北マギンダナオ州
北マギンダナオ州 Maguindanao del Norte | |
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北緯7度8分0秒 東経124度16分0秒 / 北緯7.13333度 東経124.26667度 | |
国 | フィリピン |
自治地域 | バンサモロ自治地域 |
住民投票 | 2022年9月17日 |
移行期間 | 2022年9月18日 - 現在 |
州都 | ダトゥ・オディン・シンスアット |
政府 | |
• 州知事 | アイニー・シンスアット[1] (Nacionalista Party) |
面積 | |
• 合計 | 2,551.23 km2 |
人口 (2020年) | |
• 合計 | 943,500人 |
• 密度 | 370人/km2 |
等時帯 | UTC+8 (フィリピン標準時) |
北マギンダナオ州(きたマギンダナオしゅう、マギンダナオ・デル・ノルテ州、Maguindanao del Norte)は、フィリピンのミンダナオ島中部にある州。バンサモロ自治地域に属している。州都はダトゥ・オディン・シンスアット[2]。かつてはマギンダナオ州の一部であったが、2022年9月17日の住民投票の結果南北に分割された。2022年9月時点では移行期間にあたる[1]。
北を南ラナオ州、東をコタバト州、南東を南マギンダナオ州、南をスルタン・クダラット州、西をモロ湾、北西をコタバト市と接する。コタバト市は地理的あるいは国政選挙区では北マギンダナオ州に含まれるが、行政上は州から独立している。コタバトを含めた面積は2,551平方キロメートル、人口は約94万人。コタバトを除いた面積は2465平方キロメートル、人口は約62万人(いずれも2020年国勢調査[3])。
歴史
[編集]マギンダナオ州の分割運動は2006年に遡る。バンサモロ自治地域の前身にあたるイスラム教徒ミンダナオ自治地域政府はマギンダナオ州北部に新たな州を創設するためにムスリム・ミンダナオ自治法第201を制定し、2006年10月28日の住民投票で賛成多数となったことでシャリフ・カブンスアン州が成立した[4][5]。しかし2008年7月、フィリピン最高裁判所はミンダナオ自治地域が州や市を創設することを違法と裁決し[6]、2009年1月に廃止された[7]。
2021年3月9日、フィリピン上院はマギンダナオ州の開発と公的サービスの促進を目的にマギンダナオ州の分割する法案を承認し[8]、5月27日にロドリゴ・ドゥテルテ大統領が法案に署名した[9][10]。住民投票は当初2021年内を予定していたが準備のために2022年9月17日へ延期された[11]。住民投票は有権者707,651人のうち706,558人(99.27%)が賛成票を投じたことで、マギンダナオ州の分割が決まった[2]。初代北マギンダナオ州知事は最後のマギンダナオ州副知事であったアイニー・シンスアットが選ばれた[1]。
自治体
[編集]12の自治体から成る[2]。
- バリラ(Barira)
- ブルドン(Buldon)
- ダトゥ・ブラー・T・シンスアット(Datu Blah T. Sinsuat)
- ダトゥ・オディン・シンスアット(Datu Odin Sinsuat)
- カブンタラン(Kabuntalan)
- マタノグ(Matanog)
- 北部カブンタラン(Northern Kabuntalan)
- パラン(Parang)
- スルタン・クダラット(Sultan Kudarat)
- スルタン・マストゥーラ(Sultan Mastura)
- Talitay
- ウピ(Upi)[12]
脚注
[編集]- ^ a b c “EXPLAINER: How Maguindanao will transition to 2 provinces after the plebiscite”. Rappler.com (2022年9月20日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ a b c “Maguindanao split looms as ‘yes’ vote overwhelmingly wins”. フィリピン通信社 (2022年9月18日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “PHILIPPINES: Mindanao/Provinces, Cities and Municipalities”. Citypopulation.de (2021年7月20日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “Voters approve new Mindanao province”. Philippine Information Agency (2006年11月1日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “Maguindanao split decided in plebiscite”. The Philippine Star (2006年10月29日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “Supreme Court voids creation of Shariff Kabunsuan”. abs-cbn.com (2008年7月16日). 2016年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月17日閲覧。
- ^ “Shariff Kabunsuan province abolished”. The Philippine Star (2009年1月11日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “Senate OKs bill creating two Maguindanao provinces”. フィリピン通信社 (2021年3月9日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “Duterte signs law dividing Maguindanao into 2 provinces”. フィリピン通信社 (2021年5月27日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “Division of Maguindanao into 2 provinces now a law; no date for plebiscite yet”. Minda News (2021年5月27日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ “Referendum set to split Maguindanao province”. フィリピン通信社 (2022年6月24日). 2022年10月17日閲覧。
- ^ 読み方は“【感染症情報】フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その209:「警戒レベル」の再変更)(6月2日発表)”. 在フィリピン日本国大使館 (2022年6月8日). 2022年10月17日閲覧。を参照した。
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