土井利章
土井 利章(どい としあき、1906年(明治39年)1月28日[1] - 1988年(昭和63年)1月27日[1])は、大正から昭和期の実業家、政治家、華族。貴族院子爵議員。
経歴
[編集]子爵・土井利剛の二男として生まれ、兄土井利康の死去に伴い、1923年(大正12年)11月20日、子爵を襲爵した[1][2][3][4]。
学習院を経て[2][3]、アメリカ合衆国に留学し、1927年(昭和2年)デーン・アカデミー英文科を卒業[5]。さらに、ボストン、ニューイングランド音楽院器楽科を修了した[2][5]。
1934年(昭和9年)自由学園男子部講師に就任[5]。その他、日本レンズ工業専務取締役などを務めた[2][5]。
1946年(昭和21年)5月10日、貴族院子爵議員補欠選挙で当選し[6][7]、研究会に属して活動し、1947年(昭和22年)5月2日の貴族院廃止まで在任した[5]。
親族
[編集]- 父 利剛((大野)土井子爵家第2代)
- 母 麗子(れいこ、小笠原長守女、小笠原長育養女)[1][3]
- 妻 和子(かずこ、エドワード・ガントレット三女、新渡戸稲造養女)[1]
- 長男 利秀[1]
- 兄 利康((大野)土井子爵家第3代)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 人事興信所編『人事興信録』第14版 下、1943年。
- 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成』下巻、霞会館、1996年。
- 杉謙二編『華族畫報』下、吉川弘文館、2011年(華族画報社大正2年刊の複製)。
日本の爵位 | ||
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先代 土井利康 | 子爵 (大野)土井家第4代 1923年 - 1947年 | 次代 華族制度廃止 |