中村宣一朗

中村宣一朗(なかむら のぶいちろう、1932年5月3日[1]- )は、日本会計学者大阪大学名誉教授

略歴

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和歌山県で育つ。京都市出身。1955年大阪外国語大学イスパニア語科卒、学士入学して1959年大阪大学経済学部卒、65年同大学院博士課程単位取得退学、77年「会計統一化政策」で経済学博士の学位を取得。甲南大学助教授、教授をへて、1982年大阪大学経済学部教授。96年定年退官、名誉教授となり、摂南大学教授を務めた[2]日本会計研究学会太田賞受賞。

著書

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  • 『近代フランス会計学』中央経済社 1969
  • 『企業利潤論序説 企業利潤の源泉と測定』森山書店 1973
  • 『会計統一化政策』ミネルヴァ書房 1976
  • 『会計学 企業会計の構造と過程の分析』同文館出版 1979
  • 『利益計算論』同文館出版 1984
  • 『会計規制』税務経理協会 1992

共著

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  • 『イントロダクション財務会計』高尾裕二, 伊予田隆俊,田村威文共著 同文館出版 1995
  • 『エッセンシャル企業会計』高尾裕二共著 中央経済社 2001

翻訳

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  • フランス国家会計委員会編『標準会計制度』木内佳市共訳 ミネルヴァ書房 1962
  • A.シュランツ『ドイツ経営経済学』岡田昌也、吉田修、加藤恭彦共訳 千倉書房 1971
  • 国家会計審議会『フランス会計原則 プラン・コンタブル・ジェネラル』森川八洲男、高尾裕二、野村健太郎、大下勇二共訳 同文館出版 1984

論文

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  • 中村宣一朗「プラン・コンタブルに関する一つの覚書--会計標準化について」『大阪大学経済学』第12巻第1号、大阪大学大学院経済学研究科、1962年8月、ISSN 0473-4548NAID 40000303627 
  • 中村宣一朗「フランスにおける純粋会計論の展開--会計の概念規定について」『會計』第86巻第4号、森山書店、1964年10月、808-825頁、ISSN 03872963NAID 40000364550 
  • 中村宣一朗「経済学上の利潤と会計学上の利潤」『甲南経営研究』第6巻第3号、甲南大学経営学会、1966年1月、287-304頁、ISSN 04524152NAID 40001238923 
  • 中村宣一朗「会計統一化の目標」『甲南経営研究』第14巻第4号、甲南大学経営学会、1974年3月、97-125頁、ISSN 04524152NAID 40001238873 
  • 中村宣一朗「時価主義の意義」『甲南経営研究』第22巻第4号、甲南大学経営学会、1981年12月、1-21頁、ISSN 04524152NAID 40001239153 
  • 中村宣一朗「利益計算と企業実体概念」『大阪大学経済学』第33巻第1-2号、大阪大学大学院経済学研究科、1983年9月、19-29頁、ISSN 04734548NAID 40000304156 
  • 中村宣一朗「会計規制の理論的基礎」『大阪大学経済学』第40巻第1-2号、大阪大学、1990年9月、331-338頁、ISSN 04734548NAID 110000126313 
  • 中村宣一朗「企業組織と会計の働き」『経営情報研究 : 摂南大学経営情報学部論集』第4巻第2号、1997年2月、149-159頁、NAID 120005370345 
  • 中村宣一朗「会計の規制と概念フレームワーク」『経営情報研究 : 摂南大学経営情報学部論集』第5巻第1号、1997年7月、107-126頁、NAID 120005370363 
  • 中村宣一朗「現代会計の計算構造と基本的処理方法について」『経営情報研究 : 摂南大学経営情報学部論集』第6巻第2号、1999年2月、17-30頁、NAID 120005370406 

脚注

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  1. ^ 『現代日本人名録』
  2. ^ 中村宣一朗, 菅真城, 阿部武司「中村宣一朗名誉教授に聞く : 大阪大学の思い出」『大阪大学経済学』第64巻第4号、大阪大学経済学会、2015年3月、126-137頁、doi:10.18910/57137ISSN 0473-4548NAID 120005764176NCID AN00030111