古山敏幸
古山 敏幸(ふるやま としゆき、1954年 - )は日本の著作家、脚本家。
1981年にオリジナル脚本『雷鳴のきざし』が城戸賞準入賞となった[1]。
略歴
[編集]同志社大学文学部卒業後[2]、1981年にオリジナル脚本『雷鳴のきざし』が城戸賞に準入賞となる[2]。審査員の野村芳太郎監督の下で脚本を学ぶ[2]。前田勝弘が代表を務める幻燈社で劇映画の企画開発に関わる[2]。
古書店店員、編集者などで生計を立てながら脚本を書き、発表された脚本もあるが、『雷鳴のきざし』を含め映像化は一度もされていない[2]。
2008年よりビリー・ワイルダー論を考察中であるが、2023年現在、出版されていない[2]。
著作
[編集]- 『黒澤明の作劇術』(フィルムアート社、2008年、ISBN 978-4845908189)
- 『映画伝説 ジャン=ピエール・メルヴィル』(フィルムアート社、2009年、ISBN 978-4845909407)
著作の評価
[編集]- 大衆文化評論家である指田文夫[3]は『黒澤明の作劇術』を「いわゆる黒澤本の中では一番優れたもの」と評している[4]。
- 映画評論家の町山智浩は、ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品の評の中でメルヴィルを詳しく知りたい人にと『映画伝説 ジャン=ピエール・メルヴィル』を推薦している[5]。