台湾電視公司
商号 | 臺灣電視、臺視、TTV |
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ラテン文字名 | Taiwan Television Enterprise, Ltd. |
種類 | 興櫃公司 |
市場情報 | 臺證所:8329(2007年9月6日興櫃) |
業種 | メディア |
設立 | 1962年4月28日 |
本社 | 台北市松山区敦化里3鄰八德路三段10號 |
事業地域 | 中華民国(台湾) |
主要人物 | 董事長:黃崧 總經理:周法勛 副總經理:謝陳齊 |
子会社 | 臺視文化事業股份有限公司 松大娛樂經紀股份有限公司 |
ウェブサイト | www |
台湾電視公司 | |
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コーポレートアイデンティティマーク(二代目) | |
各種表記 | |
繁体字: | 臺灣電視公司 |
簡体字: | 台湾电视公司 |
拼音: | Táiwān Diànshì gōngsī |
注音符号: | ㄊㄞˊ ㄨㄢ ㄉㄧㄢˋ ㄕˋ ㄍㄨㄥ ㄙ |
ラテン字: | Taiwan Television |
台湾電視公司(たいわんでんしこうし)は中華民国(台湾)で初めて設立された地上波テレビ放送局[1]。略称は「台視[2]」、「TTV[2]」。英称は「Taiwan Television Enterprise, Ltd.[3]」。日本では「台湾テレビ」と表記する場合が多い[4]。中国電視公司、中華電視公司と並ぶ同国の三大老舗テレビ局(zh:老三台)のひとつ。
沿革
[編集]- 1961年2月28日 - 「台湾電視事業準備委員会」設立[1]。
- 1962年4月28日 - 台湾省政府とフジテレビ、NEC、東芝、日立などの日本企業の共同出資により設立される[5]。初代の董事長(会長)は林柏寿、総経理(社長)は周天翔[6]。資本金は3000万台湾元であった[7]。
- 1962年10月10日 - 蔣介石夫人[8]である宋美齢が放送開始のボタンを押し、正式開局する[1]。
- 1969年9月7日 - カラー放送開始[1]。
- 1978年4月27日 - 子会社「台視文化公司」設立[1]。
- 1979年4月27日 - 中視、華視との共同投資により「国際視聴伝播公司」設立。
- 1984年2月10日 - アメリカ合衆国子会社の「台視美国公司」設立(1989年に廃止)。
- 1990年4月28日 - コーポレートアイデンティティ導入。ロゴマークとマスコット「台視赤ちゃん」(一代目)が誕生する。
- 1992年1月1日 - 中視、華視とともにステレオ放送と二か国語放送開始。
- 1998年3月25日 - 公式ウェブサイト運用開始。
- 1998年7月13日 - 中華民国財政部が台視の株式公開を承認する。
- 1999年11月30日 - ISO9002の認証を取得する[1]。
- 2000年8月13日 - 頼国洲が董事長、胡元輝が総経理に就任する。
- 2000年11月15日 - 「マルチチャンネル、マルチメディア、マルチパス」を目標に掲げる。
- 2001年1月1日 - 「台視赤ちゃん」に変わり「台視赤ちゃん - Lucky Four」が新しいマスコットになる。
- 2002年 - 胡元輝が総経理を辞任(中央通訊社社長に就任)、行政院公平交易委員会(日本の公正取引委員会に相当)主任委員の鄭優が総経理を引き継ぐ。
- 2006年1月3日 - 政府保有株を民間に売却することが決定され、民営化の道を進むことになる。
- 2006年4月28日 - 2006年を「台視民営化元年」にすることを宣言する。
- 2007年 - 日立が保有していた台視株を非凡電視台に売却。
- 2012年7月21日 - 地上波ハイビジョンチャンネル「台視HD台」放送開始。
チャンネル
[編集]- 台視メインチャンネル(台視主頻)
- ニュースチャンネル(台視新聞台)
- 経済チャンネル(台視財経台)
- 総合チャンネル(台視綜合台)
主な番組
