ホーザリー

ストッキングの構成部位
ホーザリーの広告イラスト

ホーザリーen:hosiery)またはホージャリーとは、靴下類を総称する英語で、広義では男性用の靴下やレギンスなどのレッグウエアも含むが、一般的にはタイツストッキングなどの女性用の長い靴下を示すことが多い[1][2][3]

イギリスではニット製品をこの言葉で呼び、ホーズ(hose)と同義語であり、ホーズは靴下類のすべてを意味する[4]。日本でいうパンティーストッキングを英語圏では「パンティーホーズ」(pantyhose)と呼称する[4]

英語の「hosiery」(編物)は「hose」(靴下)の派生語とされ[5]、靴下はニット製品の起源と考えられている[6]。同様にニットの旧称である「メリヤス」の語源はスペイン語のメディアス(medias)やポルトガル語のメイアス(meias)であり、いずれも靴下の意味である[7]

日本では2013年頃からタトゥーストッキングや、ストッキングを靴下やスニーカーと組み合わせる着こなしが流行した[8]ストッキングという呼び名にはやや古くさいイメージがあるとして、新味を出す呼び方としてファッション雑誌などが従来の透け感のあるストッキングを「シアータイツ」などと呼び始めた[2]。他に若い女性の間では靴下類の総称を意味する「ホーザリー」、「レッグウエア」などの呼称が普及した[9]。さらに厚手のリブタイツなどを指す呼び方としても用いられている[10]

歴史

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種類

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ランジェリーと黒のガーターストッキング

2019年刊行の『新版 モダリーナのファッションパーツ図鑑』では「レッグウェア」として以下を紹介している[12]

出典

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  1. ^ 靴下の英語”. ハリソンホージャリー. 2023年6月4日閲覧。
  2. ^ a b 藤岡篤子 (2016年3月). “ホーザリー | 時事用語事典”. 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス. 2023年6月4日閲覧。
  3. ^ ホーザリー | 現代人のカタカナ語辞典”. 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス. 2023年6月4日閲覧。
  4. ^ a b ホージャリー – ファッション用語”. オーダースーツ Pitty Savile Row. 2023年6月4日閲覧。
  5. ^ ホーズ – ファッション用語”. オーダースーツ Pitty Savile Row. 2023年6月4日閲覧。
  6. ^ 出石尚三 (2015年4月16日). “hose(ホーズ)”. Windsor-Heritage for Gentleman. 2023年6月4日閲覧。
  7. ^ 塚越秀也「靴下とその性能」『繊維製品消費科学』第24巻第12号、日本繊維製品消費科学会、1983年、537-541頁、doi:10.11419/senshoshi1960.24.537ISSN 0037-2072NAID 130004008710 
  8. ^ レッグウエア」『小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)』https://kotobank.jp/word/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B0%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%82%A2コトバンクより2023年6月4日閲覧 
  9. ^ 昔パンスト、今ホーザリー:名称刷新おしゃれに変身”. 日本経済新聞 (2013年7月21日). 2023年6月4日閲覧。
  10. ^ 大人の「ホーザリー」これが正解!…「ホーザリー」って?”. CanCam.jp (2013年10月10日). 2023年6月4日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g ALL ABOUT HOSIERY”. Style Clinic. 2023年6月25日閲覧。
  12. ^ 溝口 2019, pp. 96–97.

参考文献

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  • 溝口康彦『新版 モダリーナのファッションパーツ図鑑』マール社、2019年7月20日。ISBN 978-4837309123