古巣馨
古巣 馨(ふるす かおる、1954年(昭和29年) - )はカトリック長崎教区の司祭 [1]。1981年、初来日したヨハネ・パウロ二世教皇により司祭に叙階 [1]。現在、長崎大司教区法務代理、長崎純心大学教授[2]、日本カトリック神学院講師、列聖列福特別委員会委員、長崎刑務所教誨師 [1][2]。
来歴
[編集]洗礼名、フランシスコ・ザビエル[3]。長崎県五島市奈留島出身[4]。南山高等学校出身、[注釈 1]。
1981年、初来日したヨハネ・パウロ二世教皇により司祭に叙階 [1]。
1987年2月、ローマ教皇庁立ウルバノ大学 教会法学部、修士(教会法)[2][注釈 2]。
現在、長崎大司教区法務代理、長崎純心大学(人文学部 地域包括支援学科)教授、福岡カトリック神学院講師、列聖列福特別委員会委員、長崎刑務所教誨師[1][2]。
信徒発見などキリシタン史をテーマとして活動を続ける劇団「さばと座」を主宰。[注釈 3]
諸活動
[編集]司祭として
[編集]- 2023年4月29日、「卯辰山 殉教者祭2023」。カトリック金沢教会で、古巣 馨の講演会『これは、わたしも受けたものです。』が開催された。そのあと、金沢市の卯辰山にある長崎キリシタン殉教者碑[9]にて、6人の司祭(古巣 馨も入っている)による野外ミサ「殉教者祭ミサ」が行われた[10]。
- NHKテレビ番組 「こころの時代 ~宗教・人生~」の中で、2019年9月8日放送されたカトリック長崎大司教区の司祭・古巣馨が語る番組が “選「長崎の祈り―水がめを運ぶ人々に導かれて―」” として2021年5月9日に放送された[11]。
著作
[編集]- 古巣馨『ユスト高山右近 いま、降りていく人へ』ドン・ボスコ社、2014年3月1日。ISBN 978-4886265685。
- 古巣馨 (2012年11月1日). “伊東マンショ没後400年特別寄稿 「あなたがたの間では、そうではない - 伊東マンショの霊性 -」” (PDF). https://www.nagasaki.catholic.jp/. 『よきおとずれ』第1000号. カトリック長崎大司教区広報委員会. p. 5. 2023年9月24日閲覧。
- 古巣馨『旅する教会の神秘: 受けて、証しされた信仰』(PDF) 37巻、上智大学キリスト教文化研究所〈キリスト教文化研究所紀要〉、2019年3月18日、45-67頁 。2023年9月24日閲覧。
- 福島 精彦、古巣 馨『風と雲を友として ある先天性脳性まひ者の挑戦』昭英出版、2005年7月。ISBN 4-903184-00-5。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 高瀬毅と同級生[3]
- ^ ローマ教皇庁立ウルバノ大学は、教皇庁立大学のひとつ。イタリア表記は、
it:Pontificia università Urbaniana
ホームページ:Pontificia università Urbaniana
英語表記は、英語: Pontifical Urbaniana University
別表記:en:Pontifical Urban University
別表記:Urbaniana Pontifical University などがある。 - ^ さばと座の「さばと」とは、土曜日のこと。昔、浦上には『サバト寄り』といって、毎週サバト(土曜)の日に近所の信者が各家に順番に寄って、祈る習慣があった。劇団「さばと座」 (groups/1056223541110875) - Facebook
出典
[編集]- ^ a b c d e HMV&BOOKS online (1998年). “古巣馨 プロフィール”. https://www.hmv.co.jp/. 株式会社ローソンエンタテインメント. 2023年9月24日閲覧。
- ^ a b c d 長崎純心大学. “古巣 馨 (長崎純心大学、学部・大学院教員一覧、地域包括支援学科 教員一覧)”. https://www.n-junshin.ac.jp/univ/. 長崎純心大学. 2023年9月24日閲覧。
- ^ a b 高瀬毅 2009, p. 164.
- ^ 伊藤繭莉; 榎本瑞希 (2019年11月23日). “長崎、38年前の教皇の言葉胸に 信仰と向き合う司祭(朝日新聞デジタル)”. https://www.asahi.com/. 朝日新聞社. 2023年9月24日閲覧。
- ^ “島原教会”. ながさき旅ネット. 一般社団法人 長崎県観光連盟 長崎県文化観光国際部観光振興課 (2023年). 2023年9月24日閲覧。
- ^ “教会をたずねて カトリック島原教会(長崎教区)”. Laudate. 聖パウロ女子修道会 (2007年). 2023年9月24日閲覧。
- ^ 古巣馨 (2022年4月6日). “【3分で読める感動実話】名もなき平和の人・ミネやんの生涯”. 致知出版社. 株式会社 致知出版社. 2023年9月24日閲覧。
- ^ “「お父さんやお母さんを責めんでね」- 古巣 馨 神父 メッセージ”. 牛込キリスト教会. 2019年御翼10月号その1. 牛込キリスト教会 (2019年). 2023年9月24日閲覧。
- ^ “卯辰山 長崎キリシタン殉教者碑”. かなざわ百万石ねっと (2003年2月1日). 2023年9月24日閲覧。
- ^ “「名古屋教区報に「浦上四番崩れ」流配キリシタンをしのぶミサ等の記事が掲載されました」”. カトリック中央協議会. 宗教法人 カトリック中央協議会 (2023年6月26日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ NHK. “選「長崎の祈り―水がめを運ぶ人々に導かれて―」(こころの時代 ~宗教・人生~)”. 2024年2月26日閲覧。
参考文献
[編集]- 高瀬毅『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』平凡社、2009年7月11日。ISBN 978-4-582-82453-7。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- カトリック長崎大司教区家庭委員会 旅からの帰還150周年記念ミサ説教・・・「福音の香り」立つ長崎の教会に 説教 古巣 馨神父様 - YouTube
- カトリック金沢教会 卯辰山殉教者祭2023 講演会 - YouTube
講演:古巣 馨 神父、 テーマ:『これは、わたしも受けたものです。』 - カトリック金沢教会 卯辰山殉教者祭2023ミサ - YouTube
- カトリック平塚教会. “喜び 特集 殉教者の生き方に学ぶ(カトリック平塚教会の黙想会で行われた講話)”. 2024年2月26日閲覧。