[編集]- 五燈獎(1965年 - 1998年) - 勝ち抜き形式の歌謡コンテスト。台湾のテレビ史上最長寿番組。田辺製薬(現田辺三菱製薬)の台湾子会社(台灣田邊製藥股份有限公司)の一社提供。
- 群星會(1962年 - 2006年) - 台湾テレビ史上初の音楽番組。中断期間があるため、最長寿番組ではない。
- 傅培梅時間 (1962年 - 2002年) - 料理人傅培梅の料理番組。
- 我愛紅娘(1982年 - 1993年) - 台湾の代表的な恋愛バラエティ番組。
- 天天開心(1987年 - 2000年) - 台湾語のバラエティ番組。
- 龍兄虎弟(1993年 - 2000年) - 兄弟が司会の大型バラエティ番組。
- 八千里路雲和月 (1989年 - ) - 中国大陸の風土を紹介する番組。
- 鑽石夜総会(2007年 - ) - 若者向けバラエティ番組。
- 超級巨星紅白藝能大賞(2010年 - ) - 毎年除夕に6時間超にわたって放送される大型特別番組。台湾版紅白歌合戦といわれることもある。
ドラマ
[編集]- 星星知我心(1983年) - 癌の母の死を乗り越えて生きる5人の兄弟姉妹の物語。
- 台湾百合(2004年) - 二・二八事件を描いたドラマ。
- 微笑Pasta(2006年) - 王心凌と張棟樑が主演のドラマ。三立電視との合作。
アニメ
[編集]表記:#は2か国語放送。
放送中
[編集]過去放送のアニメ
[編集]日本製作(本放送順)
[編集]1970年代
[編集]- リボンの騎士 - 『寶馬王子』というタイトルで放送。海外輸出用英語吹替版。
- ジャングル大帝 - 『小獅王』というタイトルで放送。海外輸出版。
- 新ジャングル大帝 進めレオ! - 『大獅王』というタイトルで放送。海外輸出版。
- 山ねずみロッキーチャック - 『小山鼠』というタイトルで放送。
- みつばちマーヤの冒険 - 『蜜蜂歷險記』というタイトルで放送。
- 草原の少女ローラ - 『彩虹妹妹』というタイトルで放送。
- アルプスの少女ハイジ - 『小天使』というタイトルで放送。
- 小さなバイキング ビッケ - 『北海小英雄』というタイトルで放送。
- 星の子チョビン - 『星星王子』というタイトルで放送。
- ハックルベリィの冒険 - 『頑童歷險記』というタイトルで放送。
- ピコリーノの冒険 - 『木偶奇遇記』というタイトルで放送。
- 魔女っ子メグちゃん - 『小仙女』というタイトルで放送。
- シートン動物記 くまの子ジャッキー - 『頑皮熊』というタイトルで放送。
- ペリーヌ物語 - 『小英的故事』というタイトルで放送。
- ガンバの冒険 - 『小老鼠歷險記』というタイトルで放送。
- ドン・チャック物語(第2期) - 『丁丁與平平』というタイトルで放送。
- シートン動物記 りすのバナー - 『小松鼠』というタイトルで放送。
- キリン名曲ロマン劇場 - 『童話世界』というタイトルで放送。
- キャプテンフューチャー - 『太空突擊隊』というタイトルで放送。
1980年代
[編集]- 円卓の騎士物語 燃えろアーサー - 『圓桌武士』というタイトルで放送(続編『燃えろアーサー 白馬の王子』と連続放送)。
- グロイザーX - 『無敵太空船』というタイトルで放送。
- 宇宙大帝ゴッドシグマ - 『神勇戰士』というタイトルで放送。
- こぐまのミーシャ - 『可愛的小熊』というタイトルで放送。
- 海のトリトン - 『小飛龍』というタイトルで放送。(放送局違いの再放送、打ち切り)
- 花の子ルンルン - 『花仙子』というタイトルで放送。
- 愛の学校クオレ物語 - 『小時候』というタイトルで放送。
- 南の虹のルーシー - 『可愛的露西』というタイトルで放送。
- ハニーハニーのすてきな冒険 - 『甜蜜姑娘』というタイトルで放送。
- アニメ三銃士 - 『三劍客』というタイトルで放送。
- ムーの白鯨 - 『大白鯨』というタイトルで放送。
- アルプス物語わたしのアンネット - 『妮妮與安安』というタイトルで放送。
- ピュア島の仲間たち - 『南海仙島』というタイトルで放送。
