中村慶久
中村 慶久(なかむら よしひさ、1940年11月21日 - ) は、日本の工学者。専門は電子工学。東北大学名誉教授。東北大学電気通信研究所所長や、岩手県立大学学長、映像情報メディア学会会長、公立大学協会副会長、全国公立短期大学協会副会長等を歴任した。
人物・経歴
[編集]東京府生まれ。父は岩手県滝沢村出身のエンジニア。中学校から岩手県盛岡市で過ごし[1]、1959年岩手県立盛岡第一高等学校卒業[2]。1963年東北大学工学部通信工学科卒業[1]。1968年東北大学大学院工学研究科博士課程修了、工学博士[2]。指導教官は岩崎俊一だが、永井健三も君臨していた[1]。
1968年東北大学電気通信研究所助手。1971年東北大学電気通信研究所助教授。1987年東北大学電気通信研究所教授。2001年から2004年まで東北大学電気通信研究所所長。2004年定年退官、東北大学名誉教授、東北大学電気通信研究所教授。2007年退職、科学技術振興機構JSTイノベーションプラザ宮城館長[2]。
2009年岩手県立大学学長[2][3]。2011年公立大学協会北海道・東北地区協議会議長[4]。2012年全国公立短期大学協会副会長。2013年公立大学協会副会長[5][6]。2015年岩手県工業技術センター顧問・フェロー[7][1]。専門は電子工学、情報記録工学で[2]、2003年から2004年までは映像情報メディア学会会長も務めた[8][9]。日本磁気学会ライフフェロー[10]。教育研究功労により平成28年度秋の叙勲で瑞宝重光章受章[11][12]。
受賞・栄典
[編集]- 第17回市村学術賞貢献賞 1984年度[13]
- 映像情報メディア学会丹波高柳賞功績賞 2001年[7]
- 第18回日本応用磁気学会学会賞 2002年度[14]
- 電子情報通信学会フェロー 2003年度[15]
- 第56回NHK放送文化賞 2004年度[16]
- 産学官連携功労者表彰経済産業大臣賞 2005年度[17]
- IEEEライフフェロー 2009年[18][7]
- 電子情報通信学会業績賞 2009年度[19]
- 瑞宝重光章 2016年度[11][12]
脚注
[編集]- ^ a b c d 「Oral History of PMR Inventor Team: Hiroaki Murakora and Yoshihisa Nakamura」 Computer History Museum
- ^ a b c d e 次期学長候補者が選考されました (PDF) 岩手県立大学
- ^ 「学長インタビュー 岩手県立大学 中村慶久(なかむらよしひさ)学長 風光明媚なキャンパスに学生が溢れる大学を目指す」 文部科学教育通信290号
- ^ 公立大学協会ニューズレターVol.6/No.2 公立大学協会 (PDF)
- ^ 岩手県立大学 中村学長退任記念講演会 「岩手の未来を創る 中村学長退任記念講演会」 (PDF) 岩手県立大学
- ^ 一般社団法人公立大学協会ニューズレター Vol.9/No.1 (PDF) 公立大学協会
- ^ a b c 「はじめに -回顧録発行に寄せて- 中村慶久」 (PDF)
- ^ 名簿映像情報メディア学会
- ^ 電気・情報関連学会の連携推進状況について電気学会
- ^ 「フェローおよびライフフェロー」日本磁気学会
- ^ a b 中村慶久前学長が平成28年度秋の叙勲を受章 岩手県立大学 アーカイブ 2023年6月5日 - ウェイバックマシン
- ^ a b “平成28年秋の叙勲 瑞宝重光章受章者” (PDF). 内閣府. p. 2 (2016年11月3日). 2018年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月5日閲覧。
- ^ 「第17回 市村学術賞の受賞者は次のとおりです。」 公益財団法人市村清新技術財団
- ^ 学会賞 日本磁気学会
- ^ 「1節 本年度の受章・受賞者(第4章 受章・受賞)」『東北大学電気通信研究所研究活動報告』第9巻、2003年7月、263-264頁。
- ^ 放送文化賞 NHK
- ^ 本学受賞者一覧 東北大学
- ^ 「受章・受賞」第10巻、2004年8月。
- ^ 「歴代功績賞受賞者一覧赤字は贈呈日」 電子情報通信学会
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