ライド・オン (映画)
ライド・オン | |
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タイトル表記 | |
繁体字 | 龍馬精神 |
簡体字 | 龙马精神 |
拼音 | Lóng mǎ jīng shén |
英題 | Ride On |
各種情報 | |
監督 | ラリー・ヤン |
脚本 | ラリー・ヤン |
製作 | リー・チエ リウ・イエンミン シュー・ティエンフー フー・ルオチン リー・ハイフォン |
出演者 | ジャッキー・チェン リウ・ハオツン グオ・チーリン |
音楽 | ラオ・ツァイ |
撮影 | スン・ミン |
編集 | スーパー・チャン |
アクション指導 | ヘ・ジュン |
美術 | スン・リー |
製作会社 | 中國電影股份有限公司=北京海潤影業有限公司=浙江横店影業有限公司=上海复逸文化傳播有限公司=北京阿里巴巴影業文化有限公司 |
配給 | 株式会社Twin |
公開 | 2023年4月7日 2024年5月31日 |
上映時間 | 126分 |
製作国 | 中国 |
言語 | 普通話 広東語 |
『ライド・オン』(原題:龙马精神、英語題:Ride On)は、2023年公開の中国映画。ジャッキー・チェン主演のアクション映画で、初主演から50周年の記念作品でもある[1]。
本作では主人公であるルオのこれまでの仕事として、ジャッキーが自ら危険なスタントを行ってきた過去の代表的な映画[注釈 1]からの映像がNGシーンを含め多数使用されているほか、彼の過去の出演作を髣髴とさせる衣装や小道具などが登場している。
日本では2024年5月31日に公開。キャッチコピーは、「これが人生の集大成! アクションのち、涙。」[1]。
あらすじ
[編集]かつて香港映画界で伝説的なスタントマンとして名を馳せていたルオ・ジーロン。現在は怪我が原因で一線を退き愛馬の赤兎(チートゥ)と共に撮影所に住み込みしながらダミー率いる借金取りから逃げつつ日銭を稼ぐ日々を送っていた。
ある日、ルオの元にとある大企業の秘書と弁護士が訪れ、彼の友人でありチートゥの元の持ち主であった亡きワンの企業との債務トラブルによりチートゥが近々差し押さえられる旨を伝えられる。
息子同然に育ててきたチートゥを手放したくないルオは、法学部に通う娘のシャオバオを頼ることに。
しかし、彼が長年家族を蔑ろにしてきたと思い込んでいたシャオバオは長年疎遠になっていた事もあり冷たく突き放してしまう。
困り果てるルオだが、そんなある日、ダミーらとの小競り合いの様子を撮られSNSで拡散された動画をきっかけに、元弟子から新作映画のスタントマンとしてチートゥと共に出てほしいとのオファーが舞い込み、再起のチャンスをつかむ。
また、シャオバオも心の奥では父を見捨てきれず、恋人で弁護士資格を取ったばかりのルー・ナイホァに助力を求める。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹き替え[2]
- ルオ・ジーロン
- 演 - ジャッキー・チェン(石丸博也)
- かつて香港映画界で伝説的なスタントマンとして名を馳せていたが、8年前の撮影で生死の境をさまよう大怪我をしたことにより第一線を退かざるを得なくなり、更には借金を抱えてしまう。
- 自分の仕事に対し誇りを持ち、実直ではあるが不器用で頑固な一面もあるため、一人娘であるシャオバオとの関係修復もうまく出来ずにいる。
- シャオバオ
- 演 - リウ・ハオツン(水瀬いのり)
- ルオの一人娘。カフェでバイトをしながら法学部に通う。数年ぶりに会いに来た父のルオに対し最初は冷たく突き放すが、内心では見捨てきれずに法律を武器に恋人のルーと共にルオの助言者となる。
- ルー・ナイホァ
- 演 - グオ・チーリン(沢城千春)
- シャオバオの恋人で弁護士なりたて。ルオに挨拶に来た時はひどく緊張し、非力なこともあり何故か修行させられるハメになる[注釈 2]。
- ホー総裁
- 演 - ユー・ロングァン(小山力也)
