原田曜平

原田 曜平
(はらだ ようへい)
誕生 (1977-04-04) 1977年4月4日(47歳)
東京都
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 慶應義塾大学商学部商学科
活動期間 2005年 -
主題 アジアの若者研究とマーケティング及び商品開発
主な受賞歴 JAAA広告賞・新人部門賞(2003年)
デビュー作10代のぜんぶ』(2005年)
テンプレートを表示

原田 曜平(はらだ ようへい、1977年4月4日 - )は、日本マーケティングアナリスト

芝浦工業大学デザイン工学部UXコース教授、信州大学特任教授[1]、レイヤーズ・コンサルティング顧問、玉川大学・非常勤講師、経営学部国際経営学科「マーケティング、消費者行動論、若者研究」[2]ワタナベエンターテインメント所属。BSテレビ東京番組審議会委員。

専門は日本や世界の若者の消費・メディア行動研究及びマーケティング(調査、インサイト開発、商品・パッケージ開発、広告制作等)。

2013年「さとり世代」、2014年「マイルドヤンキー」がユーキャン新語・流行語大賞にノミネート。「タイパ(タイムパフォーマンスの略)」「伊達マスク」という言葉の生みの親でもあり、様々な流行語を作り出している。

2020年には、海外で使われていた用語「Z世代」を著書を通じて日本のメディアに紹介し、この言葉は2021年のユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に選出された[3][4]

来歴

[編集]

東京都杉並区生まれ、北区育ち。商社に勤務する父親の転勤に伴い、小6の9月から中2の10月までオーストラリアニューサウスウェールズ州シドニーに住んでいた[5]シドニー日本人学校小学部・中学部、中野区立第三中学校巣鴨高等学校駿台予備学校お茶の水校を経て[6]慶應義塾大学商学部を卒業後、博報堂に入社[6]。ストラテジックプランニング局、博報堂生活総合研究所、研究開発局を経て、博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーに就任し、世界中で若者研究及び若者向けのマーケティングや商品開発を行った。博報堂を退社後は、マーケティングアナリスト、芝浦工業大学教授信州大学・特任教授、レイヤーズ・コンサルティング顧問。専門は日本のジェネレーションZなど若者研究、メディア研究。

著作

[編集]

単著

[編集]
  • 『近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」』〈光文社新書〉2010年。ISBN 978-4-334-03544-0 
  • 『さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち』〈角川oneテーマ21〉2013年。ISBN 978-4-04-110543-6 
  • ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』幻冬舎新書、2014年。ISBN 978-4344983366 本書中で「マイルドヤンキー」という概念を初めて唱えた。
  • 『女子力男子 女子力を身につけた男子が新しい市場を創り出す』宝島社 2014
  • 『新・オタク経済 3兆円市場の地殻大変動』朝日新書 2015
  • 『18歳選挙世代は日本を変えるか』ポプラ新書 2016
  • 『ママっ子男子とバブルママ 新しい親子関係が経済の起爆剤となる』PHP新書 2016
  • 『パリピ経済 パーティーピープルが市場を動かす』新潮新書 2016
  • 『「少子さとり化」ニッポンの新戦略』潮出版社 2016
  • 『それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2017
  • 『平成トレンド史 これから日本人は何を買うのか?』角川新書、2018
  • Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?光文社新書 2020

共著

[編集]

メディア出演

[編集]

テレビ

[編集]

ラジオ

[編集]

インターネット

[編集]
  • ニコ生トークセッション「近頃の若者は、なぜ、ダメなのか?」原田曜平×ひろゆきニコニコ生放送、2011年3月8日)
  • ニコ生トークセッション「中国人一億人ネット調査〜共産党より日本が好き?〜」(ニコニコ生放送、2011年7月11日)
  • ニコ生トークセッション「TOKYO PANDAに聞く!中国ワカモノ最新事情」(ニコニコ生放送、2011年8月19日)
  • 「萱野稔人の“ゆるゆる”時事放談〜若者の苦悩、フランス大統領選、就カツ・転職、フーコー/ドゥルーズまで〜」(ニコニコ生放送、2012年5月2日)
  • 「スマホ就活族の陽性な若者消費」(日経消費ウオッチャー、2012年8月)
  • 「いまどきの「働き方」を考える連載フォーラム 飯田泰之×常見陽平の『饒舌大陸』 第3回」(ニコニコ生放送、2012年10月18日)
  • YouTubeチャンネル「原田曜平マーケティング研究所」所長(YouTube

新聞

[編集]
  • 日本経済新聞「面倒だからやみつき 想定外買って楽しむ」(2011年3月13日)
  • 朝日新聞夕刊「ステップアップ 新生活」欄『世代間コミュニケーション』特集(2011年4月8日)
  • 聖教新聞「ケータイ・ネーティブの今」(2011年9月10日)
  • 日本経済新聞「C世代駆ける」(2012年1月9日)
  • 毎日新聞「特集ワイド」(2012年1月23日)
  • 読売新聞「学生寮再発見 マンガやアニメ 同好の館」(2012年2月22日)
  • 朝日新聞「若者の性交率低下の背景は」(2012年9月1日)
  • 日本経済新聞「つまみは宅配 職場で一杯 手軽に居酒屋気分 外食より割安、上司も安心」(2012年11月9日)
  • 朝日新聞「若者の男女共働き意識」(2012年12月16日)
  • 朝日新聞「さとり世代 車乗らない 恋愛は淡白 浸透中」(2013年3月18日)
  • 日本経済新聞「新生活テレビ消えた 家電セット 必要なものだけ スマホで代替 若者 予算絞る」(2013年3月20日)

イベント

[編集]
  • UNIDOL(ユニドル) - 審査員
  • 虚無僧バー - 1日店長(2020年3月20日)

関連人物

[編集]
  • 首藤明敏(博報堂コンサルティング代表取締役社長、多摩大学大学院客員教授)

脚注

[編集]
  1. ^ 原田曜平氏「悲惨な経験をした上での結論」母のワクチン接種で批判受け訴え”. 日刊スポーツ (2021年6月14日). 2021年6月14日閲覧。
  2. ^ 原田 曜平(ハラダ ヨウヘイ) | 研究者情報”. unitama.tamagawa.ac.jp. 2021年8月6日閲覧。
  3. ^ ただし、原田ではなくTOKYO MXの番組『堀潤モーニングFLAG』が、Z世代のコメンテーターを起用し彼らの意見を発信していることを評価され受賞した。
  4. ^ 「Z世代」が新語・流行語大賞トップテンに 『堀潤モーニングFLAG』が表彰”. TOKYO MX (2021年12月2日). 2024年6月30日閲覧。
  5. ^ Ryan, Miyoko (2018年5月31日). “「同窓生からのメッセージ」第1回・原田曜平さん”. Sydney Japanese International School. 2022年5月14日閲覧。
  6. ^ a b 著者インタビュー | BOOKSCAN(ブックスキャン) 本・蔵書電子書籍化サービス - 大和印刷”. BOOKSCAN. 2022年5月14日閲覧。
  7. ^ TOKYO MX NEWS “東京の未来”を語る! 1/20(月)~24日(金)はゲストウィーク2020年1月20日閲覧 (PDF)

外部リンク

[編集]