ファイアーエムブレムの登場人物 (テリウス大陸)
ファイアーエムブレムの登場人物 (テリウス大陸)(ファイアーエムブレムのとうじょうじんぶつ・テリウスたいりく)では、任天堂(開発・インテリジェントシステムズ)のコンピュータゲーム『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』および『ファイアーエムブレム 暁の女神』の登場人物について記述する。
両作品は架空の大陸・テリウス大陸を舞台とし、『暁の女神』は『蒼炎の軌跡』の3年後の世界を舞台とする。
(※)は『蒼炎の軌跡』および『暁の女神』の両作品に登場し、かつ能力引き継ぎのある人物を示す。
ベオク諸国
[編集]クリミア王国
[編集]→「クリミア王国」を参照
- エリンシア
- レニング
- ラモン
- ルキノ
- ジョフレ
- ユリシーズ
- ケビン
- マーシャ
- マカロフ
- ステラ
- ムストン
- ダニエル
- ジョージ
- ララベル
- イレース
- ルドベック
- ヤードリー
- マージョ
- タシヨリア
- サローネ侯
- カリル
- ラルゴ
- エイミ
- ダラハウ
- ウハラダ
- チャップ
- メグ
- ネフェニー
- ヘザー
グレイル傭兵団
[編集]→「グレイル傭兵団」および「アイク (ファイアーエムブレム)」を参照
- アイク
- ミスト
- セネリオ
- ティアマト
- オスカー
- ボーレ
- ヨファ
- キルロイ
- シノン
- ガトリー
- ワユ
- フォルカ
- グレイル
- エルナ
デイン王国
[編集]→「デイン王国」を参照
- アシュナード
- アムリタ
- ペレアス
- イズカ
- 漆黒の騎士
- タウロニオ
- ジル
- ツイハーク
- フリーダ
- ハール
- ランビーガ
- ゲラン
- ブライス
- プラハ
- ベウフォレス
- シハラム
- マイジン
- ダッコーワ
- エマコウ
- バルマ
- カムラ
- コタフ
- ダノミル
- マッコヤー
- ノシトヒ
- カヤッチェ
- ホマサ
- カサタイ
- シークコ
- リヒトル
- グローメル
- ハフェド
- コユージョ
- ミカヤ
- サザ
- エディ
- レオナルド
- ノイス
- ユンヌ
- トメナミ
- ローラ
- ブラッド
- ニコ
ベグニオン帝国
[編集]→「ベグニオン帝国」を参照
- サナキ
- ミサハ
- セフェラン
- ルカン
- バルテロメ
- ヘッツェル
- オリヴァー
- ヌミダ
- シグルーン
- タニス
- ゼルギウス
- ルベール
- キマーシ
- ゼフレン
- ノーズ
- シジオウ
- ロミタナ
- イトッツ
- ベヨナ
- カジーザ
- ロンブローゾ
- ラオ
- セルゲイ
- ユーマ
- カヒタリーノ
- ジェルド
- アルダー
- イサイヤ
- ザイタン
- ボナード
- ワゼカカ
- ラベルトン
- ズール
- ラドミム
- トパック
- ムワリム
- ビーゼ
- ソーンバルケ
- ガシラマ
ラグズ諸国
[編集]→「ラグズ」を参照
ガリア王国
[編集]→「ラグズ § ガリア王国」を参照
- カイネギス
- ジフカ
- スクリミル
- ライ
- レテ
- モゥデイ
- リィレ
- キサ
- ケジダ
フェニキス王国
[編集]→「ラグズ § フェニキス王国」を参照
- ティバーン
- ウルキ
- ヤナフ
- ロッツ
キルヴァス王国
[編集]→「ラグズ § キルヴァス王国」を参照
- ネサラ
- ニアルチ
- シーカー
- 初代キルヴァス国王