- 巨大な博物館を建てるほどの大馬主でもあり、個人的にチートゥに惚れ込みルオに対し高額で譲るよう頼み込むが断られる。チートゥを手に入れるために、ワン社長の企業との間で起きている債務問題の訴訟相手に助力を申し出る。
- ダミー
- 演 - アンディ・オン(伊藤健太郎)
- 武術に長けているが、現在は借金の取立て屋に身を落としている。
- インズ
- 演 - ジョイ・ヨン(折井あゆみ)
- シアマオの妻。ルオの弟子のスタントマン。
- シアマオ
- 演 - ユー・アイレイ(早川毅)
- インズの夫。恐妻家なのか彼女に頭が上がらない。
- デビッド
- 演 - シー・シンユー(山口恵)
- ルオの友人であるスタントコーディネーター。
- ユェン・ウェイ
- 演 - ウー・ジン(野島裕史)
- ルオの元弟子で、彼を兄貴と慕うスター俳優。スタントマンとして持ち直しつつあった彼に、スタントマンとしてではなく顔出しとして大作映画出演のオファーを持ちかける。
- リーガン
- 演 - シャオ・シェンヤン(岩崎諒太)
- ワンの企業を債務トラブルで差し押さえた大企業の弁護士。
- シャオバオの母
- 演 - ラン・ユエティン(上絛千尋)
- ルオの妻で現在は故人。亡くなる寸前まで父と娘の仲を気にしていた。
- ワン社長
- 演 - レイ・ロイ(友情出演)
- ルオの友人でチートゥの元持ち主。亡くなった後に債務トラブルが発覚してしまう。
- ホーの秘書
- 演 - 謝鴻鑫(友情出演)(峰晃弘)
- ナイホァの母
- 演 - 孔琳(友情出演)(長谷部香苗)
- トン監督
- 演 - スタンリー・トン(友情出演)
- ウェイの推薦でルオを起用した映画監督[注釈 3]。
- 赤兎(チートゥ)
- ルオと共に暮らす牡馬。名前は三国志の赤兎馬から取られている。3年前に産まれた際は足が弱く安楽死寸前だったが、彼の才覚を見込んだルオに引き取られ、献身的な治療の甲斐もあって怪我を克服し立派な馬に成長した。ルオとは親子のような関係であり、身体能力はもとより人とのコミュニケーションも出来るほど知能が高い。
スタッフ
[編集]- 監督・脚本: ラリー・ヤン
- アクション監督: ヘ・ジュン
- 製作: リー・チエ、リウ・イエンミン、シュー・ティエンフー、フー・ルオチン、リー・ハイフォン
- 音楽: ラオ・ツァイ
- 撮影: スン・ミン
- 美術: スン・リー
- 照明: リー・ツォウェイ
- 編集: スーパー・チャン
日本語版
[編集]- プロデューサー: 加畑圭造[2]
- 翻訳: 橋本有香里[2]
- 演出: 市来満[2]
- 調整: 亀田亮治[2]
- 録音: 荒川恵美子[2]
- 担当: 綺咲慶恭、生田さや[2]
- 制作: INDIVISION[2]
吹き替え
[編集]日本では吹き替え版も同時上映。ジャッキー・チェンの吹き替えは、2023年に引退していた専属声優の石丸博也が本作のため限定復帰し担当した[1]。
石丸は当初、「(引退を)一度宣言したのに簡単に翻せない、男に二言はない」とオファーを固辞したが、ジャッキー出演作の吹き替えを多く手掛け交友のある演出家の市来満の懇願により、最後は「市来ちゃんのためならやるよ」と出演を引き受けたという[3]。収録は、引退から約半年後に行われた[3]。
関連作品
[編集]- カンフースタントマン 龍虎武師……2021年のドキュメンタリー映画。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『プロジェクトA』シリーズ、『ポリス・ストーリー』シリーズ、『サンダーアーム/龍兄虎弟』『酔拳2』『レッド・ブロンクス』『デッドヒート』『ナイスガイ』『WHO AM I?』など。
- ^ 『ドランクモンキー 酔拳』のパロディ。
- ^ スタンリー・トンは実際に長年ジャッキー主演映画を多数監督してきた盟友でもある。
出典
[編集]外部リンク
[編集]- 映画『ライド・オン』公式サイト
- 映画『ライド・オン』公式 (@movie_rideon) - X(旧Twitter)
- ライド・オン | 配給作品 | 株式会社twin
- ライド・オン - allcinema
- ライド・オン - KINENOTE
- Long ma jing shen - IMDb