フールズ・メイト (アルバム)
『フールズ・メイト』 | ||||
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ピーター・ハミル の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1971年4月20日-21日、27日-28日 ロンドン トライデント・スタジオ[1] | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、アート・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | カリスマ・レコード | |||
プロデュース | ジョン・アンソニー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ピーター・ハミル アルバム 年表 | ||||
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『フールズ・メイト』(Fool's Mate)は、イングランドのプログレッシブ・ロック・ミュージシャン、ピーター・ハミルが1971年に発表した、ソロ名義では初のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]ハミルの所属バンド、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターのメンバーに加えて、ロバート・フリップやリンディスファーンのロッド・クレメンツ等がレコーディングに参加した[2]。ポール・ホワイトヘッドにより描かれたジャケットは、タイトルに基づいてチェスがモチーフとなっており、また、ハミルが第一次世界大戦に興味を示していたことから、複葉機がタイトルを掲げる形となった[2]。なお、ホワイトヘッドは収録曲「ヴァイキング」のレコーディングにも参加しており、担当楽器のタムタムに関して「シンバルの一種で、私はヴァイオリンの弓を使って演奏した」と説明している[3]。
Greg Pratoはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「『オーヴァー』(1977年)や『ザ・フューチャー・ナウ』(1978年)といった傑作には及ばない」「ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターの作品よりも主流派で、大部分はピアノとアコースティック・ギターを基盤としている」と評している[4]。
2005年リマスターCDには、1971年1月のデモ音源5曲がボーナス・トラックとして追加された[1]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はピーター・ハミル作。
- インペリアル・ツェッペリン - "Imperial Zeppelin" (Peter Hammill, Chris Judge Smith) - 3:38
- キャンドル - "Candle" - 4:17
- ハッピー - "Happy" - 2:36
- ソリチュード - "Solitude" - 4:58
- ヴィジョン - "Vision" - 3:15
- リ・アウェイクニング - "Re-Awakening" - 3:57
- サンシャイン - "Sunshine" - 4:00
- チャイルド - "Child" - 4:25
- サマー・ソング・イン・ジ・オータム - "Summer Song (In the Autumn)" - 2:13
- ヴァイキング - "Viking" (P. Hammill, C. Smith) - 4:43
- ザ・バーズ - " The Birds " - 3:36
- アイ・ワンス・ロウト・サム・ポエムズ - "I Once Wrote Some Poems" - 2:45
2005年リマスターCDボーナス・トラック
[編集]- リ・アウェイクニング - "Re-Awakening (early demos)" - 4:33
- サマー・ソング・イン・ジ・オータム - "Summer Song (In the Autumn) (early demos)" - 2:46
- ザ・バーズ - "The Birds (early demos)" - 3:18
- サンシャイン - "Sunshine (early demos)" - 3:50
- ハッピー - "Happy (early demos)" - 2:46
参加ミュージシャン
[編集]- ピーター・ハミル - ボーカル、アコースティック・ギター、ピアノ、バッキング・ボーカル
- ロバート・フリップ - エレクトリック・ギター(on #1, #7, #8, #10, #11, #12)
- ヒュー・バントン - ピアノ、オルガン(on #1, #3, #5, #6, #7, #8, #9, #11)、バッキング・ボーカル
- ニック・ポッター - ベース(on #1, #3, #6, #7, #8, #9, #11)
- ロッド・クレメンツ - ベース、ヴァイオリン(on #2, #4, #10)
- マーティン・ポッティンジャー - ドラムス(on #1, #2, #4, #10)
- ガイ・エヴァンス - ドラムス、パーカッション(on #1, #3, #6, #7, #9, #11)、バッキング・ボーカル
- デヴィッド・ジャクソン - サクソフォーン、フルート(on #1, #3, #6, #7, #8, #10)、バッキング・ボーカル
- レイ・ジャクソン - ハープ、マンドリン(on #2, #4, #10)、バッキング・ボーカル
- ポール・ホワイトヘッド - タムタム(on #10)
脚注
[編集]- ^ a b Peter Hammill - Fool's Mate (2005, CD) - Discogs
- ^ a b Dome, Malcolm (2015年3月26日). “Cover Story: Peter Hammill - Fool's Mate”. loudersound.com. Future plc. 2021年10月27日閲覧。
- ^ “Paul Whitehead Interview”. vandergraafgenerator.co.uk. 2021年10月27日閲覧。
- ^ Prato, Greg. “Fool's Mate - Peter Hammill”. AllMusic. 2021年10月27日閲覧。