下新城 (川崎市)

日本 > 神奈川県 > 川崎市 > 中原区 > 下新城
下新城
町丁
地図北緯35度34分49秒 東経139度37分55秒 / 北緯35.580197度 東経139.631961度 / 35.580197; 139.631961
座標位置:県立新城高等学校付近[1]
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 川崎市
行政区 中原区
人口情報2024年(令和6年)9月30日現在[2]
 人口 5,935 人
 世帯数 3,164 世帯
面積[3]
  0.267473278 km²
人口密度 22189.13 人/km²
設置日 1979年昭和54年)11月5日
郵便番号 211-0042[4]
市外局番 044(川崎MA[5]
ナンバープレート 川崎
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示

下新城(しもしんじょう)は、神奈川県川崎市中原区町名。現行行政町名は下新城1丁目から3丁目で、住居表示実施済区域[6]

地理

[編集]

中原区の西部にあり、西端を遊歩道化した江川が流れ、また東西に中原街道神奈川県道45号丸子中山茅ヶ崎線)が通過している。一帯はマンションや小工場などが立ち並んでいるが、農地も見られる[7]

下新城は北端で新城新城中町と、東端から南端にかけて下小田中と、西端では高津区子母口千年千年新町と接する(特記のない町域は中原区所属)。

歴史

[編集]

当地は二ヶ領用水の分流である根方堀からさらに分流した盗人堀により潤されていた[8]。堀の水は澄んでおり、ホタルが暮らしていたほか[8]、飲料水・生活用水ともなっていたが[7]川崎市への編入と前後して水が汚れはじめ、その後に当地へ水道が引かれた[7]

また、かつての中原街道は当地と下小田中の境を通っていたが、慶長期に当地をまっすぐ通過する経路が作られた[7]。昭和30年頃には、下肥東京方面へ取りに行く大八車の姿が、砂利道であった中原街道に見られた[7]

昭和40年代までは二毛作養豚が行われるような農地であったが、その後は宅地化が進行していった[7]

地名の由来

[編集]

住居表示の施行前から慣習的に新城は上・中・下の3つに区分されており、それに沿って設置されていた「下新城」町会の名称と区域をほぼそのまま引き継いでいる[9]「新城」の由来については、新城 (川崎市)#地名の由来を参照のこと。

沿革

[編集]

世帯数と人口

[編集]

2024年(令和6年)9月30日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[2]

丁目 世帯数 人口
下新城1丁目 920世帯 1,700人
下新城2丁目 1,110世帯 1,966人
下新城3丁目 1,134世帯 2,269人
3,164世帯 5,935人

人口の変遷

[編集]

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[12]
3,382
2000年(平成12年)[13]
4,725
2005年(平成17年)[14]
5,034
2010年(平成22年)[15]
5,296
2015年(平成27年)[16]
5,444
2020年(令和2年)[17]
6,032

世帯数の変遷

[編集]

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[12]
1,765
2000年(平成12年)[13]
2,223
2005年(平成17年)[14]
2,448
2010年(平成22年)[15]
2,678
2015年(平成27年)[16]
2,640
2020年(令和2年)[17]
2,995

学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2022年3月時点)[18][19]

丁目 番地 小学校 中学校
下新城1丁目 全域 川崎市立新城小学校 川崎市立西中原中学校
下新城2丁目 全域
下新城3丁目 全域

事業所

[編集]

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[20]

丁目 事業所数 従業員数
下新城1丁目 43事業所 464人
下新城2丁目 47事業所 441人
下新城3丁目 26事業所 226人
116事業所 1,131人

事業者数の変遷

[編集]

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[21]
108
2021年(令和3年)[20]
116

従業員数の変遷

[編集]

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[21]
931
2021年(令和3年)[20]
1,131

交通

[編集]

鉄道

[編集]

武蔵野南線が当地の地下を通過するが、同線は基本的に貨物線であり、また当地から同線を利用可能な駅設備も存在しない。

路線バス

[編集]

当地を通る路線バスは、東急バス川崎市交通局の2事業者が運行しており、中原街道を通って鷺沼駅武蔵小杉駅を結ぶバス(2事業者の共同運行)や、南北に走って向ヶ丘遊園駅溝の口駅川崎市バス井田営業所を結ぶバスなどが運行されている。

道路

[編集]

当地を東西に中原街道神奈川県道45号丸子中山茅ヶ崎線)が、南北に宮内新横浜線が通過しており、両者は当地内の下新城交差点で交差している。

施設

[編集]
  • 新城こども文化センター(児童館

教育

[編集]

その他

[編集]

日本郵便

[編集]

警察

[編集]

町内の警察の管轄区域は以下の通りである[23]

丁目 番・番地等 警察署 交番・駐在所
下新城1丁目 全域 中原警察署 武蔵新城駅前交番
下新城2丁目 全域
下新城3丁目 全域

脚注

[編集]
  1. ^ Google Earthより
  2. ^ a b 令和6年町丁別世帯数・人口 9月末日現在” (xls). 川崎市 (2024年10月25日). 2024年10月28日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  3. ^ 町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)の数値」令和2年国勢調査)” (XLS). 川崎市 (2024年1月25日). 2024年3月20日閲覧。 “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)
  4. ^ a b 下新城の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  5. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  6. ^ 区別町名一覧表(中原区)”. 川崎市 (2022年1月28日). 2022年4月2日閲覧。
  7. ^ a b c d e f 川崎の町名』、p.150。
  8. ^ a b 川崎地名辞典(上)』、p.290。
  9. ^ 川崎の町名』、p.147。
  10. ^ a b 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』、p.462。
  11. ^ 川崎地名辞典(上)』、p.288。
  12. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  16. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  17. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  18. ^ 中原区の小学校(町丁名順)”. 川崎市 (2021年4月1日). 2022年3月20日閲覧。
  19. ^ 中原区の中学校(町丁名順)”. 川崎市 (2021年4月1日). 2022年3月20日閲覧。
  20. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  21. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  22. ^ 郵便番号簿PDF(2024年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年12月2日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2024年度版)
  23. ^ 中原警察署 交番案内”. 神奈川県警察. 2024年2月5日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 『川崎の町名』日本地名研究所 編、川崎市、1995年。 
  • 『川崎地名辞典(上)』日本地名研究所 編、川崎市、2004年。 
  • 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年。