旧セリノス王国
[編集]→「ラグズ § 旧セリノス王国」を参照
- ラフィエル
- リュシオン
- リアーネ
- ロライゼ
- リーリア
ゴルドア王国
[編集]→「ラグズ § ゴルドア王国」を参照
- デギンハンザー
- クルトナーガ
- ラジャイオン
- アムリタ
- ナーシル
- ゴート
- イナ
幻の王国ハタリ
[編集]→「ラグズ § 幻の王国ハタリ」を参照
- ニケ
- オルグ
山賊・海賊など
[編集]『蒼炎』『暁』両作で登場する、ならずものの集団。
- ザワナー
- ベオク。『蒼炎』に登場。クラスはバンデット。
- カリワ村を襲った山賊団の一員。アイクの初陣の相手となった。
- イカナウ
- ベオク。『蒼炎』に登場。クラスはバンデット。
- ザワナーの所属していた山賊団の一員であり、ザワナーを討ったティアマトに復讐をするためミストとヨファを拉致した。
- ヒブッティ
- ベオク。『蒼炎』に登場。クラスはバンデット。
- 港町タルマを占領していた海賊。「ブヒヒ…」といった豚の様な笑い声を発し、また容姿も豚の様である。兄マカロフを行方を訪ねてきたマーシャに兄の作った借金の肩代わりを迫った。
- 後に公式サイト・『ファイアーエムブレムワールド』の『ファイアーエムブレム 覚醒-BACKGROUND-』内の「アンナの攻略部屋」コーナーにて、開発チーム代弁者として出演した。
- ネダタ
- ベオク。『蒼炎』に登場。クラスはバンデット。
- ガリア沿岸付近を荒らし回る海賊の首領。
- 自ら「海のならずもの~」と妙な歌を歌いつつ子分と共に周辺のラグズ住民の民家を襲撃する。登場の際には専用BGMが流れる。
- プーゴ
- ベオク。『暁』に登場。クラスは戦士(ファイター)。
- 敗戦後のデインを荒らしていたならずものの長。
- デイン国内の混乱に乗じてデイン王都ネヴァサで食料や物資を奪い、女子供らをも売りつけようとしたが、暁の団に討滅させられた。
- デス
- ラグズ。『暁』に登場。クラスは獣牙族/虎(ビーストトライブ/タイガー)。
- 死の砂漠にある古代遺跡を拠点としているラグズの盗賊団の首領の1人。化身後はやや緑がかった虎に化身する。
- FEシリーズで定番になりつつある「砂漠に出てくる盗賊兄弟」である。
- ヘル
- ラグズ。「暁」に登場。クラスは獣牙族/虎(ビーストトライブ/タイガー)。
- 死の砂漠にある古代遺跡を拠点としているラグズの盗賊団の首領の1人。化身後はやや桃色がかった虎に化身する。
- FEシリーズで定番になりつつある「砂漠に出てくる盗賊兄弟」である。
歴史上の人物たち
[編集]- オルティナ
- 邪神と戦った三雄の1人であり、ベオクの女性。二刀流を得意とする。
- ベグニオン王国(ベグニオン帝国の前身)の初代国王で、夫は鷺のラグズであるエルラン。ベグニオン王国の建国4年目、エルランとの間に子を儲ける。しかしこのことが、後の悲劇を生む原因となってしまう。
- アイクと漆黒の騎士がそれぞれ所有する剣「ラグネル」と「エタルド」は、元々はオルティナが双剣として振るっていたものである。
→詳細は「ベグニオン帝国 § 君主」を参照
- ソーン
- 邪神と戦った三雄の1人であり、ラグズの獣牙族である獅子。
- ベグニオン王国の二代目国王である。
- エルラン
- 声:石井一貴
- 邪神をメダリオンに封じた鷺の民(黒鷺)であり、オルティナの夫。リュシオン達の祖先に当たる。
