五育
五育(ごいく)は地域によって意味が異なる。
日本では明治時代の躾や幼児教育のこと[1][2][3][4]。石塚左玄は著書において「体育・智育・才育は即ち食育なり」[5][6]と述べている。
一方、中国大陸では一般的に「徳・知・体・美・労」の五つの側面を指す。此処での「美」とは美意識の教育や情操教育に関連するものであり、「労」とは労働技術教育の意味である。「五育並進」という理念は鄧小平によって提唱されたものである[7]。
中国の香港、澳門、台湾では、一般的に「徳・知・体・群・美」の五つの学習目標を指す。[8]「群」とは、人々が生活体験を通じて、健康で積極的な人生観を築き、人間関係や自然との関わり方、問題解決方法を理解し、積極的に社会事業に参加し、社会に奉仕することを意味し、最終的には「自己を立て、他者を立てる」という理想を達成することを目指している[9]。
脚注
[編集]- ^ キッコーマン国際色文化研究センター
- ^ JA福井
- ^ 日本食育協会
- ^ 食育常識ガイド
- ^ 石塚左玄『化学的食養長寿論』1896年(明治29年)276頁
- ^ 石塚左玄『通俗食物養生法』1898年(明治31年)178頁
- ^ “教育均衡发展的实现路径——北京市房山区探索教育均衡发展的调研报告”. 人民網. 2015年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月10日閲覧。
- ^ “如何均衡五育発展? 教界:因材施教”. 2019年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月15日閲覧。
- ^ “群育発展の理念”. 2020年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月17日閲覧。