上海展覧センター
上海展覧センター | |
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各種表記 | |
繁体字: | 上海展覽中心 |
簡体字: | 上海展览中心 |
拼音: | Shànghǎi Zhănlăn Zhōngxīn |
発音: | シャンハイ ヂャンランヂョンシン |
上海展覧センター(シャンハイてんらんセンター、簡体字中国語: 上海展览中心、拼音: )は、中華人民共和国上海市静安区延安西路に位置する展示場。ソビエト連邦の経済的・技術的援助を受け、「中ソ友好記念会館(中国語: 中苏友好大厦)」として1954年5月4日に着工、1955年3月5日に竣工した。
建築
[編集]- 敷地は、元々は英国籍のユダヤ系(セファルディム)富豪、シラス・アーロン・ハードゥーン(en:Silas Aaron Hardoon、1849-1931年)の私有の庭園「アイリー・ガーデン」(1904年着工、1910年竣工)であった。1915年、ハードゥーンは中国古代文学を主に教える教育施設「倉聖明智大学」をここに設立したが、ハードゥーン夫妻の死と太平洋戦争の勃発に伴う日本軍の占領(1941年)等によって、その後荒廃した。
- 1959年に上海市の決定により常設の工業展示場とされ、1968年に「上海展覧館」、1978年に「上海市工業展覧館」と順次改名され、1984年に現在の「上海展覧中心」とされた。
- 先細りの塔状の中央ホールを中心軸上に配置した典型的なスターリン様式となっている。両翼部には展示室、映画館、会議室等がある。
- 設計はソ連の建築家が行ったが、中国現地の対応は華東建築設計研究院が担当した。
- 敷地面積93,000m2、延床面積80,000m2の規模である。
- 同時期にソビエト連邦の援助を受けた建物に、北京市の北京展覧館がある。
アクセス
[編集]- 上海軌道交通2号線
- 上海軌道交通7号線
- 上海軌道交通14号線
- 静安寺駅4号口より徒歩10分