西健一郎

西 健一郎(にし けんいちろう、 1937年8月8日 - 2019年7月26日[1])は、日本和食料理人新橋にあった京料理店「京味」亭主を務めた。

来歴

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著名な京料理人である西音松[2]の四男[要出典]として京都に生まれる。料理人を継ぐはずだった長兄が他の道を志したため[要出典]、父親から17歳の頃に料理人になるように命じられ、京都の高級割烹(たん熊)で修行を始める[3]

抜群の料理センスと負けん気の強さで頭角を現し、1967年に30歳で独立して東京・新橋に自分の店「京味」を構える[1]なお命名者は、裏千家家元(15代目)の千玄室[要出典]

店は文化人や作家、政財界人など著名人が集う人気店となるが、一抹の不安が残るようになる。更に父親の「まだ料理人のうちに入ってませんわ」という評価が追い討ちをかけた。数年間独自で探求を試みるが、結果的に京都で既に引退していた父親に教えを仰いだ。父親は70歳を過ぎ、西は30代半ばだった。二度目の修行は父親が86歳で亡くなるまで、およそ10年続けた。[要出典]

晩年はメディアに出演し、長年の贔屓の一人作家平岩弓枝との共作で100品余の献立を紹介した『「京味」12か月』を連載し[1]月刊「文藝春秋」に2009年4月号まで13回連載(同年10月に下記を出版)した。

2019年7月26日、肝不全により死去[4]。享年81[4]。「京味」も西の死去から5ヶ月後となる同年末をもって閉店した[5]

出演

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テレビ

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漫画

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著書

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  • 造り-魚とその扱い(柴田書店、1981年)
    • 京の味-焚合せ(柴田書店、1984年)、各・ビジュアル本
    • 京味の焼きもの(柴田書店、1992年)、各・新版刊
  • 季節のおかず (中央公論社、1994年)
  • 料理人が作る家庭のおかず (中公文庫ビジュアル版、1997年)
  • 今夜の酒の肴 (中公文庫ビジュアル版、1997年)
  • 和のおかず-京味・西健一郎の幸せな台所(大海社、1997年)
  • 日本のおかず (幻冬舎、2008年)
  • 京味のお椀 (幻冬舎、2009年)
  • 京味 季節の和食 (NHK出版、2014年)
関連文献

出典

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  1. ^ a b c 和食料理人の西健一郎さん死去 京野菜に光当てる:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2019年7月29日). 2022年9月24日閲覧。
  2. ^ 第111回 西 健一郎(2009年2月24日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀”. www.nhk.or.jp. NHK. 2022年9月24日閲覧。
  3. ^ 北尾吉孝 (2019年8月1日). “西健一郎さんの急逝に思う”. アゴラ 言論プラットフォーム. 2022年9月24日閲覧。
  4. ^ a b “和食料理人の西健一郎さん死去 京野菜に光当てる”. 朝日新聞デジタル. (2019年7月29日). https://www.asahi.com/articles/ASM7X64ZKM7XUCFI00D.html 2019年7月28日閲覧。 
  5. ^ 伝説の料理店「京味」が閉店…究極の店が日本に遺したもの”. 現代ビジネス (2020年3月8日). 2021年8月28日閲覧。