ミズノスポーツライター賞
ミズノスポーツライター賞(ミズノスポーツライターしょう)とは、公益財団法人ミズノスポーツ振興財団が主催する、スポーツライターの活躍と業績を顕彰する賞。スポーツノンフィクションと報道活動に関する優秀な作品から選ばれる。1990年から開催されている。
主な受賞者
[編集]回 | 年度 | 受賞作品 | 作者 | 発行(掲載) | |
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第1回 | 1990年度 | 「ヒマラヤを駆け抜けた男―山田昇の青春譜」 | 佐瀬稔 | 東京新聞出版局 | |
「衝撃」 | 山本茂/長谷川公之 | テレビ朝日 | |||
「アジアスポーツの新しい風」 | 毎日新聞社東京本社運動部 | 毎日新聞朝刊 | |||
「たうんステージ」 | 京都新聞社運動部 | 京都新聞夕刊 | |||
第2回 | 1991年度 | 「スポーツ山脈」 および「われら熱中派」 | 毎日新聞社編集委員 鷹野春彦 | 信濃毎日新聞 | |
「メディアの群像」 | 橋本一夫 | 月刊体育科教育 | |||
「帰らざる季節...中嶋悟 F1五年目の真実」 | 吉井妙子 | 文芸春秋 | |||
「父の背番号は16だった」 | 川上貴光 | 朝日新聞社 | |||
「タイガー・モリと呼ばれた男」 | 早瀬利之 | スキージャーナル社 | |||
特別賞 | 川本信正(スポーツ評論家) | ||||
第3回 | 1992年度 | 「バルセロナ五輪 連載企画報道 | 毎日新聞社 五輪取材チーム | 毎日新聞朝刊 | |
「DAYS」 五輪コラム | 日刊スポーツ新聞社 後藤新弥 | 日刊スポーツ | |||
「ニュースの目」 | 共同通信社 浅田修司 | 月刊体育教育 | |||
「スポーツウィークリー」 | 秋田魁新報社社会部 | 秋田魁新報夕刊 | |||
「リングサイド・マザー」 | 松永喜久 | 河出書房新社 | |||
第4回 | 1993年度 | 「もうひとつの風景」連載企画報道 | 東京新聞社 佐藤次郎 | 東京新聞出版局 | |
「スポーツすぺしゃる&たうんガイド」 連載企画報道 | 北海道新聞社運動部・ 社会部 | 北海道新聞夕刊 | |||
「ビバ!サッカー」 | 牛木素吉郎 | サッカーマガジン | |||
「野球とクジラ」 | 佐山和夫 | 河出書房新社 | |||
「女たちのプレーボール」 | 桑原稲敏 | 風人社 | |||
第5回 | 1994年度 | 「広島アジア大会」 連載企画報道 | 共同通信社 広島アジア大会取材班 | 共同通信社 | |
「SPORTSにいがた」 連載企画報道 | 新潟日報社報道部・ スポーツ担当 | 新潟新聞夕刊 | |||
「ウォッチング<スポーツの広場>」 連載企画報道 | 谷口源太郎 | 東京新聞夕刊 | |||
「リターンマッチ」 | 後藤正治 | 文藝春秋 | |||
第6回 | 1995年度 | 「世界体操鯖江大会」 報道連載 | 福井新聞編集局世界体操取材班 | 福井新聞社 | |
「すぽーつ・あ・い~ブラウン管からみたスポーツ~ | 杉山茂 | スポーツジャーナル | |||
「世紀末スポーツと切り結ぶ-報道者の自己批判-」 | 大野晃 | 月刊体育科教育 | |||
「競走馬の文化史-優駿になれなかった馬たちへ」 | 青木玲 | 筑摩書房 | |||
「球児たちの復活」 | 佐藤光房 | あすなろ社 | |||
第7回 | 1996年度 | 「オリンピック新世紀」 企画連載報道 | 読売新聞東京本社運動部取材班 | 読売新聞 | |
「断層」「叫び」ほか | 金子達仁 | ナンバー | |||
「日韓キックオフ伝説」 | 大島裕史 | 実業之日本社 | |||
「汚れた金メダル」 | 松瀬学 | 文藝春秋 | |||
第8回 | 1997年度 | 「部活動は今」 連載企画報道 | 埼玉新聞社運動部部活動取材班 | 埼玉新聞 | |
「夢フロンティア・スポーツ大国の実像」「ユーロスタジアム・ 欧州スポーツ新時代」「キャンパススタジアム」 | 読売新聞社東京運動部取材班 | 読売新聞 | |||
「夢をつなぐ-全盲の金メダリ スト 河合純一物語」 | 澤井希代治 | ひくまの出版 | |||
第9回 | 1998年度 | 「原色のアジア」 連載企画報道 | 読売新聞社東京運動部 | 読売新聞 | |
