レア (旧約聖書)
レア(Leah 、ヘブライ語: לֵאָה 、伝統音:Lēʼāh 、レーアー)は、旧約聖書『創世記』に登場する女性。父はラバン。妹ラケルともどもヤコブ(イスラエル)の妻となり、ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン、ディナを産んだ。息子たちはイスラエル十二支族の祖となった。
名前はヘブライ語で「(徒労のあまり)疲労している者」を意味するが、Le ah と分離して「野生の雌牛」と解釈したり、アッカド語で「君主」あるいは「淑女」を表すカルデア系の名前とする説がある[1]。
聖書の描写
[編集]創世記29章17節によれば、レアの目は弱々しいという描写がある。ヤコブは7年ラバンの元ではたらき、愛していたラケルではなくレアをあてがわれたので、レアを疎んでいた [2]。
レアとの間にはルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルンが生まれた(創世記)。
脚註
[編集]- ^ Behind the Name - Leah
- ^ ラバンの住んでいた地域では、長女を先に嫁がせるしきたりが存在した。