佐々木広人
佐々木 広人(ささき ひろと、1971年 - )は、日本のジャーナリスト、編集者。アサヒカメラ元編集長。「終活」の生みの親としても知られる。
人物・経歴
[編集]秋田県秋田市出身[1]。秋田市立外旭川中学校、秋田県立秋田高等学校、一橋大学社会学部卒業後、リクルート入社。大学ではバンドサークルに所属。メディア論専攻[2][3]。
リクルートではエイビーロード編集部で海外のホテル、グルメなどの取材に従事。1999年朝日新聞社入社。2012年まで週刊朝日編集部に記者や編集者として勤務、2007年から3年間副編集長を務めたが、短い睡眠時間が続き体調不良により自宅療養となる[2]。
復帰後、週刊朝日公式サイト(現AERA dot.)の立ち上げや、公式twitter開設、Ustreamでの週刊朝日UST劇場放送などにあたった。朝日新聞出版販売部宣伝課を経て、2013年からアサヒカメラ副編集長。2014年から同誌編集長[4][2][5]。日本広告写真家協会APAアワード審査委員[5]、住友不動産販売フォトコンテスト審査員[6]、田淵行男賞選考委員[7]、ニッコールフォトコンテスト審査員[8]等を歴任。写真の肖像権や著作権の啓蒙活動も行う[9][10]。
2019年4月には朝日新聞出版の雑誌本部長に就任。週刊朝日やAERAなどの発行人のほか、AERA dot.の責任者を務める。2020年4月~21年3月にはAERA dot.編集長を兼務し、2021年7月に退社。
2021年8月からデジタルマーケティング会社のキュービック(CUEBiC)に勤務。編集部門であるエディトリアルデスクのゼネラルマネジャーのほか、編集制作会社のアーク・コミュニケーションズの非常勤取締役を務める。2024年3月、キュービックを退社。
2020年から専修大学文学部で視覚表現論の講師も務め、個人としても取材・執筆・編集のほか、肖像権や著作権・コンテンツ制作に関する講演活動を続けている。
また、「終活の生みの親」としても知られ[11][12]、週刊朝日編集部時代に特集で終活という言葉を提案。その後紙面や黒柳徹子、金子哲雄などが同語を使用して徐々に広まり、2012年にはユーキャン新語・流行語大賞ベスト10となった[2]。
脚注
[編集]- ^ 「 第1回アサヒカメラ/朝日新聞出版」BS日テレ久米書店
- ^ a b c d 「【インタビュー】アサヒカメラ副編集長・佐々木広人さん」あきたのかお
- ^ [1]秋田高校東京同窓会会報2014年11月号
- ^ 「「写真を守る」著作権特集が完売 権利と表現のはざまで問題提起」宣伝会議デジタルマガジン(広報会議2017年7月号)
- ^ a b 「APA NEWS2015.9月」公益社団法人 日本広告写真家協会
- ^ 「審査員」住友不動産販売
- ^ [2]安曇野文化財団
- ^ 「第65回ニッコールフォトコンテスト」ニコン
- ^ [3]東京都写真美術館
- ^ 「写真専門誌「アサヒカメラ」 前号売り切れ続出の反響受け「損害賠償&削除要請マニュアル」特集、3月号にも再掲載同特集が掲載された2月号は大きな反響を呼び、大手書店やネットで完売が相次いでいました」ITMEDIA 2017年02月20日
- ^ 「旦木瑞穂の終活百景第十六景『葬儀業界初のポータルサイト「いい葬儀」を作った「鎌倉新 書」』」シニアガイド2016/12/26
- ^ 「高校生写真の日本一を決める「写真甲子園2016」7月26日(火)遂に開幕!~第23回の優勝をかけた戦いが始まる~」産経ニュース2016.7.26