マルバグス

マルバグス
マルバクスの葉
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : モクレン類 Magnoliids
: クスノキ目 Laurales
: クスノキ科 Lauraceae
: ニッケイ属 Cinnamomum
: クスノキ C. camphora
変種 : マルバグス C. camphora var. rotundifolia
学名
Cinnamomum camphora var. rotundifolia Makino

マルバグス(マルバクス、Cinnamomum camphora var. rotundifolia Makino[1])はクスノキの変種で、葉が著しく丸いという特徴がある[2]

筑波山神社の拝殿の右手にある、明治初期に北海道開拓吏八木下伸之が平安を祈念して寄進した木(樹齢150年と推定される)が有名で、この木を調査した牧野富太郎が命名した。この木は、つくば市指定の天然記念物になっている。葉の横幅に対する縦の割合の平均は、通常のクスノキでは2.3倍の長円形に対して、マルバグスの場合には1.4倍と円に近い楕円形という特徴がある。

脚注

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  1. ^ 学園都市の自然と親しむ会編『筑波の自然史Ⅰ 筑波山』(1992),p.74
  2. ^ 吉武和治郎『筑波山を歩く』STEP(2009),p.99-100