「志村正順のラジオ・ デイズ」 | 尾嶋義之 | 洋泉社 | |||
「夢、未だ盡きず-平木信二と吉岡隆徳」 | 辺見じゅん | 文藝春秋 | |||
「月の軌跡-9フランスW杯日本代表39人全証言」 | 増島みどり | 文藝春秋 | |||
第10回 | 1999年度 | 最優秀賞 | 「魔術師」 | 立石泰則 | 文藝春秋 |
優秀賞 | 「血と知と地」 | 吉川良 | ミデアム出版 | ||
「カープ球団創設50年史」 企画連載報道 | 中国新聞社運動グループ | 中国新聞 | |||
第11回 | 2000年度 | 最優秀賞 | 「モンゴル野球青春記」 | 関根淳 | 太田出版 |
優秀賞 | 「サッカー監督という仕事」 | 湯浅健二 | 新潮社 | ||
「アマスポーツNOW」 | 中国新聞社 編集局運動グループ | 中国新聞 | |||
第12回 | 2001年度 | 優秀賞 | 「いつもキャッチボールが教えてくれた」 | 佐藤倫朗 | 東洋経済新報社 |
「知と熱日本ラグビーの変革者・大西鐵之祐」 | 藤島大 | 文藝春秋 | |||
「仕事の風景球場去りし後」 | 朝日新聞社東京本社社会部 森哲志 | 朝日新聞 | |||
第13回 | 2002年度 | 最優秀賞 | 「ヒディンク・コリアの真実」 | 慎武宏 | TBSブリタニカ |
優秀賞 | 「チュックダン!~在日朝鮮蹴球団の物語」 | 河崎三行 | 双葉社 | ||
「2002年よさこい高知国体~高知で変わる高知が変える」 | 高知新聞社/2002年よさこい高知国体取材班 | 高知新聞 | |||
第14回 | 2003年度 | 最優秀賞 | 拳の漂流~『神様』と呼ばれた男ベビー・ゴステロの生涯」 | 城島充 | 講談社 |
優秀賞 | 「巨人軍最強の捕手~伝説のファイター吉原正喜の生涯を追う」 | 澤宮優 | 晶文社 | ||
『高知競馬』という仕事 | 高知新聞社会部 | 高知新聞 | |||
第15回 | 2004年度 | 優秀賞 | 「アラビアン・ホースに乗って~ふたりで挑んだ遥かなるテヴィス」 | 蓮見明美 | 洋泉社 |
「五輪の歩んだ道 巨大イベントの108年」 | 毎日新聞社東京本社運動部五輪取材班 | 毎日新聞 | |||
第16回 | 2005年度 | 最優秀賞 | 「オシムの言葉」 | 木村元彦 | 集英社インターナショナル |
優秀賞 | 「甲子園への遺言~伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯」 | 門田隆将 | 講談社 | ||
「球界再編は終わらない」 | 日本経済新聞社編 | 日本経済新聞社 | |||
第17回 | 2006年度 | 最優秀賞 | 南の島の甲子園―八重山商工の夏」 | 下川裕治 | 双葉社 |
優秀賞 | 「ラストサムライ―片目のチャンピオン武田幸三」 | 森沢明夫 | 角川書店 | ||
第18回 | 2007年度 | 最優秀賞 | 「甲子園が割れた日-松井秀喜5連続敬遠の真実」 | 中村計 | 新潮社 |
優秀賞 | 「勝つことのみが善である-宿澤広朗全戦全勝の哲学」 | 永田洋光 | ぴあ | ||
「年間企画『アスリート争奪』」 | 毎日新聞社運動部 | 毎日新聞 | |||
第19回 | 2008年度 | 最優秀賞 | 「ケニア!~彼らはなぜ速いのか~」 | 忠鉢信一 | 文藝春秋 |
優秀賞 | 「吉田沙保里~119連勝の方程式~」 | 布施鋼治 | 新潮社 | ||
「デットマール・クラマー~日本サッカー改革論~」 | 中条一雄 | ベースボールマガジン社 | |||
第20回 | 2009年度 | 最優秀賞 | フットボールの犬 欧羅巴1999‐2009」 | 宇都宮徹壱 | 東邦出版 |
優秀賞 | 日本レスリングの物語」(ファイト&ライフ連載) | 柳澤健 | フィットネススポーツ | ||
第21回 | 2010年度 | 最優秀賞 | 「幻の甲子園 昭和十七年の夏 戦時下の球児たち」 | 早坂隆 | 文藝春秋 |
優秀賞 | 「Rの輪 広陵野球の美」 | 山田良純 | 南々社 | ||
「心の聖地-スポーツ、あの日から-」 | 共同通信社 編集委員室 | 共同通信 | |||
第22回 | 2011年度 | 優秀賞 | 「TOKYOオリンピック物語」 | 野地秩嘉 | 小学館 |