- ゆえに、一般に「メダリオン」(本作における「ファイアーエムブレム」)は、正式には「エルランのメダリオン」と呼ばれる。2周目以降、とある条件を満たすと最後の最後で仲間になる。クラスは宰相(チャンセラー)。属性は光。
→詳細は「ラグズ § 旧セリノス王国」を参照
- デギンハンザー
- 邪神と戦った三雄の1人であり、ラグズの竜鱗族最強の黒竜。後にゴルドア王国を建国、国王となる。現在も存命であり、歴史の生き証人。
→詳細は「ラグズ § ゴルドア王国」を参照
女神
[編集]- アスタルテ
- 声:佐久間紅美
- 【正の女神】。
- 『暁』の時代から800年以上前、大陸を水没させた「邪神」を封印させるために「三雄」と呼ばれるベオクの女性:オルティナ、獣牙戦士:ソーン、黒竜王:デギンハンザーらに祝福を与えた女神。オルティナには愛用していた双剣に、ソーン、デギンハンザーには自身の身体に祝福を与えた。
- “邪神”こと【負の女神】ユンヌを封印した後、ベオクとラグズは自身の眠りから1000年間大きな争いごとを起こさない“千年の審判”という約束を「三雄」と交わし、半身であるユンヌが眠った影響により自らも眠りについた。
- しかし人々は結局戦乱を起こしてしまい、第3部終盤にて1000年の眠りの予定を200年前倒しして目覚める。そして約束を破った裁きとして、大陸に生きるほぼ全てのベオクとラグズを石にしてしまった。しかし、一度目の裁きでは全ての者を石化することはできず、ある程度の強い力を持つ者と、彼女が知らない印付き、ユンヌが目覚めた建物の中に居た者達は石化を逃れていた。そこで自らを討たんとするユンヌの一行を殲滅させるべく、意のままに操れると判断した元老院議員など一部の者に関しては石化を解いたうえで自分の手足となるよう加護を与えて「正の使徒」とし、使徒たちを幾度となく討伐隊の元へ送り込む。
- 彼女は自らを完全・絶対と定義し、心を持つがゆえに争いを生む不完全な者達を滅ぼすことで罰しようとした(争いを自発的に起こさない鷺の民や、ベオクとラグズの混血児、ベオクとラグズの共存を実現しているハタリ王国の者達も含めた地上に生きる人々全て)。ユンヌはその理由を、封印されたメダリオンの中で鷺の民やエルナ、ミストの呪歌を聴いて癒されその心に触れていた自分と違い、アスタルテは永い間【正】その片方だけでい過ぎたために、心を失ってしまったからだと語っている。
- 『暁』における最後の敵であり、シリーズ初の人の形を成した神の最終ボスである。クラスは正の女神(ガデス)。属性は光。
- 威力50という脅威の武器「裁き」(光属性の魔法攻撃)を持ち、ターン開始時に全体攻撃や遠距離攻撃(物理か魔法のどちらか)、さらにハード&マニアックモードでは全体にサイレス、もしくは麻痺攻撃まで行う恐ろしい力を持つ。
- しかも周囲にオーラまで有り、それらを全て消さなければ本体に攻撃すらできず、またオーラには与えられたダメージを攻撃した者に返すスキルを有する。
- そのうえ、デギンハンザーやセフェラン同様女神(ユンヌ)の加護を受けた武器しか攻撃を受け付けず、特定の条件下で倒さなければ何度も復活してしまう。
- ユンヌ
- 声:佐久間紅美
- 【負の女神】。
- 800年以上前、広大だった大陸に大洪水を引き起こしたために、3人の勇者とエルランによってメダリオンに封印されたとされる「邪神」の正体。【負の女神】である彼女が「邪神」とよばれていたのは、ベオクとラグズの争いを起こさないというアスタルテとの約束を果たすのに、黒竜王デギンハンザーが血の気の多いラグズの王たちを戒めるためにそう偽ったため。そのため自身を「邪神」とよばれることを嫌っており、その名称で呼ばれると機嫌を悪くする。
