ホブド

ホブド

Ховд
中央広場
中央広場
ホブドの位置(モンゴル国内)
ホブド
ホブド
位置図
北緯48度00分15秒 東経91度38分26秒 / 北緯48.00417度 東経91.64056度 / 48.00417; 91.64056
モンゴルの旗 モンゴル
ホブド県
ソム ジャルガラント・ソム
建設 1731年
面積
 • 合計 80 km2
標高
1,395 m
人口
(2007年)
 • 合計 28,601人
 • 密度 357人/km2
等時帯 UTC+7
市外局番 +976 (0)143

ホブドモンゴル語: Ховд)は、モンゴル西部の都市。ホブド県の県都である。

歴史

[編集]

17世紀、いまのエルデネビュレン・ソムの河岸にジュンガルガルダン・ハーンが建設した。郊外では東トルキスタン中央アジアの虜囚が持っていたノウハウを生かし、園芸学が発展。の支配下に入ると、ブヤント川のほとりに市街まるごと移転させられたが、1912年8月7日にモンゴルの豪族連合からなる軍勢が解放した。兵営は破壊され、清朝の間接統治体制は廃止された。

地理

[編集]

アルタイ山脈の裾野、ブヤント川のほとりに位置する。東に25kmほどのところには、マンハン自然保護区の一部に指定されているハルウス湖がある。スイカトマトなどの夏野菜や、質の高い季節の肉製品で知られる。

1992年の行政再編で独自のソム(郡に相当)を割り振られた。

気候はケッペンの気候区分砂漠気候 (BWk) にあたり、暑く短い夏と長く乾燥した極寒の冬が特徴。降水はわずかで、夏に集中する。

ホブドの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F −16.3
(2.7)
−12
(10)
0.3
(32.5)
11.1
(52)
19.1
(66.4)
23.8
(74.8)
24.7
(76.5)
23.4
(74.1)
17.7
(63.9)
9.0
(48.2)
−2.3
(27.9)
−12.9
(8.8)
7.1
(44.8)
日平均気温 °C°F −24.3
(−11.7)
−20.2
(−4.4)
−7.4
(18.7)
3.9
(39)
11.9
(53.4)
17.1
(62.8)
18.6
(65.5)
16.7
(62.1)
10.6
(51.1)
1.5
(34.7)
−9.7
(14.5)
−20
(−4)
−0.1
(31.8)
平均最低気温 °C°F −29.9
(−21.8)
−27.1
(−16.8)
−14.7
(5.5)
−3.5
(25.7)
4.6
(40.3)
10.3
(50.5)
12.3
(54.1)
10.0
(50)
3.9
(39)
−4.7
(23.5)
−15.7
(3.7)
−25.6
(−14.1)
−6.7
(19.9)
降水量 mm (inch) 1.4
(0.055)
0.9
(0.035)
2.3
(0.091)
5.9
(0.232)
9.5
(0.374)
26.5
(1.043)
35.0
(1.378)
22.7
(0.894)
10.6
(0.417)
4.6
(0.181)
1.8
(0.071)
1.6
(0.063)
122.8
(4.835)
出典:Hong Kong Observatory [1]

人口統計

[編集]

市の総人口は2万6023人(2000年国勢調査)、3万479人(2003年推計)、2万8601人(2007年[2])と推移している。ソム(郡)の人口は6675世帯の3万2351人(2005年)で、ジュンガル、ハルハ、ザフチン、トルグートウリャンカイ、ミャンガド、ドゥルブド、バヤド、カザフウズベク、ウゼムチンなど10以上の民族集団がある[3]

ギャラリー

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Climatological Normals of Khovd”. Hong Kong SAR Government. 2010年8月3日閲覧。
  2. ^ Khovd Aimag Statistical Office 2007 Annual Report
  3. ^ Feasibility Assessment of Sustainable Use of Land and Water in the Buyant River Delta, Khovd Aimag.National University of Mongolia.[1]

参考文献

[編集]
  • Mongolia City Development Strategies for Secondary Cities [2]
  • 相馬拓也 2022『草原の掟-西部モンゴル遊牧社会における生存戦略のエスノグラフィ』(ナカニシヤ出版/2022年1月)