「最後の王者」 | 西村章 | 小学館 | |||
「独立リーグの現状 その明暗を探る」 | 産経新聞社 | 産経新聞 | |||
第23回 | 2012年度 | 最優秀賞 | 「柔の恩人 『女子柔道の母』ラスティ・カノコギが夢見た世界』 | 小倉孝保 | 小学館 |
優秀賞 | 「『弱くても勝てます』開成高校野球部のセオリー」 | 高橋秀実 | 新潮社 | ||
「北緯43度の雪 もうひとつの中国とオリンピック」 | 河野啓 | 小学館 | |||
第24回 | 2013年度 | 最優秀賞 | 「アイスタイム」 | 伊東武彦 | 講談社 |
優秀賞 | 「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた~シャイな息子と泣き虫ママのびっくり異文化体験記~」 | 小国綾子 | 径書房 | ||
「国立競技場の100年~明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ」 | 後藤健生 | ミネルヴァ書房 | |||
第25回 | 2014年度 | 最優秀賞 | 「洲崎球場のポール際」 | 森田創 | 講談社 |
優秀賞 | 「球童 伊良部秀輝伝」 | 田崎健太 | 講談社 | ||
「五輪の哲人 大島鎌吉物語」 | 毎日新聞東京本社運動部 滝口隆司 | 毎日新聞 | |||
第26回 | 2015年度 | 最優秀賞 | 「ベルリンの奇跡 日本サッカー煌きの一瞬」 | 竹之内響介 | 東京新聞 |
優秀賞 | 「広告を着た野球選手~史上最弱ライオン軍の最強宣伝作戦」 | 山際康之 | 河出書房新社 | ||
第27回 | 2016年度 | 最優秀賞 | 「スポーツ新考 地域戦略を探る」 | 山陽新聞社 スポーツ企画取材班 | 山陽新聞 |
優秀賞 | 「一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート」 | 上原善広 | 角川書店 | ||
「サッカーと愛国」 | 清義明 | イースト・プレス | |||
第28回 | 2017年度 | 優秀賞 | 「中南米野球はなぜ強いのか」 | 中島大輔 | 亜紀書房 |
「神は背番号に宿る」 | 佐々木健一 | 新潮社 | |||
第29回 | 2018年度 | 最優秀賞 | 「氷上のドリアン・グレイ-美しき男子フィギュアスケーターたち-」 | 鈴木ふさ子 | アーツアンドクラフツ |
優秀賞 | 「挑戦者たち―男子フィギュアスケート平昌五輪を超えて―」 | 田村明子 | 新潮社 | ||
「東欧サッカークロニクル-モザイク国家に渦巻くサッカーの熱源を求めて―」 | 長束恭行 | カンゼン | |||
第30回 | 2019年度 | 最優秀賞 | 「国境を越えたスクラム -ラグビー日本代表になった外国人選手たち―」 | 山川徹 | 中央公論社 |
優秀賞 | 「那須雪崩事故の真相 -銀嶺の破断-」 | 阿部 幹雄 | 山と渓谷社 | ||
第31回 | 2020年度 | 新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受けて実施見送り[1]。 | |||
第32回 | 2021年度 | 最優秀賞 | 「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」 | 鈴木忠平 | 文藝春秋 |
第32回 | 2022年度 | 最優秀賞 | 「若きアスリートへの手紙 ―〈競技する身体〉の哲学」 | 町田樹 | 山と渓谷社 |
優秀賞 | 「武元前川物語」 | 後藤創平 | 京都新聞社 | ||
第33回 | 2023年度[2] | 最優秀賞 | 「怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ」 | 森合正範 | 講談社 |
優秀賞 | 「日本プロ野球の歴史 ―激動の時代を乗り越えて―」 | 菅谷齊 | 大修館書店 |
脚注
[編集]- ^ “ミズノスポーツライター賞 |ミズノ株式会社”. corp.mizuno.com. 2023年10月12日閲覧。
- ^ “ミズノスポーツライター賞 |ミズノ株式会社”. corp.mizuno.com. 2024年10月7日閲覧。