- レディジョージィ - 『喬琪姑娘』というタイトルで放送。
- ゼロテスター - 『英勇無敵號』というタイトルで放送。
- 魔法の妖精ペルシャ - 『貝露莎』というタイトルで放送。
- 太陽の使者 鉄人28号 - 『鐵超人』というタイトルで放送。
- 特装機兵ドルバック - 『超時空騎兵』というタイトルで放送。
- 機動警察パトレイバー(テレビシリーズ) - 『機動警察』というタイトルで放送。
- 絶対無敵ライジンオー - 『絕對無敵雷神王』という名で放送。
- 百獣王ゴライオン - 『聖戰士』という名で放送。(海外輸出版《ボルトロン》、前期)
- 機甲艦隊ダイラガーXV - 『聖戰士』という名で放送。(海外輸出版《ボルトロン》、後期)
- 未来ロボ ダルタニアス - 『巨獸王』という名で放送。(打ち切り)
1990年代~2010年代
[編集]- SLAM DUNK - 『灌籃高手』という名で放送。(原則、2か国語放送[9]。しかし、2007年放送時、音声は中国語のみ。2013年夏再放送時も同じ。)
- ドラえもん - 『哆啦A夢』という名で放送。
- ちびまる子ちゃん - 『櫻桃小丸子』という名で放送。
- 天空戦記シュラト - 『天空戰記』という名で放送。
- 赤い光弾ジリオン - 『星戰英豪』という名で放送。
- 光速電神アルベガス - 中国語タイトル不明
- 魔法のアイドルパステルユーミ - 『阿美阿美』というタイトルで放送。
- 子鹿物語 - 『小頑童』という名で放送。
- 星銃士ビスマルク - 『宇宙奇兵』というタイトルで放送。(海外輸出版《Saber Rider and the Star Sheriffs》)
- らんま1/2 - 『亂馬1/2』という名で放送。
- ドラゴンボール - 『七龍珠』という名で放送。
- ドラゴンボール改 - 『七龍珠改』という名で放送。
- うる星やつら - 『福星小子』という名で放送。
- YAIBA - 『九龍珠』という名で放送。
- 炎の闘球児 ドッジ弾平 - 『鬥球兒彈平』という名で放送。
- モジャ公 - 『宇宙小毛球』という名で放送。
- きんぎょ注意報! - 『魔力小金魚』という名で放送。
- とんでぶーりん - 『飛天少女豬』という名で放送。
- ムカムカパラダイス - 『家有賤龍』という名で放送。
- キャプテン翼 - 『足球小子』という名で放送。
- 飛べ!イサミ - 『伊沙米大冒險』という名で放送。
- 忍者ハットリくん - 『忍者小叮噹』という名で放送。
- ツヨシしっかりしなさい - 『振作一下』という名で放送。
- マッハGoGoGo(1997年版) - 『麥哈GO GO GO』という名で放送。
- 逮捕しちゃうぞ - 『逮捕令』という名で放送。
- アニマル横町-『動物橫町』という名で放送。
- 焼きたて!!ジャぱん - 『烘焙王』という名で放送。
- アイシールド21 - 『光速蒙面俠21』という名で放送。
- ブラック・ジャック - 『怪醫黑傑克』という名で放送。
- 金色のガッシュ!! - 『魔法少年賈修』という名で放送。
- 結界師 - (日本語と同タイトル)
- 家庭教師ヒットマンREBORN! - 『家庭教師HITMAN REBORN!』という名で放送。
- 冒険王ビィト - 『少年冒険王畢特』という名で放送。
- HUNTER×HUNTER - 1999年版は『HUNTER獵人』という名で放送。2011年版は『新獵人』という名で放送。
- デジタルモンスター - 『數碼寶貝』という名で放送。
- FAIRY TAIL - 『魔導少年』という名で放送。
- べるぜバブ - 『惡魔奶爸』という名で放送。
- トリコ - 『美食獵人』という名で放送。
- ドキドキ!プリキュア - 『心跳加速! 光之美少女』という名で放送。
- ビーストサーガ - 『野獸傳奇』という名で放送。
- あたしンち - 『我們這一家』という名で放送。
- ダイヤのA - 『鑽石王牌』という名で放送。
2020年代
[編集]- PUI PUI モルカー - 『PUI PUI 天竺鼠車車』という名で放送。週32回も放送されるほど人気を博していた。[10]