- 元々は女神アスタテューヌとして存在したが、大洪水を起こした後にアスタルテとユンヌに分裂した。その後、ユンヌの軽率な行動が原因となる人々を巻き込んだ神と神との戦乱が勃発。結果としてアスタルテと彼女に付き従う勇者達に敗北し、メダリオンに封印される。以降封印されたメダリオンはセリノス王国に人知れず安置されていたが、紆余曲折を経てミカヤの「解放」の呪歌によって目覚める。ミカヤの体を借りなければ、ほかの人と対話できない。
- 本来、アスタルテとユンヌは一対の存在である。ユンヌは自身を「混沌・自由・変化・未来・謎」、アスタルテを「秩序・束縛・安定・過去・答」と表現する。
- 【正】の気を持つ人を好み、特に鷺の民やミストがお気に入りである。自らを混沌と名乗るように形式等に囚われることを嫌う。振る舞いは少女の様だが、時に女神らしい一面を見せるなど、雰囲気が極端に変わりやすい。
- アスタルテを倒した後は存在が薄れゆく中でアイクをはじめとする人々の想いに触れ、最後の力で羽ばたきながら石となった人々を救い、消えていく。
- エンディングでは本来の姿で現れ、蒼炎の体であった容姿ははっきりしていなかった。度々見せていた少女のような振る舞いと一致するように、公式イラストでは幼い少女の姿であり、髪と瞳の色はアスタルテ、アスタテューヌと同じく、暁のような茶髪に近いオレンジ色をしている。
- アスタテューヌ
- 【暁の女神】。
- かつて水しか存在しなかった世界に降り立ち、創世を成した唯一神。
- 初めは様々なものを創造することに夢中だったが、やがて何一つとして自分と同じ存在がいないことに気付き、孤独を悲しみ何千年という間泣き続けた。獣達は彼女を慰めようと、近い存在になろうと段々と姿を変え、後のベオクとラグズの祖先となる【マンナズ】が誕生した(ゆえにベオクやラグズ、「人」は唯一女神が創造しえなかった存在である)。彼らはアスタテューヌを“神”と讃え、その髪をまるで夜明けの光の様だと賞賛し【暁の女神】と呼ぶようになった。
- 女神は【マンナズ】を愛し、彼らのために数々の知識や思想を与えた。やがて【マンナズ】はその数を驚異的に増やし、多数の種族に分かれ、いつしかどの種族も己が種の優秀さを主張し争うようになる。争いは次第に苛烈さを増していき、同一とされることを厭う種族達の望むままに【ラグズ】【ベオク】という名を与えても、それもまた戦いの口実となった。
- 女神は争いを止めようとしたが、どのように諭そうとも戦いを止めぬ人達へ次第に怒りと哀しみが募り、押えきれずに暴走した感情は大嵐となり地を覆い、テリウスを除くほとんどの大陸が水底へと沈み、数え切れぬほどの命を自ら奪ってしまった。件を切っ掛けに罪の意識から女神の【正】の部分が自らの【負】を拒絶し、【暁の女神】アスタテューヌは、【正の女神】アスタルテと【負の女神】ユンヌに分たれた。アスタルテは同じ過ちを犯すまいと、人にとって自分は完全な存在になろうと“己の不完全な部分”とするユンヌを消そうとする。対するユンヌはもう一人の自分が人ばかりに構い、自らを消そうとするアスタルテに寂しさを感じ、(彼女にとって)些細な悪戯をしたことが2人の女神と多くの人を巻き込んだ戦乱の引き金となってしまった。
- アイク達が【正の女神】と戦い、【正】と【負】の女神その両方が消滅した時より約400年後、本来のアスタテューヌとして復活し、「導きの塔」に再臨。世界には新たな戦乱の陰りが見え始めるも、人を生み出した者として恐れず、この世界を見守っていくことを決意する。