南野泰義
南野 泰義(みなみの やすよし、1964年 - )は、日本の政治学者。立命館大学国際関係学部・国際関係研究科教授。専門は、北アイルランド問題、比較政治学、ナショナリズム論など。
大阪府生まれ。立命館大学文学部卒業後、高校教諭を経て、立命館大学大学院法学研究科博士課程で学ぶ。1994年から国際関係学部で教鞭をとる。
著書
[編集]共編著
[編集]訳書
[編集]- アントニー・D・スミス『ネイションとエスニシティ――歴史社会学的考察』(名古屋大学出版会, 1999年)
論文
[編集]雑誌論文
[編集]- 「サミール・アミンの理論とその構造――民族理論を中心にして」『立命館法学』219号(1991年)
- 「ナショナリズム論への視点<序説>――ヨーロッパ型民族理論の構造と問題点」『立命館法学』229号(1993年)
- 「『第三世界』におけるナショナリズム論――『従属理論』派ナショナリズム論をめぐって」『立命館法学』245号(1996年)
- 「北アイルランド和平――現在・過去・未来」『経済科学通信』88号(1998年)
- 「1998年北アイルランド地方議会選挙の構造」『立命館法学』274号(2001年)
- 「北アイルランド問題における政治的暴力の構造1969-1993年」『社会科学年報』31号(2001年)
- 「アイルランドにおけるナショナリスト諸政党の政治戦略――北アイルランド問題と『新アイルランド・フォーラム』をめぐって」『立命館国際研究』16巻2号(2003年)
- 「2003年北アイルランド地方議会選挙に関する一考察――岐路に立つ『ベルファスト和平合意』」『立命館国際研究』16巻3号(2004年)
- 「1918年英国総選挙とアイルランド問題」『立命館国際研究』17巻2号(2004年)
- 「19世紀アイルランドにおけるナショナリズム運動と知識人(1)」『立命館国際研究』17巻3号(2005年)
単行本所収論文
[編集]- 「『第三世界』における民主主義とナショナリズム――ラテンアメリカと中東の比較研究」福井英雄編『現代政治と民主主義』(法律文化社, 1995年)
- 「世界システム論の批判と課題」関下稔・石黒馨・関寛治編『現代の国際政治経済学――学際知の実験』(法律文化社, 1998年)
- 「北アイルランド問題における『政治的暴力』と『テロリズム』――武装解除問題をめぐって」中谷義和・安本典夫編『グローバル化と現代国家――国家・社会・人権論の課題』(御茶ノ水書房, 2002年)
- 「アルスター・ユニオニストの政治イデオロギーとアイデンティティ」中谷猛・川上勉・高橋秀寿編『ナショナル・アイデンティティ論の現在――現代世界を読み解くために』(晃洋書房, 2003年)