世界ソビエト社会主義共和国

「世界ソビエト社会主義共和国」の国旗とされる「真紅の旗」。鎌と槌のような「余分な印」を排している。

世界ソビエト社会主義共和国(せかいソビエトしゃかいしゅぎきょうわこく、World Soviet Socialist Republic)とは、日本の新左翼活動家の太田竜が掲げた「世界革命」後に樹立される世界統一国家の国名。

概要

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中国共産党の例のように「党→軍→国」の順で組織化するのではなく、世界人民の団結の維持と組織細分化を防ぐためには「国→軍→党」の順でなければならないとする。この理念に賛同する者は、最初に党ではなく「世界ソビエト社会主義共和国」に忠誠を誓わなければならないとする。

建国50年計画

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第一段階

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「世界ソビエト社会主義共和国」の思想や要綱を宣伝し、世界人民に浸透を図る。おおむね5年間に実現させる。

第二段階

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「世界ソビエト社会主義共和国」の理念に基づく「評議会」を招集し、世界革命を志向する諸部隊を集約する。そして下記の方面軍を組織し、おおむね30年間で戦線の拡大を図る。

  • 第一方面軍 - アジア、アラブ、アフリカ、大洋州、アメリカ合衆国
  • 第二方面軍 - ヨーロッパ、アラブ、アフリカ、アメリカ合衆国
  • 第三方面軍 - ラテンアメリカ
  • 第四方面軍 - 宇宙

※「第一方面軍」と「第二方面軍」の活動範囲が重複しているが、参考資料の記述通りに記す。

第三段階

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「世界ソビエト社会主義共和国共和国憲法」を採択し、政府を樹立する。そして大国に宣戦布告し、おおむね15年間で世界征服を完了し、「世界革命」を成就させる。

参考文献

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  • 太田竜『辺境最深部に向かって退却せよ!』三一書房、1971年

関連項目

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