三宅徳嘉
人物情報 | |
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生誕 | 1917年4月20日 日本 東京都 |
死没 | 2003年11月16日(86歳没) |
出身校 | 東京帝国大学 |
学問 | |
研究分野 | フランス文学 言語学 |
研究機関 | 東京都立大学 学習院大学 |
主要な作品 | 『辞書、この終わりなき書物』 『スタンダード佛和辞典』 『白水社ラルース仏和辞典』(監修) |
学会 | 日本フランス語学会 |
三宅 徳嘉(みやけ のりよし、1917年4月20日 - 2003年11月16日)は、日本のフランス語学者・フランス文学者。東京都立大学、学習院大学教授を務めた。父は裁判官の三宅徳業。
経歴
[編集]- 1938年 - 旧制学習院高等科卒業
- 1941年 - 東京帝国大学文学部卒業
- 1951年 - 旧・東京都立大学人文学部助教授
- 1951年9月 - フランス政府給費留学生としてパリに留学(1954年3月まで)
- 1968年 - 同学部教授
- 1978年 - 学習院大学文学部フランス文学科教授
- 1988年 - 学習院大学を定年退職
- 2003年 - 老衰のため逝去。墓所は多磨霊園。
人物
[編集]- 友人加藤周一は、回想記『羊の歌』で「仏語学とその関連について何を尋ねても知らぬことはない」秀才として描いている。
- 存命中は、単著を出版せず、仏和辞典など辞書の編集、大学におけるフランス語講義・演習に情熱を傾けた。三宅が担当した『スタンダード佛和辞典』(大修館書店、初刊1957)の発音記号表記は、フランスの中辞典『プチ・ロベール』も参照している[1]。
著作
[編集]- 『辞書、この終わりなき書物』(みすず書房、2006)。遺著
主な訳書
[編集]- デカルト『方法叙説』(小池健男共訳、白水社「著作集」、新版・白水Uブックス)
- コンディヤック『感覚論』(上下、加藤周一共訳、創元社)
- ドルバック『自然の體系』[2](上のみ、高橋安光共訳、日本評論社)
- マルセル・コエン『世界のことば その構造と進化』(岩波書店、1956年)
- サミュエル・S.ド・サスイ『デカルト』(小松元共訳、人文書院「永遠の作家叢書」、1961年、新版1966年)
- ピエール・ギロ『フランス語の成句』(窪川英水共訳、白水社・文庫クセジュ、1962年、改訳1987年)
- アンドレ・マルティネ『一般言語学要理』(岩波書店、1972年)
- ベルナール・ポティエ『一般言語学 理論と記述』(南舘英孝共訳、岩波書店、1984年)
- ベルナール・セルキリーニ『フランス語の誕生』(瀬戸直彦共訳、白水社 コレクション・クセジュ、1994年)