ブランディストック
ブランディストック(英語:Brandistock、別名:brandestoc, buttafuore)、フェザースタッフ(英語:feather staff)は、通常は二股の槍で、勢いよく振ると先から80cm の刃が飛び出す長さが約1メートルの槍である[1]。16世紀から19世紀まで、イタリアの初期警察官、兵士、民兵らが使用した。
この武器は飛び出し式の槍、空挺ナイフ(グラビティナイフ)も指す。ちなみに、この種の槍はイタリアでは Buttafuori(用心棒の意)と呼ばれ、Brandistoccoのような最初から三叉槍の物とは異なるが、良く混同され Brandistocco と呼ばれる。巡礼者は護身用の杖として身に着け Bordone と呼んだ。
構造
[編集]- 中空の筒の中にスライド式の刃が納められている。開口部には蝶番式の蓋が付けられている。
- 刃が飛び出した状態の時に刃を留める押さえ鉤と、鉤が引っかかるよう刃側に凹みが付いている。
出典
[編集]- ^ “Combination Weapons”. MyArmoury.com. 2018年12月24日閲覧。