人吉中継局

NHK熊本放送局(総合・Eテレ・FM)およびエフエム熊本(FMK)の鉄塔(2018年)
民放テレビ各局およびRKK熊本放送のFM補完中継局(2018年)
KKT熊本県民テレビおよびKAB熊本朝日放送のかつてのアナログテレビ中継局(2018年)

人吉中継局(ひとよしちゅうけいきょく)は、熊本県人吉市及び同球磨郡錦町に置かれているテレビジョン放送・ラジオ放送の中継局である。

概要

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熊本県球磨地方の中核中継局として位置づけられている。人吉市自体が盆地に位置することもあって、中波ラジオ放送の中継局も盆地にある。

また、テレビジョン放送のデジタル化が完了したことに伴い、国が進める次世代テレビジョン放送の実験舞台としてこの中継局が選ばれ、30km先の地域で受信するとどうなるかを検証することになった[1]

所在地

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テレビ・FMラジオ
熊本県人吉市上永野町字高塚西浦国有林21林班イ小班内(高塚山、民放テレビは左記及び間高塚国有林21林班ハ小班内)
AMラジオ
NHK熊本:熊本県人吉市願成寺町1195(チサンカントリークラブ人吉北方)
熊本放送:熊本県球磨郡錦町西字一丸(くま川鉄道川村駅南方)

人吉テレビ・FM中継局

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デジタルテレビ放送

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リモコン
番号
放送局名 チャンネル
番号
空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
1 NHK
熊本総合
17 10W 125W 水平偏波 熊本県 30,434世帯 2007年
10月1日
2 NHK
熊本教育
25 全国
3 RKK
熊本放送
18 105W 熊本県
4 KKT
熊本県民テレビ
20
5 KAB
熊本朝日放送
21
8 TKU
テレビ熊本
19
  • 所在地:人吉市(高塚山)[2][3]
  • 放送区域:人吉市、球磨郡錦町、多良木町、湯前町、水上村、相良村、山江村、球磨村及びあさぎり町の各一部[2]
  • 2007年6月28日に予備免許が交付され[4]9月3日に試験放送を開始。10月1日に本放送を開始した[5]

アナログテレビ放送

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チャンネル
番号
放送局名 空中線電力
(映像/音声)
ERP
(映像/音声)
偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
1 NHK
熊本教育
75W/18.5W 240W/59W 水平偏波 全国 約30,000世帯 -
3 NHK
熊本総合
熊本県
5 RKK
熊本放送
230W/57W
36 KAB
熊本朝日放送
100W/25W 1.15kW/290W
40 KKT
熊本県民テレビ
42 TKU
テレビ熊本
1kW/260W
  • 所在地:デジタルテレビ放送に同じ

アナログテレビ開局年月日

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  • NHK総合:1961年(昭和36年)11月1日
  • NHK教育:1962年(昭和37年)6月1日
  • RKK:1962年(昭和37年)3月23日
  • TKU:1969年(昭和44年)10月8日
  • KKT:1982年(昭和57年)3月28日
  • KAB:1989年(平成元年)9月22日

FMラジオ放送

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周波数
(MHz)
放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
82.0 FMK
エフエム熊本
50W 110W[6] 熊本県 - 1985年10月9日
82.8 NHK
熊本FM
130W[7] 1969年3月1日
(1966年2月14日)
92.3 RKK
熊本放送
145W[8] 2017年2月1日
  • 運用開始日の括弧内は実用化試験局の開始日。

人吉東テレビ中継局

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アナログテレビ放送

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チャンネル
番号
放送局名 空中線電力
(映像/音声)
ERP
(映像/音声)
偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
44 NHK
熊本総合
30W/7.5W 400W/99W 水平偏波 熊本県 - -
46 NHK
熊本教育
全国
  • 所在地:人吉テレビ中継局に同じ
  • 開局:1991年(平成3年)6月8日
  • 人吉局のNHKはVHF-Lowバンドで送信していたことから電波干渉を受けやすかった。このため、スポラディックE層出現による季節混信対策の補間局として設置された。
  • 2011年7月24日をもってすべて廃止された。

人吉ラジオ中継局

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AMラジオ放送

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周波数
(KHz)
放送局名 空中線
電力
放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
846 NHK
熊本第1
1kW 熊本県 - 1946年5月26日
1197 RKK
熊本放送
1956年9月26日
1602 NHK
熊本第2
全国 1953年4月1日
  • RKK人吉局には呼出符号として「JOBL」が割り当てられていたが、後に呼出符号が廃止された。[9]
    また、1984年に移転の上、増力した。

実験試験局

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いわゆる「8Kスーパーハイビジョン」と呼ばれる超高画質ハイビジョン放送の実現を目指す国の施策の一環として、NHKが放送法に基づき受託して行うもの[1]

チャンネル
番号
放送局名 呼出名称 空中線電力 ERP 実験対象地域 実験期間
46 NHK
人吉UHF実験試験局
NHK
ひとよしUHFじっけん
10W - 熊本県人吉市 2013年11月から
2017年3月まで

出典・脚注

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  1. ^ a b 電波資源拡大のための研究開発に係る実験試験局に免許 -全国初のスーパーハイビジョンの長距離フィールド伝送実験-』(プレスリリース)総務省九州総合通信局、2013年11月22日https://www.soumu.go.jp/soutsu/kyushu/press/131122-1-0.html2013年11月22日閲覧 
  2. ^ a b 別紙(報道資料2007年6月28日) (PDF) (総務省九州総合通信局)
  3. ^ 人吉デジタル中継局のリモコン番号、チャンネル、放送区域(報道資料2007年6月28日) (PDF) (総務省九州総合通信局)
  4. ^ 人吉地区及び水俣地区の地上デジタルテレビジョン放送局に予備免許-人吉及び水俣デジタル中継局 本年10月1日開局予定(報道資料2007年6月28日)(総務省九州総合通信局)
  5. ^ 開局済み一覧(熊本県)(総務省九州総合通信局)
  6. ^ 無線局免許状等情報 FMK(総務省 電波利用ホームページ)2021年1月22日閲覧
  7. ^ 無線局免許状等情報 NHKFM(総務省 電波利用ホームページ)2021年1月22日閲覧
  8. ^ 無線局免許状等情報 RKK人吉FM(総務省 電波利用ホームページ)2021年1月22日閲覧
  9. ^ 「JOBL」はその後滋賀県びわ湖放送が取得した。

関連項目

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