京都賞

京都賞
Kyoto Prize
KyotoPrize Medal
受賞対象エレクトロニクス
バイオテクノロジー及びメディカルテクノロジー
材料科学
情報科学
生物科学(進化・行動・生態・環境)
数理科学(純粋数学を含む)
地球科学・宇宙科学
生命科学(分子生物学・細胞生物学・神経生物学)
音楽
美術(絵画・彫刻・工芸・建築・写真・デザイン等)
映画・演劇
思想・倫理
日本
主催公益財団法人稲盛財団
初回1985年
公式サイトhttps://www.kyotoprize.org/
京都大学稲盛財団記念館(京都市左京区)

京都賞(きょうとしょう)は、1984年稲盛和夫京セラ株式会社名誉会長)設立による公益財団法人稲盛財団の創設した日本の国際賞である。

概要

[編集]

1984年に創設され、翌1985年から顕彰が始まった。

毎年、「先端技術部門」「基礎科学部門」「思想・芸術部門」の3部門4授賞対象分野の専門領域において優れて顕著な功績を残した人物を讃え、京都賞メダル、ディプロマ(妙心寺管長が揮毫した賞状)、副賞1億円(2017年までは5000万円)が贈られる。

同賞は毎年6月の第3金曜日に受賞候補者を発表、11月に京都賞ウイークを開催し、その行事期間に国立京都国際会館にて授賞式が行われる。翌3月には米国サンディエゴでKyoto Prize Symposiumが、5月には英国オックスフォード大学でKyoto Prize at Oxfordが開催され、受賞者は全ての行事に参加。3カ国の合計行事参加者は9000人を超える。第1回は1985年に開催され、3部門の受賞者のほかにノーベル財団へも京都賞創設記念特別賞が授与された。

京都賞を受賞後にノーベル賞を受賞する人物も増えており、2023年現在11名の受賞者が後にノーベル賞を受賞している。ノーベル財団が審査選考を外部に委託するのとは一線を画し、全ての審査(3審制)を稲盛財団が行っていることも特徴的である。

京都賞を運営する稲盛財団は、名誉総裁に高円宮妃久子が、理事に野依良治山中伸弥本庶佑などノーベル賞受賞者の他、梅原猛甘利俊一広中平祐中西重忠など世界を代表する研究者、特別顧問に京都大学総長、大阪大学総長、京都府知事京都市長が名を連ねる[1]

受賞者

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 稲盛財団役員名簿”. August 25, 2017閲覧。

外部リンク

[編集]