フィクションのエル・ドラード
「フィクションのエル・ドラード」は、水声社が発行するラテンアメリカ文学の専門叢書。判型は四六判。
概要
[編集]2013年から開始。編集は寺尾隆吉。
「欧米を席巻したラテンアメリカ文学の〈ブーム〉から半世紀を経た現在も、政治と社会の混乱のなかから、陸続と新しい小説、新しい小説家たちが現われ続けている。〈ブーム〉の巨匠たちから異色の新鋭まで、フィクションの未来を告げるシリーズ」とされる。(現時点で全29冊)
主なラインナップ
[編集]- 『ただ影だけ』(セルヒオ・ラミレス、寺尾隆吉訳)2013.4
- 『孤児』(フアン・ホセ・サエール、寺尾隆吉訳)2013.5
- 『境界なき土地』(ホセ・ドノソ、寺尾隆吉訳)2013.7
- 『別れ』(フアン・カルロス・オネッティ、寺尾隆吉訳)2013.10
- 『対岸』(フリオ・コルタサル、寺尾隆吉訳)2014.2
- 『八面体』(フリオ・コルタサル、寺尾隆吉訳)2014.8
- 『ガラスの国境』(カルロス・フエンテス、寺尾隆吉訳)2015.3
- 『ロリア侯爵夫人の失踪』(ホセ・ドノソ、寺尾隆吉訳)2015.7
- 『人工呼吸』(リカルド・ピグリア、大西亮訳)2015.9
- 『コスタグアナ秘史』(フアン・ガブリエル・バスケス、久野量一訳)2016.1
- 『方法異説』(アレホ・カルペンティエール、鼓直訳)2016.10
- 『襲撃』(レイナルド・アレナス、山辺弦訳)2016.11
- 『傷痕』(フアン・ホセ・サエール、大西亮訳)2017.2
- 『場所』(マリオ・レブレーロ、寺尾隆吉訳)2017.3
- 『バロック協奏曲』(アレホ・カルペンティエール、鼓直訳)2017.6
- 『圧力とダイヤモンド』(ビルヒリオ・ピニェーラ、山辺弦訳)2017.12
- 『マイタの物語』(マリオ・バルガス・ジョサ、寺尾隆吉訳)2018.1
- 『夜のみだらな鳥』(ホセ・ドノソ、鼓直訳)2018.2
- 『ライオンを殺せ』(ホルヘ・イバルグエンゴイティア、寺尾隆吉訳)2018.10
- 『犬を愛した男』(レオナルド・パドゥーラ、寺尾隆吉訳)2019.4
- 『案内係』(フェリスベルト・エルナンデス、浜田和範訳)2019.6
- 『気まぐれニンフ』(ギジェルモ・カブレラ・インファンテ、山辺弦訳)2019.12
- 『時との戦い』(アレホ・カルペンティエール、鼓直,寺尾隆吉共訳)2020.2
- 『吐き気』(オラシオ・カステジャーノス・モヤ、浜田和範訳)2020.6
- 『レオノーラ』(エレナ・ポニアトウスカ、富田広樹訳)2020.12
- 『帝国の動向』(フェルナンド・デル・パソ、寺尾隆吉訳)2021.1
- 『英雄たちの夢』(アドルフォ・ビオイ・カサーレス、大西亮訳)2021.5
- 『廃墟の形』(フアン・ガブリエル・バスケス、寺尾隆吉訳)2021.7
- 『燃やされた現ナマ』(リカルド・ピグリア、大西亮訳)2022.3
- 『グロサ』(フアン・ホセ・サエール、浜田和範訳)2023.2
脚注
[編集]参考文献
[編集]関連項目
[編集]- 「ラテンアメリカ文学選集」 - 現代企画室が発行するラテンアメリカ文学の叢書
- 「ラテンアメリカの文学」 - 集英社が発行するラテンアメリカ文学の叢書
- 「ラテンアメリカ文学叢書」 - 国書刊行会が発行するラテンアメリカ文学の叢書
- 「創造するラテンアメリカ」 - 松籟社が発行するラテンアメリカ文学の叢書
- 「フィクションの楽しみ」 - 水声社の現代海外の文学叢書
- 「新潮クレスト・ブックス」 - 新潮社の現代の海外文学叢書
- 「エクス・リブリス」 - 白水社の現代の海外文学叢書
- 「文学の冒険」- 国書刊行会の現代の海外文学叢書
外部リンク
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