人間ばん馬
人間ばん馬(にんげんばんば)はスポーツの一種で、複数の人間がチームを組んで重量物を載せたそりを曳き順位やタイムを競うもの。
概要
[編集]元々は競馬の一種であるばんえい競馬(ばん馬)がルーツで、本来のばん馬では馬がそりを曳くのに対し「人間がそりを曳く」という点から「人間ばん馬」という呼称がついた。
現在は北海道常呂郡置戸町(6 - 7月)、千葉県長生村(5月)、北海道帯広市(10月)などで大会が開催されている。一般には特に置戸町の大会が有名で、後述するようにテレビ番組等で取り上げられている。
置戸町の大会
[編集]置戸町にて毎年7月第1日曜日に開催している。
(2018年まで6月最終日曜日開催、2008年以前は7月第1日曜日開催)
歴史
[編集]1976年(昭和51年)より置戸町夏祭りのイベントとして開催された『バチ曳き合戦』がルーツで、
第5回大会より『山神祭 人間ばん馬大会』と名称変更。
ルール
[編集]五人曳きと七人曳きの競技があり、予選で300 kg、決勝で500 kgの重さの丸太を積んだバチ(ソリ)で全長80 mのコース(途中2カ所に高さ1.2 mの障害有り)を曳く競技。
1レース9チーム立てで行われ、予選は五人曳きで2レース(各レース上位4チーム決勝へ)、七人曳きで3レース(各レース上位3チームが決勝へ)にて競われる。
優勝賞金は五人曳きで50万円、七人曳きで20万円。
メディア
[編集]過去にテレビ朝日にて明石家さんまがメイン司会の「さんまのナンでもダービー」のG1競技として数回放映。