preise-Neil-Gaiman-gewinnt-den-Hugo-Award 2009年9月9日閲覧。 
  177. ^ 2016 Hugo Awards” (2015年12月29日). 2018-09-28=閲覧。
  178. ^ 2006 Award Winners & Nominees”. Worlds Without End. 2009年6月27日閲覧。
  179. ^ British Fantasy Awards 2009: the Shortlist!”. Britishfantasysociety.org.uk (2009年8月1日). 2010年8月2日閲覧。
  180. ^ a b 2010 Shirley Jackson Awards”. Shirleyjacksonawards.org. 2017年1月24日閲覧。
  181. ^ Cool Stuff | Essays | Essays About Neil | Neil Gaiman and Comics”. Neilgaiman.com. 2015年6月12日閲覧。
  182. ^ Mythypoeic Awards – Winners”. Mythopoeic Society. 2014年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年11月12日閲覧。
  183. ^ Weiland, Jonah. “Sandman: Season of Mists Wins at Angoulême”. Comic Book Resources. 2013年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月29日閲覧。 Archive requires scrolldown
  184. ^ The Quill Awards: The 2005 Awards”. Quills Foundation (2005年). 2007年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月12日閲覧。
  185. ^ The Bob Clampett Humanitarian Award”. Comic-con.org (2011年7月22日). 2010年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月26日閲覧。
  186. ^ Icon Award”. San Diego Comic-Con International (2013年). 2013年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月25日閲覧。
  187. ^ Gaiman's blog, 26 January 2009”. Journal.neilgaiman.com (2009年1月26日). 2011年7月26日閲覧。
  188. ^ Finally not a bridesmaid actually”. Neil Gaiman's Journal (2009年5月30日). 2018年9月28日閲覧。
  189. ^ Neil Gaiman named Honorary Chair of National Library Week” (2009年10月12日). 2010年4月15日閲覧。
  190. ^ (Carnegie Winner 2010) Archived 2013-01-29 at the Wayback Machine.. Living Archive: Celebrating the Carnegie and Greenaway Winners. CILIP. Retrieved 20 August 2012.
  191. ^ "Releases for 2010 Awards" Archived 2012-05-04 at the Wayback Machine.. Press Desk. CILIP. Retrieved 20 August 2012.
  192. ^ "About Neil Gaiman". 28 July 2014.
  193. ^ Announcing the 2011 Nebula Awards Winners”. Tor.com. トーア・ブックス (2012年5月19日). 2018年9月28日閲覧。
  194. ^ Neil Gaiman Headlines 134th Commencement: Award-winning author, graphic novelist tells graduates to 'make good art'”. University of the Arts. 2013年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月17日閲覧。
  195. ^ Press Association (2013年12月26日). “Neil Gaiman novel wins Book of the Year”. The Guardian. 2013年12月28日閲覧。
  196. ^ Best Fantasy: Trigger Warning: Short Fictions and Disturbances”. Goodreads Choice Awards 2015 (2015年). 2016-06-07s時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月29日閲覧。
  197. ^ Laureation Address: Professor Neil Gaiman” (2016年6月21日). 2017年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月29日閲覧。
  198. ^ Löfgren, Emma (2018年8月29日). “Four writers shortlisted for 'the new Nobel Literature Prize'”. The Local英語版. 2018年9月11日閲覧。
  199. ^ 2009 Award Winners & Nominees”. Worlds Without End. 2009年6月27日閲覧。
  200. ^ Pollock, David (2016年7月7日). “How to Talk to Girls at Parties, Neil Gaiman, Fabio Moon and Gabriel Ba, review: an extra-terrestrial teen romance in punk-era Croydon.”. インデペンデント. 2018年1月16日閲覧。
  201. ^ 2007 Hugo Awards”. ヒューゴー賞. 2018年1月16日閲覧。
  202. ^ Locus Online News: Locus Awards Winners”. 2018年1月16日閲覧。

外部リンク

[編集]