土屋俊
土屋 俊(つちや しゅん、1952年10月30日 - )は、日本の言語哲学者。大学評価・学位授与機構特任教授[1]。
略歴
[編集]東京都生まれ。桐朋高校を経て、東京大学教養学部卒、同大学院哲学専攻博士課程単位取得退学。妻は翻訳家の土屋希和子。千葉大学文学部教授を経て現職[2]。言語哲学のほか図書館の電子化についても論じる。
著書
[編集]- 『心の科学は可能か』(東京大学出版会、認知科学選書) 1986.8
- 『真の包括的な言語の科学』(くろしお出版、土屋俊言語・哲学コレクション1) 2008.12
- 『心の科学の可能性』(くろしお出版、土屋俊言語・哲学コレクション2) 2009.5
- 『なぜ言語があるのか』(くろしお出版、土屋俊言語・哲学コレクション4) 2009.9
- 『デジタル社会の迷いと希望』(くろしお出版、土屋俊言語・哲学コレクション5) 2011.8
共編
[編集]- 『ウィトゲンシュタイン以後』(飯田隆、東京大学出版会) 1991.3
- 『情報倫理学 電子ネットワーク社会のエチカ』(越智貢, 水谷雅彦、ナカニシヤ出版) 2000.7
- 『情報倫理の構築』(水谷雅彦, 越智貢、新世社) 2003.5
- 「脱哲学的哲学」(共著、工作舎、『形而上学の可能性を求めて - 山本信の哲学』) 2012.9 ISBN 978-4-87502-447-7
- 『記号論理学』(加藤浩、放送大学教育振興会) 2014.3
翻訳
[編集]- 『言語行為 言語哲学への試論』(J・R・サール、坂本百大共訳、勁草書房) 1986.4
- 『認知科学の基礎』1 ‐ 4(マイケル・I・ポズナー、佐伯胖と監訳、産業図書) 1991
- 『状況と態度』(ジョン・バーワイズ, ジョン・ペリー、産業図書) 1992.10
- 『心・脳・科学』 (ジョン・サール、岩波書店) 1993.4
- 『フューチャー・マインド 意識とテクノロジーの融合』(ジェローム・C・グレン、植山周一郎共訳、ティビーエス・ブリタニカ) 1994.4
- 『ゲーデル再考 人と哲学』(ハオ・ワン、戸田山和久共訳、産業図書) 1995.9
- 『チューリング・マン』(J・デイヴィッド・ボルター、山口人生共訳、みすず書房) 1995.5
- 『心はどこにあるのか』(ダニエル・デネット、草思社) 1997.11
- 『ノーム・チョムスキー 学問と政治』(ロバート・F・バースキー、土屋希和子共訳、産業図書) 1998
- 『フレーゲ著作集 2 算術の基礎』(フレーゲ、野本和幸共編、勁草書房) 2001.11
- 『スウィート・ドリームズ』(ダニエル・C・デネット、土屋希和子共訳、NTT出版、ライブラリーレゾナント) 2009.12
脚注
[編集]- ^ “土屋俊”. 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構. 2023年2月7日閲覧。
- ^ Syun Tutiya' Home Page