マルチメディア振興センター
一般財団法人 マルチメディア振興センター(マルチメディアしんこうセンター、英文名称:The Foundation for MultiMedia Communications、略称:FMMC)は、マルチメディア通信に関するネットワークの利用促進や、政府のe-Japan戦略のための事業を行ってきた法人。1996年に財団法人テレコム高度利用推進センターと財団法人新世代通信網利用高度化協会を統合し、財団法人マルチメディア振興センターとして設立された。その後、総務省総合通信基盤局電気通信事業部データ通信課所管の財団法人から、公益法人制度改革に伴い一般財団法人へ移行した。
沿革
[編集]- 平成2年2月2日 財団法人テレコム高度利用推進センター設立
- 平成6年11月 マルチメディア異業種交流会発足
- 平成8年4月1日 財団法人新世代通信網利用高度化協会(PNES)解散に伴い、その事業を継承するとともに、財団法人マルチメディア振興センターに名称変更
- 平成8年11月 電子商取引実験「ベコニンキャット」開始
- 平成9年7月 第2期新世代通信網パイロットモデル事業開始
- 平成10年9月 電子マネー実験「icash」開始
- 平成10年10月 シームレス・ネットワーク研究会発足
- 平成12年7月 新世代通信網普及推進委員会を新世代通信網研究会に再編
- 平成12年10月 Eジャパン協議会発足(電子メッセージング協議会とサイバービジネス協議会を統合)
- 平成13年7月 ブロードバンド研究会発足
- 平成14年2月 マルチメディア異業種交流会をeビジネス異業種交流会に名称変更
- 平成14年4月 放送コンテンツのネットワーク流通にむけた権利クリアランスに関する研究会発足
- 平成14~17年度 e-Japan戦略の実現に向けた諸施策の推進
- 平成18年4月 e-ネットキャラバン発足
- 平成19年4月 財団法人国際通信経済研究所(RITE)解散に伴い、その事業を継承。
- 平成19年8月 「P2Pネットワーク実験協議会」の発足
- 平成19年12月 「情報通信における安心安全推進協議会(標語)」の発足
- 平成20年4月 「ASP・SaaS安全・信頼性に係る情報開示認定制度」の運用開始
- 平成21年2月 「安心ネットづくり促進協議会」の発足
- 平成21年4月 「ネットワーク高度利用推進協議会」(P2Pネットワーク実験協議会を発展・改組)の発足
- 平成21年4月 「公共情報コモンズ」の実用化試験サービス開始
- 平成24年4月 財団法人マルチメディア振興センターから一般財団法人マルチメディア振興センターに移行
組織
[編集]- 役員
- その他に理事、監事、評議員、顧問を置く
- 利用推進部 ネットワーク及びその利用に関する事業
- 技術調査部 ネットワーク及びその利用に関する技術開発、実用実験など
- 一般会員 企業など91社・団体
- 所在地 東京都港区虎ノ門三丁目22番1号 虎ノ門桜ビル 2階
活動内容
[編集]概要
[編集]マルチメディア通信とネットワークに関する調査研究、技術開発、実用実験、 情報の収集と提供、普及啓発を行っている。
報告書・出版物
[編集]情報通信分野等の調査、研究成果をWWWサイトで公開している。
機関誌
[編集]- マルチメディアクォータリー(WWWサイトで公開)
主催組織
[編集]- ネット利用の安全と未来推進会議
- e-ネットキャラバン運営協議会
- オアシス協議会
- 電気通信分野における情報セキュリティ対策協議会
- e-ビジネス異業種交流会
- 日本バイオメトリクス認証協議会
- シームレス・ネットワーク研究会
その他
[編集]- 災害情報共有システム(Lアラート)の運営