- 葬送のフリーレン - 『葬送的芙莉蓮』という名で放送。
日台合作
[編集]- 魔豆奇伝パンダリアン - 『魔豆傳奇』という名で放送。
日仏合作
[編集]- 宇宙伝説ユリシーズ31 - 『太空神話』という名で放送。
日米合作
[編集]- マイティ・オーボッツ - 『戰鬥王』という名で放送。
- バイオニックシックス - 『無敵六超人』という名で放送。
- スパイラルゾーン - 『旋風勇士』という名で放送。
- MASK - 『神龍特攻隊』という名で放送。
- The Adventures of the Galaxy Rangers - 『銀河騎士』という名で放送。
アメリカ製作
[編集]- She-Ra: Princess of Power - 1985年、『神力女超人』というタイトルで放送。
ニュース
[編集]- 台視晩間新聞 - 19時台のニュース番組。前身番組は1962年の開局時にスタートし、報道番組としては台湾で最も歴史が長いもののひとつ。
主要株主
[編集]2007年現在(括弧内は株式の所有割合)
- 台湾銀行 (14.37%)
- 台湾土地銀行 (7.25%)
- 第一銀行 (台湾) (7.25%)
- 華南銀行 (7.25%)
- 彰化銀行 (7.25%)
- 永豊銀行(旧台北国際商業銀行) (4.84%)
- 台湾水泥股份有限公司 (4.84%)
- 株式会社東芝 (4.84%)
- 日本電気株式会社 (4.84%)
- 株式会社フジテレビジョン (4.84%)
- 黄崧(非凡電視台創立者) (4.84%)
- 合作金庫銀行 (4.02%)
姉妹局
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f “關於台視”. 台視. 2021年8月1日閲覧。
- ^ a b “”動脈硬化”のテレビ局をどう革命するか 〜地上テレビ局「台湾テレビ」復活の立役者に聞く〜”. NHK (2015年5月1日). 2021年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
- ^ “Taiwan Television Enterprise Ltd - Company Profile and News”. Bloomberg Markets. Bloomberg. 2021年8月1日閲覧。
- ^ “台湾公共放送グループ・香港 RTHK”. NHK. 2021年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
- ^ “台北週報2083号(2003.2.13)”. 台北駐日経済文化代表処 (2003年2月13日). 2021年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
- ^ “台視公司開播典禮”. 台視新聞. 台視. 2021年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
- ^ “老照片說故事:::藝術文化老照片:::台灣第一家電視公司(台視):::”. 中華民国文化部. 2021年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
- ^ “宋美齢さんを悼む言葉”. asahi.com. 朝日新聞社. 2021年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月1日閲覧。
- ^ 1990年代華視と中視は共に2か国語放送。
- ^ “「PUI PUI モルカー」台湾で社会現象に? 地上波で週32回放送...もはやフィーバー状態”. ライブドアニュース. 2024年7月16日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 台視全球資訊網
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