レ・セルバン
レ・セルバン | |
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ジャンル | ダーク・ファンタジー |
漫画 | |
作者 | 濱田浩輔 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | ビッグコミックスピリッツ |
レーベル | ビッグコミックス |
発表号 | 2022年6号 - |
発表期間 | 2022年1月8日 - |
巻数 | 既刊5巻(2024年9月現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『レ・セルバン』は、濱田浩輔による日本の漫画[1]。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて2022年6号より連載開始[2]。ある記憶を失った少女の冒険を描いたダークファンタジー。
バラエティ番組『浪川&岡本 ボイコミ ラボ』において、2023年にボイスコミック化された。YouTubeチャンネル「BIG COMICS」でも再公開されている。
あらすじ
[編集]山裾の国が敵国に侵攻され、王妃が殺され彼女が封印していた邪竜が目覚めてしまう。王女アルシノエは邪竜に対抗するため「思い出を喰う狂女」の力を使うが、引き換えに父に関する全ての記憶を失ってしまう。楽園の民の力を借りて邪竜を倒すため、父であるセルバンと記憶を失ったアルシノエの旅が始まる。
登場人物
[編集]- アルシノエ・グランカマーノ
- 声 - 和久野愛佳
- 本作の主人公。中の紀1023年生まれの10歳。山裾の国の王女。ハンナから受け継いだ「思い出を喰う狂女」を体に宿しており、力を使ったことで父の記憶を失った。名前の由来は、楽園の民に伝わる"助け合い"という双子の逸話。
- "ボーン"・セルバン・グランカマーノ・ヘルダイルⅡ世
- 声 - 浪川大輔
- アルシノエの父で山裾の国の王。アルシノエと共に旅をしている。武器は雷を放つ斧。連れている馬の名前はネルバ。
- ハンナ・グランカマーノ
- アルシノエの母で山裾の国の王妃。楽園の民で魔女。封印の巫女と呼ばれ、邪竜を封印するため体に魔神を宿している。中の紀1033年6月にイリア皇国が攻め込んで来た際コントラーノに殺害される。
- ノエ
- アルシノエが連れている子熊。ノエルとアルシノエに共通する「ノエ」が名前の由来。
- ミネルファ
- 欲望の町の住人。ゴーフェルの側近の踊り子で、弓の名手。祖父の研究が記された書物を買い戻すために働いている。
- ゴーフェル
- 欲望の町に住む狼男。セルバン王の名を騙って商売をしている。元盗賊団。
- コントラーノⅡ世
- 邪竜の封印を解くためにハンナを殺害した、イリア皇国の長。
- サマエル
- コントラーノの側近。
- ストーレン
- 小人。アルシノエとセルバン王の知り合い。小人の里で二人を匿っていた。
- ノエル
- 凪の村に住む10歳の少女。中の紀15年生まれ。
- クレシダ
- イリア皇国の侵攻から逃げてきた女性。ライアスの母。
- ライアス
- クレシダの息子。コントラーノの邪竜の力で不死の体となり操られていたが、アルシノエの力で正気に戻る。
用語
[編集]- 山裾の国(ヘレンタール)
- アルシノエ達の故郷。邪竜に滅ぼされ、コントラーノの支配下にある。
- イリア皇国
- 山裾の国へ攻め入った、コントラーノII世が率いる国。
- 小人(ゲノーモス)の里
- 邪竜と戦った直後のアルシノエとセルバンが匿われていた里。
- 凪の村(ブナーツァ村)
- 夜の世界を繰り返す、時間が止まってしまった村。中の紀0年頃に楽園の民の王女の怒りを買い、魂が楽園へ渡れなくなる呪いをかけられていた。アルシノエにより呪いを解かれた。
- 囲われた大地(ヘイムガルド)
- 山裾の国等がある地域。楽園と区別してこう呼ばれるが、詳細は不明。
- 楽園(エンハンブレ)
- 死者の魂が向かう場所。
- 楽園の民(アバタールびと)
- 月光を魔力に変える力を持つ種族。中の紀0年頃に黒い竜を追って楽園から囲われた大地へ移って来た。100年姿を現していないと言われている。
- 光輝く砦(グレンツェン・フォルト)
- 楽園の民たちが住んでいる国。アルシノエとセルバンの旅の目的地。
- 欲望の町(イビシミア)
- 砂漠の中にある、商売が活発な町。中の紀0年頃に、かつて存在した町を楽園の民が整備して現在の形になった。
- 古の大国(ヘルダイル)
- 山裾の国の前身。かつて楽園の民と共に邪竜と戦い、友情の証として光輝く砦の通行証をもらった。通行証は欲望の町の隠し部屋に隠されており、王が代々守ってきた。この国の王家は、山裾の国の王家の祖先。
- 邪竜(スキアールイン)
- ハンナが封印していた、国を覆う程の巨大な竜。放った瘴気に触れると禍々しい姿になり、その中から魔物が生まれる。
- 魔物
- 邪竜の瘴気を浴びたものから生まれた怪物。
- 魔神
- 人間族の信仰で生み出され、楽園の民に封印された神々。楽園の民と人間族の両方の血を継ぐ者だけが魔神を使役できる。
- 思い出を喰う狂女(セント・ファナ)
- アルシノエが体に宿している魔神。アルシノエの大切な記憶と引き換えに、強大な炎を放つことができる。ミネルファの故郷に祀られていた神の名前でもある(祀られていた神は何者かに奪われており、ミネルファの祖父はその秘密を追っていた)。
- 風を運ぶ鯨(バルフート)
- 欲望の町に封印されていた魔神。
書誌情報
[編集]- 濱田浩輔 『レ・セルバン』 小学館〈ビッグコミックス〉、既刊5巻(2024年9月30日現在)
- 2023年4月28日発売[5]、ISBN 978-4-09-861357-1
- 2023年4月28日発売[6]、ISBN 978-4-09-861393-9
- 2023年12月27日発売[7]、ISBN 978-4-09-862593-2
- 2024年5月30日発売[8]、ISBN 978-4-09-862791-2
- 2024年9月30日発売[9]、ISBN 978-4-09-863059-2
脚注
[編集]- ^ “『レ・セルバン』 濱田浩輔”. ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス). 小学館. 2022年9月13日閲覧。
- ^ “「はねバド!」の濱田浩輔が描くファンタジー巨編、スピリッツで開幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年1月8日). 2022年9月14日閲覧。
- ^ “CV 浪川大輔・和久野愛佳【レ・セルバン】ボイスコミック第1弾”. YouTube BIG COMICS (2023年6月22日). 2024年5月2日閲覧。
- ^ “CV 浪川大輔・和久野愛佳・岡本信彦【レ・セルバン】ボイスコミック第2弾”. YouTube BIG COMICS (2023年6月22日). 2024年5月2日閲覧。
- ^ “レ・セルバン 1”. 小学館. 2023年4月28日閲覧。
- ^ “レ・セルバン 2”. 小学館. 2023年4月28日閲覧。
- ^ “レ・セルバン 3”. 小学館. 2023年12月28日閲覧。
- ^ “レ・セルバン 4”. 小学館. 2024年5月30日閲覧。
- ^ “レ・セルバン 5”. 小学館. 2024年9月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- レ・セルバン - 裏サンデー