ラジオアストロン
ラジオアストロン | |
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ベルリン国際航空宇宙ショーで展示された模型 | |
所属 | ロシア |
国際標識番号 | 2011-037A |
カタログ番号 | 37755 |
目的 | 電波天文学 |
打上げ機 | ゼニット |
打上げ日時 | 2011年7月18日 |
質量 | 3295 kg |
軌道要素 | |
周回対象 | 地球 |
近点高度 (hp) | 1万km |
遠点高度 (ha) | 39万km |
スペクトルR (Spektr-R) 、またはラジオアストロン (RadioAstron) は、直径10mの展開式アンテナを持つロシアの電波天文衛星である。 Russian Astro Space Centerが資金を出し、2011年7月18日に近地点10,000km、遠地点390,000kmの地球周回軌道に打ち上げられた[1][2]。このミッションの科学上の主な成果目標は、100万分の1秒という前例の無いほどの角解像度で様々な天体を観測することである。
軌道上重量が3,295 kgある大型衛星で、フレガートSB上段ロケットを備えたゼニット3SLBFロケットで打ち上げられた[3]。スペクトルRの電波望遠鏡の直径は10mあり、はるかの有効径8mを越えて世界最大の宇宙に置かれた電波望遠鏡であるとして2014年2月にギネス世界記録に認定されたと報道された[4]。
後継プロジェクトとしては、サブミリ波、ミリ波の観測を行うスペクトルMを2025年に打ち上げる計画が進められている[5]。
出典
[編集]- ^ “Description of the RadioAstron project”. 2008年2月28日閲覧。
- ^ “Description of the RadioAstron project - Orbit”. Russian Space Research Institute. 2008年2月28日閲覧。
- ^ “Spacecraft Design”. Astro Space Center of Lebedev Physical Institute. 2010年5月17日閲覧。
- ^ “天文衛星スペクトルRがギネス認定 世界最大の電波望遠鏡衛星として”. Sorae.jp. (2014年2月13日) 2014年12月6日閲覧。
- ^ “Spektr-M observatory takes shape”. RussianSpaceWeb. (2015年2月4日) 2015年2月11日閲覧。
外部リンク
[編集]- RadioAstron ラジオアストロンプロジェクトのホームページ(英語ページ)
- Russian SpacewebのSpectr-Rページ